ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

台南知事官邸

2017-08-20 23:42:26 | お勧めスポット
    
 記事のアップが大幅に遅れております。2月に行ってきた台南の知事官邸なのですが、今頃投稿するカメ速度、どうかご容赦ください。



 はい、こちらが官邸の建物。現在はもちろん官邸ではありませんで、お土産物を売っていたり、カフェなどが併設されていたりしていますが、その昔官邸として使用されていた当時に使われていた調度品なども残されていて、展示されております。


    
 こちらがその入り口の扉です。


    
 入り口からすぐに二階へと上がりました。


    
 見上げると天井にはこのようなシャンデリアが・・・なんとも優雅な。


    
 と、そこには今も残されている上棟式の時の記録!ちゃんと木製の板に刻まれているのですねえ。



 そしてもう一つ説明書きが。この木製の板に書かれた上棟式の覚書って「棟札」っていうんですか!復刻品だということも添えてありました。


    
 古きよきタンス。今の時代でも好まれるデザインです。



 更に奥に進んでいくと、椅子と小さなテーブルがありました。テーブルの上には若き日の昭和天皇と皇太后様のお写真がありました。



 ここは執務室だったんでしょうかねえ。



 おや?向こうに見えるは、どこかで見かけたような方がパネルになっていますが・・・・・


    
 なんとびっくり!若き日の昭和天皇ではないですか!しかもお客さんは皆、このパネルと一緒に記念写真なんか楽しそうに撮っています!!!かく言う私めもいっしょに写真撮っちゃいました。こーーーんなこと、日本ではまずできませんぜ!天皇をパネルにしちゃうなんてありえないし、また天皇のパネルと気軽に写真撮影なんて、ライトな団体の方々が黙っちゃいないでしょうな。失礼千万!!ということで。しかし、ここは台湾。なんでもできちゃうところが台湾なんです。
 昭和天皇が台湾南部に来られた折は、この官邸にお住まいになったとのことです。



 外の廊下にも出られますよ~。凹凸を生かしたデザインとレンガの柱が優雅です。



 お土産屋さんにはメイドイン台湾の商品がたくさん!



 年代物の椅子とタンスがありました。


    
 一階のカフェでちょっと一休み。暑かったので水果茶をいただきました。



 カフェラテも注文。テラス席で飲むお茶は最高。


    
 クリームブリュレもいただいて、知事官邸一巡りの午後を締めくくりました。

台南縣知事官邸:台南市東區衛民街1號 電話(06)703-5353

楽しいレトロ空間、林百貨

2017-07-17 16:44:28 | お勧めスポット
    
 ようやく念願が叶い、台南市の林デパート(林百貨)へ行ってきました!入場制限があるとのことなので、開店時間ジャストに入りましたよ~!


    
 すみません、時は約半年前のこと、ブログアップが大変遅くなりました・・・・・



 中に入ってみると、白い円柱、木造ベースのデザインに、さすが林デパートだと思いましたね。



 所々に配置されているレトロな演出もグー!



 商品の並べ方も面白いです。



 林デパートで販売されているものは、どれもメイドイン台湾&台湾産!作品はすべて台湾のデザイナーによるものです。


    
 さて、林デパートで人気のものはこのレトロなエレベーター!



 見てみて!この感じ!現代のデパートにはないレトロ感覚が逆に楽しいですね。


    
 5階建てのデパートなので、最上階は5階。エレベーターは5階まで直通です。日本語でも説明書きがありますよ。人数制限があって5人までしか乗れないので、エレベーターに乗るのも並ぶんです。


   
 5階に着いたら、その足で屋上に行ってみましょう。屋上にも商店がありますが・・・ここの目玉は・・・・・


    
 はい、これです、屋上神社の跡です。


    
 日本語でも説明がありますが、すみません、写真の撮り方が悪くて、読めない箇所がありますね。


    
 屋上から繋がるこの扉の奥は、例のエレベーターの操作室。


    
 屋上にはポストもありますから、ここで絵葉書でも買って書いてから、投函するのもオツなもの。屋上には戦争の爪痕も色濃く残っています。刺さるように置いてあるのは落下物でしょうか。



 5階の壁にも弾痕がたくさん残されています。


    
 林デパートには素敵なカフェもあります。窓、床、テーブルはレトロ感を意識したデザイン。



 ここでちょっとお茶して休憩なんてのもいいですね。


    
 日本食レストランもありますよ。



 台南のお土産もたくさん売ってます。



 踊り場には映画の宣伝も。


    
 階下へ向かう階段の壁には、大きな柱時計がありました。


    
 階段の壁面にはレトロな丸窓。



 普通の現代のデパートとはかなり違った趣に、一つ一つの商品をくまなくチェックしたくなります。



 台湾レースのお店もクラシックでかわいいですよ。


    
 林デパートの初代エレベーターも展示されています。わああ、すごい年季!

