ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

亀丹温泉だ!

2010-05-28 23:30:57 | 温泉
 台南縣の奥深くにある亀丹温泉に行ってきました。この温泉は少し黒みがかった炭酸水素塩化ナトリウム泉です。


       
 亀丹温泉は楠西郷にある温泉地。とは言っても知る人の少ない温泉です。この温泉に浸かるには唯一温泉施設がある「亀丹休体験農園」に行くとよいとのことで行ってみました。
 アップルマンゴーで有名な玉井を経由し、南186号線を奥に入っていくと、ありました、ありました、温泉施設が見えてきましたよ~!


       
 この温泉民宿はご主人の頼さんが建てた宿ですが、温泉にもこだわりがあるようです。露天温泉ですので水着着用、水泳帽着用は守ってくださいね。


       
 こちらのお湯はちょっと熱め。お湯の状態も頼さんが細かくチェックしていました。


       
 中ほどのお湯はちょうどいいくらいの湯加減でした。


       
 一番奥のお湯は少しぬるめ。子どもが喜ぶような温度でした。


       
 スパコーナーはお湯ではなくて水。夏場はこっちがいいでしょうね。


       
 一番奥の所も水のお風呂でした。こっちは屋根からシャワーの水が出てくる仕組みになっています。こういう幾つものお風呂を個人的に造られたのは大変だったと思います。


       
 温泉だけじゃなく農園にも力を入れている宿で、敷地内にはたくさんの果樹が植わっています。こちらはマンゴー畑。まだ実がなっていない時期でした。ちょうどマンゴーのお花が咲いていました。


       
 他にも楊桃(スターフルーツ)畑もありました。こちらでは実がなっていたのでもいでもらっていただきました。


       
 お部屋は二人部屋に泊まりました。3人で泊まったので布団をもう一組入れてもらいました。正直に言うとお部屋はあまりよいとは言えませんでした。部屋にゴミ箱はないし、ドライヤーは置いてないし、ハンガーもついてないし、お湯はかなり長い間蛇口から出しっぱなしにしないと出てこないし・・・。
 でもね・・・・・

 ご主人がこの温泉民宿を造ったのは今から8年前のこと。ところが、その翌年と翌々年に台風でもって洪水に見舞われ、床上浸水はするわ、温泉施設は流木で壊されるわ、さんざんな目にあったそうです。でもまたがんばって建て直してきたということです。去年の88水災でも床上浸水したけど、消毒したり壊れた箇所を直したりしてすぐに民宿を再開したのだとか。そりゃそりゃ大変だったでしょうに。頼さんの情熱に打たれましたよ。

 またご主人の頼さんとそのご家族に親切にしていただきました。宿をチェックアウトした日は大雨だったんですが、バイクで旅していた我々に濡れたら気の毒だと、リュックやかばんを覆うビニール袋をくださったり、果樹園の果物を多めにくださったりと、本当にお世話になりました。ご主人、本当にありがとうございました!!

亀丹温泉への行き方:台南から興南客運バスで玉井まで。玉井に着いたら電話で連絡してもらえば、頼さんが車で迎えに行きますよ!ということでした。

亀丹休体験農園のサイトはこちらです(中文)。

住所:台南縣楠西郷亀丹村59-6
電話:(06)5746989
ご主人は頼金瑞さんです!

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新化老街

2010-05-25 23:03:14 | 町を訪ねて
       
 台南縣の新化という町を訪ねました。と言っても、ちらっと老街を見て通り過ぎただけなんですが・・・
 でも、ここの老街の雰囲気もステキだったので、写真で紹介したいと思います。


       
 新化の中山路、中正路一帯には1921年(大正10年)に建てられた町並みが残っています。


       
 白っぽいバロック風の建物がずらっと並んでいる姿は美しいですね。女兒牆と言われる屋根の飾りも凝っています。看板もデザイン、形が同じに作られていて、同じ高さに揃えてありますね。


