ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

酸菜(スワンツァイ)

2007-12-30 23:20:18 | 野菜、果物
      
 この漬け物、「酸菜(スワンツァイ)」といいます。日本の野沢菜漬けとか、高菜漬けみたいな感じです。

 この酸菜を使って台湾の主婦はいろいろな料理をします。よくあるのは、酸菜と豚肉の細切り炒め。酸菜を炒める時に、ちょっとお砂糖を入れるのがコツだそうです。また、お好みで唐辛子味噌などを最後に少し加えると、よりおいしさが増すとのことです。

 酸菜のスープもおいしいです。やはり、酸菜と豚肉の薄切りを使うことが多いそうです。

           
 それと、冬の寒い季節の鍋物として人気の高い「酸菜白肉鍋」にも使われます。白肉とは豚バラ肉を薄切りにしたもの。酸菜と豚肉の相性はすごくいいんですね。

 また、刈包(クワバオ)という台湾式ハンバーガーにも使われます。マントウタイプのパンに、豚の角煮、酸菜、ピーナッツの粉、香菜を挟んで食べると本当においしいです。

 このように酸菜は台湾の食卓には欠かせない漬け物の一つといってもいいでしょう。

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うまい麺屋「南川麺館」

2007-12-23 23:28:13 | レストラン、喫茶店、茶芸館
 引っ越ししてきたおうちの近所にはおいしいお店がたくさんあります。本格中華を食べさせるレストランや、B級グルメ、おしるこなどの甘いもの屋さんまで、いろいろ揃っていて嬉しい限り。

           
 中でもこの看板に誘われて一番に入ったお店が、はい、「南川麺館」です。「麺」という字は台湾式の漢字になっています。

      
 お店の扉を開けると、すぐに小菜を並べた棚が見えます。ピータン豆腐や、ブタの耳の千切り、鶏肉の蒸し煮、豆腐干のサラダなど、おなじみの台湾小菜が揃っています。指を指してほしいものを言うと、ベテランのおばちゃんが取ってくれて、どんなタレをかけるのかと聞いてくれます。

      
 お店の内装は木を使ったデザイン。イスもテーブルも木製です。メニューの札も木製で、古びた感じ。レトロ調なのか、本当に老舗で古いまじレトロなのか、とにかく懐かしい雰囲気が漂っています。

      
 まず注文したのはワンタン麺。ワンタンも麺もたっぷり入っていて、大満足!スープも出汁がきいていていいお味!ほんのりですが甘みが感じられる、コクのあるスープはいっぺんに気に入ってしまいました。

      
 そしても一つ、担々麺も注文しました。店員さんが「辛くしてもいいの?」と聞いたので、ハイお願いしますといったら、うん、なるほどピリリと刺激的な辛さがします。麺も絡みやすいようにということでしょうか、ワンタン麺のより細めです。

      
 担々麺をまぜまぜすると、はい、この通り。この絡み具合、すっごくいいでしょ?

 このほか、別の日には麻醤麺(マージャン麺)を食べてみたのですが、これもう~ん、濃厚なピーナッツ味噌が麺に絡むと、得も言われぬおいしさ。通い詰めちゃおうかしらと思わせる、魅惑的な麺屋さんなのであります!

 新店市中正路沿いにこの看板を見つけたら入ってみてください。

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自然派にお勧めのレストラン

2007-12-17 16:59:23 | レストラン、喫茶店、茶芸館
 先日宴会で使わせてもらったレストラン「三鱻食府」をちょっとご紹介します。

      

台北市の仁愛路から紹興南街のコーナーをぐるっと北に回ると、見えるのが黄色い看板に赤い字の「三鱻食府」。上海、浙江料理をメインにしたお店だそうです。

      

 入り口にはおいしそうなメニューの写真が展示してあります。見ているだけでよだれが出て来そう・・・。

      

 ここの看板メニューの一つは、なんといっても赤麹チャーハン!テーブルに出て来たとたん、お酒の匂いがぷ~んと漂うほど。だけど、お味はマイルド。ワイン色のヘルシーなチャーハンはちょっと他では食べられません。

      

 キャベツと干しエビの炒め物。エビのお味が出ていて、キャベツの歯ごたえもいいです。

           

 これも野菜とエビの炒め物。手前のは豆苗とエビの炒め物、奥のは山蘇という山菜と大きめの干しエビを炒めた物です。素材を活かしたおかずですね。

      

 これは豆腐鍋。なんとカレー味でした。カレーと豆腐が合うとは思っても見ませんでした。なかなかおもしろいマッチング!