林百貨:台南市忠義路二段63号 営業時間:11:00~22:00 年中無休

成功大学の榕園

2017-06-09 21:50:29 | お勧めスポット

 台南の名門大学、成功大学へ行ってみました。北側の門から入ったのですが、門にはほら、この通り素晴らしい書体で「成功大学」の文字!



 ほほう~、ここが有名な成功大学の学び舎、キャンパスなんですねえ。校舎もレンガ造りで素敵じゃありませんか!



 それにしても、大学の庭の広いこと。しかも、緑が多く、こういった大きな木がたくさん植えてあります。



 はい、そうなんです、ここは成功大学の「榕園」と呼ばれている庭園なんです。



 ふむふむ、説明によると、この庭はみんなが大好きな憩いの場であり、どの樹木も大切に育てられている様子。


    
 このような樹齢の長そうなガジュマルの木が榕園の目玉なんですが・・・・・



 ひときわこんもりとした輪郭を作っているガジュマルが目を引きます。いいフォルムだわあ~。このー木何の木、気になる木♪~なんて歌がありましたが、そのコマーシャルに出てきた木にそっくりです。よく見ると、この木にだけ囲いがしてあります。



 この木のそばに行くと、説明書きがありました。中国語、英語、日本語による説明があります。



 日本語の説明をアップにしてみました。これでおわかりでしょうが、この木は昭和天皇が皇太子だった頃の、お手植えの木なのです!!!1923年に植えられたとのこと。



 昭和天皇お手植えの木の隣にも、同じような木があります。木の下にはベンチもありますねえ。みんなが集まる木ですねえ。



 ばらばらになっちゃいそうになってる木もありました。もしかして、これが台風で瀕死状態になった木でしょうか。



 1本道を隔てた場所は、また違った趣の庭園になっていました。



 小西門と呼ばれている台湾府城門の一つです。かつてのお城の門がまだこうやって残っていて、しかも大学内でまだ使われているっていうのが大きな魅力です。ていうか、成功大学の敷地はもともとはお城だったんですね。お城の中で勉強してるって思ったら、いい気分になるんじゃないでしょうか?


    
 なんと大砲もありました。大学の庭に昔の大砲があるって、面白いですね。


    
 門の外に出て、外側から写真を撮りました。この門をくぐって通学するのって、雰囲気いいなあ~。

成功大学:台南市東區大學路1號 

王功の港で牡蠣運搬車に乗ろう~!!

2017-04-16 21:10:12 | お勧めスポット
 前回行った彰化の港王功に再び行きました。(前回の王功レポートはこちらで
 しかし、今回は大勢の知人たちとともに、牡蠣運搬車に乗って潮干狩り&焼き牡蠣体験コースに参加しました~。



 まずは全員お寺に集合します。海に出て潮干狩りするので、帽子、マスク、短パンは予め準備しておくように言われましたので、皆さんトイレや物陰に隠れて着替えました。


    
 靴は牡蠣運搬車ツアーの事務局の方が準備してくれます。足のサイズをここで計って選びます。



 こんな靴でーす!これなら海水に浸かってもだいじょうぶ。



 この日お世話になったガイドのおじさんです。ほとんど台湾語だったから、私だけちょっとわからなかったな・・・・・


    
 出発前にパンフレットが配られ、しばし牡蠣について知識をお勉強。



 さて、本日お世話になる牡蠣運搬車です~。繁忙期以外にも運搬車を活用させようと、観光客を乗せることを思いついた人は頭いいですね!



 乗車中は砂が飛んでくるので、このように帽子をかぶったり、スカーフで頭や顔を覆ってください。



 では荷台に乗り込んで、出発を待ちましょう。


    
 牛車も一台用意していただきました。牛くん、お世話になります。


    
 海への道を牡蠣運搬車はのんびり走っていきます。途中で牛車を追い越しました。


    
 牛くん、重い荷台を引っ張って大変そうです。なんせ6人乗りの荷台を引いているんですから。


    
 おーい、ゆっくりおいで~。



 陸へ戻ってくる牡蠣運搬車とすれ違いました。



 潮の香りが吹き抜ける道。



 10分ほどで潮干狩りポイントに到着です。



 牛くんもお疲れさまでした。重かったねえ・・・



 よしよし・・・・頑張った牛くんと記念撮影。



 さすが牡蠣どころの彰化の海!牡蠣棚がた~くさん!!