             
 こちらのお宅は女兒牆が綺麗です。てっぺんに羽ばたく鳥がのっています。


             
 こちらはバルコニーが素晴らしいですね。建物上部の彫刻もよく見ると凝っています。今では布屋さんになっているようですね。


       
 こうやって古き良き建物を保存している様子を見ると、ホッとするのは何故でしょう?いつまでもこの老街に人が住み続けてくれますようにと思います。


       
 この並びも老街です。木造の窓枠と、建物上部にある丸窓が興味深いです。


       
 こちらは「新化老街」という文字がありますが、実はこれ、市場の建物でした。


             
 中山路の老街で見かけた円柱です。かけてある金色の看板も素敵なデザインです。


       
 同じ通りでも建物の種類が違いますね。こういう何気ない発見も町歩きの面白さです。


       
 中正路と忠孝路のコーナーに一際古い建物を発見!「街役場」という文字が入り口の上にありますが、実はここ、レストランなんです!昔は本当に町役場として使われていた建物のようです。1934年に造られた建物だそうです。このお店に入って食事したかったんですが、お昼を食べたばかりだったので残念ながら外から見るだけとなりました。

新化への行き方:台南よりバスで

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MRT新北投線の電車

2010-05-20 22:42:06 | 生活に関する話題
       
 台北のMRT北投駅から新北投駅へと伸びる単線には、今こんな列車が走っています。電車の車体にかわいい絵が描かれていて、オッと目を惹きます。緑の車輌もありますが・・・


       
 オレンジ色の車輌もあります~。


       
 オレンジ色の車輌には北投らしく、温泉の絵が描かれていますね。この温泉の絵、ちょっと日本っぽいですよねえ。頭にタオルを載せているところや、お酒を飲みながら温泉っていうところなんか・・・


       
 さて、電車の中はこんなふうになっていました。薄型テレビのような機械で、北投を紹介していました。


       
 こちら側にもテレビが備え付けてありました。テレビの周りが木々のパネルになっていて、電車の中じゃないように見えますね。


       
 こちらは座席の前にあるお風呂桶・・・じゃなくて風呂桶の形になっている機械です。これも北投の観光案内が映し出されるようになっています。


       
 新北投行きのホームにはこんなふうに賑やかになっています。最近台湾では観光に更に力を入れるようになってきたのですが、ここ北投温泉もいろいろなサービスでアピールしているようですね。

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台南市西門圓環界隈

2010-05-16 23:36:11 | 町を訪ねて
       
 台南市の西門圓環界隈のレポートです!この辺りで一番目立つのは何といっても赤崁楼でしょう。赤崁楼についてはこちらをどうぞ


       
 赤崁楼の西隣には台南で有名な担仔麺のお店「度小月」の支店があります。(写真は中正路のお店です)


       
 おろしにんにくが隠し味となっているこのお店の担仔麺はコクがあって美味しいので、台南に来るとどうしても食べてしまいます。


             
 民族路を挟んで赤崁楼の向かいには行列のできるお店がありました。なんとここは冬瓜茶のお店。「義豊冬瓜茶」は100年の歴史を持つ老舗だとか。冬瓜茶の種類も何種類もありますのでお好みのものをどうぞ!


       
 冬瓜茶のお店の隣には祀天武廟というお寺がありました。明鄭時代に建立され、国家一級古蹟に指定されたお寺だそうです。


             
 こちらは開基武廟。1669年に建立された三級古蹟のお寺です。


             
 ここは大天后宮の境内です。こちらは国家一級古蹟になっています。このお寺の石柱などには鮮やかな彫刻が施されていました。


       
 大天后宮の奥の庭には、石の飾りが数点設置されていました。大きな水晶には参拝客が皆タッチしていたので、私達も触ってみました。御利益があるようです。


             
 成功路と自強街の角には国家二級古蹟に指定されている開基天后宮があります。台南市で最も早い時期に媽祖の神様を祀ったお寺だということです。

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台南名物「虱目魚粥」のお店

2010-05-10 23:07:24 | レストラン、喫茶店、茶芸館
 台南にはおいしい名物がたくさんありますが、その一つに「虱目魚粥」というのがあります。虱目魚というのはガイドブックなどでは“ミルクフィッシュ”と紹介されていますが、要するに白身の淡水魚。それがお粥の中に入っているのが虱目魚粥です。台南市では人気の食べ物で、あちこちに虱目魚粥のお店がありますが、その中でもイチオシのお店「阿憨鹹粥」をご紹介します。


