民生西路にある老舗の洋食屋さんに行ってきました。前々から行ってみたいと思っていたのですが実現の運びとなり、やった万歳、るんるんるん!
その洋食屋さんとは『波麗路』。“ボレロ”と読むそうです。1934年オープンという歴史あるレストランだとか。つうことは、もう70年以上も営業しているということなのですねぇ。いやはや。
一番人気はステーキ類なんだそうですが、この日私が注文したのは牛タンのステーキ。これはこのお店の隠れた人気メニューだという話だったので、オーダーしてみたところ、写真のようなジュウジュウの鉄板の上に牛舌が2枚、濃厚ソースが豪快にもどっさりかかって沸騰した状態で登場しました。とろんとろんに柔らかい牛タンをソースに絡め、付属のマスタードにつけていただくと、うん、なかなか乙なお味でした。
他にも牛肉のステーキセットとラム肉ステーキを注文してみました。牛肉ステーキは野菜などの付け合わせよりお肉のボリュームが感じられる盛りつけ、お味も少しビターなドミグラスソースがきいていて、懐古的な感じがしました。ラム肉(上の写真)はジェル状のペパーミントソースをつけていただくようになっていました。
びっくりしたのはプリンアラモード。娘のために頼んだのですが、これもフルーツがいっぱい飾ってあって迫力満点!写真でもわかるように、果物に埋もれてしまってプリンもバニラアイスクリームも見えましぇーん。台湾らしいなと思ったのは、グアバ、スターフルーツ、パパイヤなど、南国のフルーツで盛りつけられているところ。これだけでお腹いっぱいになりそうな。
食事を運ぶスタッフは全て男性、つまりウエイターさんでした。これも伝統なのかしらん。お客さんは家族連れも多かったのですが、年配のグループで、いかにも日本語ぺらぺらの、身なりを整えたおじいさんおばあさん達も目立ちました。後で聞いたのですが、40年ぐらい前はこの『波麗路』がよくお見合いの場所になっていたそうです。当時は単なるレストランではなく、特別な場所だったんですね。
『波麗路』の2,3軒左隣にも『波麗路』という洋食屋さんがありますが、これは本店のオーナーの身内がオープンしたお店なので、由緒正しい老舗ではないとのこと。入る際にはお間違いのないように!
データ:住所 台北市民生西路314号
営業時間 11:30~21:30