 現在干潮タイムですが、満潮になると、このあたりは海水がどっと増えます。



 牡蠣棚を見ながら、おいしい牡蠣の味を想像すると思わずよだれが・・・・



 それでは貝探し開始~!熊手を片手に必死で掘ります、掘ります!でも、そう簡単に見つからないのねぇ・・・・・



 ようやく数個貝を見つけて終了にしました。一生懸命砂地を掘ったら、おなかがすいてきました。おじさんたちに焼き牡蠣の準備をしていただきます。



 炭火の日の上に牡蠣を乗っける用意~~~


    
 おじさんたちが次々焼いてくれます。



 焼けたらおじさんが身を紙コップの中に入れてくれました。いただきます~。潮の香りが強くて、うまし!



 牡蠣を食べたら次はゲームです。長い竹の棒を一人1本持つように指示されました。



 よーい、ドンの合図で、竹の棒を地面に突き刺し、どれくらい深く刺せるか競争だーい!



 これがけっこう大変!すごく力がいるんです!みんなヘトヘトになりました~。


    
 ゲームをしたら今日のツアーはお開きです。また、牡蠣運搬車に乗ってお寺に戻ります。皆様、お疲れさまでした~。

(注意)
牡蠣運搬車ツアー申込は予約が必要です。こちらの彰化縣農漁牧創意協會に申し込んでください(中国語)

軍艦ですよ~

2017-03-20 21:12:19 | お勧めスポット

 台南は安平の入り江にジャジャーンと姿を現したのは、でっかいお船!ていうか、軍艦じゃあありませんか!何年か前に来た時にはなかったんですが、今は何故か存在しています!


    
 もちろん観光用ですので、50元の切符を買ったら入れるんです。実はこれ、元アメリカの駆逐艦なんだそうで・・・徳陽艦と言われています。


    
 入ってみると、確かに船ですねえ。



 こういうの、男の人は好きなんだろうな~。


    
 デッキに上がってみたら、風が心地いいです。


    
 おおお、大砲ですよ~。大砲の先には台湾のマークがついてますね。


    
 大勢のお客さんが記念撮影をしています。これって煙突なんでしょうか?


    
 艦首の部分もでっかいですよ!


    
 さすが軍艦、迫力があります。


    
 備え付けの救命ボートでしょうか。



 操舵室の窓から覗くと、こんな感じ。


    
 艦首には旗が掲げられています。



 操舵室は大人気!


    
 操舵室内の特等席。イエーイ!


  
 レーダーのようなものの下方には、旗が連なって翻っていましたが、国際手旗信号の説明が書いてあり、お客さんたちは真似をしていました。



 旗にもいろいろな意味があるんですねえ。


    
 いかりの説明がありましたが、本物は見当たらず・・・


    
 お客さんはどんどん増えてきます。



 軍艦のすぐ前ではライブが行われていました。

徳陽艦:台南市安平區安億路121號のそば 営業時間:10:00~17:40 月曜休み

淡水、福佑宮の横の階段アート

2017-03-06 21:05:48 | お勧めスポット

 久しぶりにやってきました、淡水です。ちょっと来ない間に、駅の改札がこんなに全ピンクになってるなんて・・・・・



 本日のお目当てはこちら。住所にすると、この場所なのです。


    
 福佑宮というお寺の壁にこんな張り紙が・・・・・3D色彩画階段って、何でしょう。


    
 道なりに行くと、「酔っ払い注意」の標識。バーの店先にはこんなユーモアあふれる標識がありますが、今回の目的地はこの奧なんです。


    
 おおおお、見えてきました~、階段に絵が描いてある~!!


    
 うわああ、いろいろな色で描かれていて、きれいです~!


    
 特に、この枕木みたいな、橋みたいなの、面白い~!


    
 上の階段ともつながっていて、素敵ですね。


    
 ほら、こうやってみると、橋を渡っているみたいでしょ!!



 地面だけじゃなく、壁面にも力作がありますよ~。うわーーーー、迫力満点のドラゴンだあ!


    
 媽祖様もらっしゃいますよ~。



 淡水といえば夕日が有名。夕日に輝く淡水河に浮かぶ船でしょうか。



 こちらの壁画などは芸術性高いですねえ。



 階段を利用して、夕日が長く遠く輝いている様子が描かれています。



 もう一段上の階段からは滝が流れ落ちているように見える絵が・・・・・


    
 でも、この階段を下から見上げると、赤レンガの建物が見える仕組みになっています。


    
 斜め上から見ると、こんな感じです。魚も泳いでいますね。



 この水は船が浮かぶ淡水河につながっているんですね。



 迫力ある魚の滝登りも描かれています!!