             
 お店は公園南路と忠義路三段の角に面しています。ほら、この看板が目印ですよ~!!


       
 プレハブの建物の中にテーブルと椅子がたくさん並べられていて、お客さんが入れ替わり立ち替わり訪れます。すっごく繁盛しています。
 お店の前にはお粥を作っている屋台があり、おばさん達が忙しそうに器にお粥を注いでいました。


       
 早速、私達も注文してみました。まずは何といってもこのお店自慢の虱目魚粥!!お椀の中に大きく切った虱目魚が入っています。ダイナミックでおいしそう~!香菜も散らしてありますね。お粥といってもごはんは糊状ではなく、お粥というよりお茶漬けみたいな感じです。サラサラッとしていて食べやすい~!!


        
 それから鹹粥も頼んでみました。鹹粥を食べているお客さんは油條(揚げパン)も一緒に注文している人が多かったので、私も真似をしてみました。お粥の汁に油條をつけて食べると、また違った味わいがして美味でございます~!

 是非このお店で虱目魚粥を味わってみてくださいね!

阿憨鹹粥:台南市北区公園南路169号
     営業時間は6:30~22:00 毎月3日と17日はお休み

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台南市の赤い城

2010-05-06 23:22:14 | お勧めスポット
 台南市のシンボルとも言える赤崁楼に行ってきました。もともと1653年にオランダ人が建てた「プロビンティア」というお城だったのですが、台湾の人々は「赤崁楼」「紅毛楼」などと呼んでいたそうです。現在は国家一級古蹟となっています。


       
 まず、正面の門から入るとその敷地が広いことがわかります。建物の手前には手入れの行き届いた緑の庭園が広がっていました。


       
 正面にはこんな石碑が9つ建っています。亀の背中の上に載った石碑が並ぶ様は迫力があります。


       
 手前の二階建ての建物「海神廟」に入り、二階に上がってみました。そこから外を見ると屋根瓦がよく観察できます。屋根の四隅にはこんな魚の彫刻が施されており、魚の口から海の波しぶきが上がっているようなデザインになっています。なんとも面白いですね。


             
 他にも興味深いデザインがありました。1階の壁にこんな形の入り口がありました。花瓶のような形ですね。上部にはウサギが描かれています。


       
 海神廟とその奥の「文昌閣」の間には半月型の井戸があります。これはオランダ人が最初にこの城を建てた時に作ったものだそうで、非常口として使われていたとも伝えられています。


       
 二階には片足をピョンと上げた学問の神様「魁星爺」がいらっしゃいました。このおそ松くんがするようなシェーッのポーズはふざけているのではなく、“鬼”という漢字を形作っているのだそうです。左手にペン、右手に筆、右足で伝説の海亀を踏んづけている面白いポーズになっています。


       
 文昌閣の後ろには城の遺跡がありました。この何重にも積んだ煉瓦がすごいですね。このお城の基礎がしっかりしていることが伺えます。


       
 外側に出てみると、こんな大きな出口のような所がありました。ここも非常口だったと思われます。


       
 赤崁楼の前には鄭成功に降伏するオランダ人の像が建っていました。赤崁楼は華人が外国人から独立を勝ち取ったシンボル的存在なのですね。

赤崁楼:台南市民族路二段212号
    入場料:大人50元、子供25元
    一度赤崁楼を出てしまっても、出る前に手にはんこを押してもらったら、その日のうちなら再入場できます。

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