      

 紅糟肉。味付けした豚肉をカリリと揚げたものです。これはとーってもおいしかったです!ちょうどいい味付けに箸が進みました。お皿に添えてある蒜苗(ニンニクネギ)と一緒に食べるのもグーですよ。このお店の看板メニューのようです。

      

 こちらは小籠包。と言っても普通の小籠包ではありません。‘蟹黄湯包’という蟹ミソ入りの小籠包です。これも看板メニュー。

      

 デザートは中華式。白木耳(白キクラゲ)と、ナツメ、クコの実が入った甘いデザート。お腹いっぱいでも入っちゃう、優しい甘さが嬉しいです。

 あとで知りましたが、このお店のシェフは許さんというその道では有名な方だそうです。許シェフの料理を味わいたいなら、この「三鱻食府」へお出かけください。

住所:台北市紹興南街15号1F
電話:(02)2327-8307
月曜日はお休みです

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台湾カフェの代表「春水堂」

2007-12-14 16:39:24 | レストラン、喫茶店、茶芸館
 台湾的カフェ「春水堂」に行かれたことはありますか?私も時々ちょっとお茶するのに訪れて、窓の外の景色を見ながら一息入れるお店であります。

           

 「春水堂」は台中に本店があり、今では台湾のいろいろな町でお店の経営が展開されています。台北にも光復北路沿いや南京東路沿いや、三越などのデパートの中にもに支店があります。写真のお店は南京東路沿いの「春水堂」。

      

 店内は明るく、中華式のインテリアで飾られています。木製のテーブルと椅子、ぬくもりのある照明、魚の泳ぐ池など、なかなかお洒落な造り。そのデザインには何かホッとさせるものが感じられ、かなりお気に入りです。

      

 席に着いたらメニューを見ながら何をいただこうかなーといつも考え込んじゃいます。結構ここのメニューって多いんですよね。決めたらペンでチェックして、先にカウンターへ行き料金を支払います。


      

 この日、一緒に行ったお友達が頼んだのはネギ入りの乾麺(汁なしそば)。ネギも豚バラ肉も大胆に入っています。よく混ぜ混ぜしていただきま~す!肉味噌がきいておいしい~。


      

 私が頼んだのはシイタケ入り肉味噌がドサッと載った乾麺。よ~く混ぜて食べると、ああ、幸せ!!


           

 そして外せないのがこのパールミルクティー。なんたって「春水堂」がパールミルクティーの元祖のお店だそうですからね。

 おそばやトーストなどの軽食の他、様々なドリンク、お茶請けのお菓子なんかがあって、楽しい雰囲気のお店です。これで従業員のみなさんがもっと愛想よければ文句なしなのですがネ・・・。

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レンガ造りの「満楽門」

2007-12-07 23:20:42 | レストラン、喫茶店、茶芸館
 今回はレストランとしてもカフェとしてもなかなか雰囲気のよいお店「満楽門」をご紹介します。

      

 「満楽門」は中山北路沿い、中山市場の向かいにある、レンガ造りのレトロなお店。建物の歴史は古く、日本統治時代1901年(明治34年)に建てられたとのことです。建物のデザインに引きつけられますが、白く素敵なバルコニー風の欄干が可愛くお洒落でもあります。

           

 中に入ると1階は受付カウンターになっていて、客席は2階に。木の階段を上っていくと、セカンドフロアーはこんな感じ!大きくて高い白の柱がシックな店内のアクセントになっていますね。

      

 ふと上を見ると、3階にある手すりに楽器が飾ってありました。木の天井とうまくマッチしていて、エレガントな雰囲気もプラスしています。                                     
 お昼時だったのでランチを注文しましたが、ここのお店の看板はむしろアフタヌンティーのようです。ワッフルやドリンク類に定評があるみたいですよ。

 忙しがり屋のおばさん店員がせかせかと注文を取ってくれました。その割にはお料理を間違えたり、スプーンを運んでくるのを忘れたりと、オオボケをかましてくれましたが。もしかしたらこのおばさんはこのお店の看板娘なのかもしれません。

満楽門:住所:台北市長安西路2号
    電話:(02)-2581-6088
    月曜日はお休みだそうです

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