    
 よく見ると、赤レンガの建物は階段の縦麵に描かれていますが、横の平面は碧っぽい色使いです。



 緑の部分は動物の世界でした!


    
 ミーアキャットもいます!かわいい~。


    
 色彩階段の一番てっぺんから淡水河のほうを見ると、福佑宮の屋根の上に立っている神様が、淡水河を見ていました。


    
 この階段辺りは古い建物も混在しています。



 でも、昨今、アートなエリアに生まれ変わろうとしている感じがしました。ほら、所々にこんな絵が・・・・・



 男の子がジャンプ!


    
 変わりゆく淡水を感じることができました。




安平の夕遊出張所

2017-02-28 20:45:06 | お勧めスポット

 台南の安平にこういった木造家屋らしき建物がありまして・・・



 その門扉には「夕遊出張所」とあります。遊ぶという文字と、出張という仕事っぽい単語がごちゃ混ぜになっているので、いったいどういった所なのかと気になって入ってみますと・・・・・



 日本っぽい造りのおうちです。


    
 手水場がありましたが、四角い白いものは塩なのでした。塩で手を洗いましょうってことみたいです。



 あれ、中に入ってこんなもの見っけ!畳に、鏡餅に、日本酒ときたら日本を意識している場所のようです。



 中央には色とりどりの物体が!!!



 いったい何かと思ったら、色づけした塩でした。つまり、ここは日本統治時代、台湾総督府専売局台南支部で、塩部門の事務所だったということだそうです。



 色付けされた365個の塩が陳列されていて、自分の誕生日の塩を見つけるのが楽しいです~。あ、ちなみに「夕遊」を中国語ではシーヨウというのですが、日本語のシオから来たというわけです。というわけで、ここは今では塩関係の展示館となっているのでした。



 塩が入った花形の印鑑もありますよ~。


    
 花形印鑑のデザインは、押してみるとこんな感じです。


    
 塩入りソフトクリームも販売しています~。


    
 庭には2本の背の高い木が・・・・・


    
 夫婦の木なんだそうです。大正11年に植えられたんだそうで、百年近くここに立っているという説明がありました。


    
 そんなわけで、入り口付近にも古い大木にたくさんのお札が吊り下げられていました。よく見ると、ハート形のお札もあります。恋愛成就、結婚成就、夫婦円満の言葉の書かれたお札でした。

夕遊出張所:台南市安平区古堡街196號 電話(06)391-1088
      営業時間は11:00~19:00(土日は10:00~20:00)
 

孫運璿科技・人文紀念館

2017-01-17 20:22:27 | お勧めスポット

 台北MRTの中正紀念堂駅のほど近くに、新しい紀念館がオープンしていたので、ちょっと見学してみました。



 その名も孫運璿科技・人文紀念館。


    
 入り口には在りし日の孫運璿氏を描いた絵が飾られていましたが、そもそも孫運璿ってどなた?



 説明を読むと、なんとなくわかりました。台湾の科学技術者であり、高級技官であった方のようです。



 展示室には展示品以外に、映像、音声ナビなどの資料が設置されていました。


    
 現代的な展示方法も多く取り入れられています。


    
 台湾科学技術の生みの親、科学技術の礎を築いた人物のようです。


    
 紀念館は孫運璿氏の自宅だった住居で、日本式建築と洋風建築のふたつを取り入れた設計になっています。そのつなぎ目が、この廊下の突き当り。



 来賓と接見する部屋はかなり広く、
 2006年に亡くなるまで、この住宅で過ごしたそうです。使われていた机と椅子、そして晩年に使っていたのであろう分厚いルーペ。


    
 脳溢血で体が不自由になってからは、この車椅子で活動していたそうです。



 来賓と接見する部屋はかなり大きく、できるだけそのままを再現したあるそうです。



 2階には図書室もありました。



 住宅の裏手は庭になっていてけっこう広く、住居の外観が見て取れます。



 屋根の瓦や窓などを見ると、日本風なのがわかります。



 同じ敷地にもう一つ別の建物がありますが、こちらはレストランになっています。



 こちらでランチをいただきました。

孫運璿科技・人文紀念館:台北市重慶南路二段6巷10號 10:00~17:00 月曜休館

孫運璿氏について詳しく知りたい方はこちらのWikipedia でどうぞ。
 





 

錦安里の日式宿舎群

2017-01-13 22:20:21 | お勧めスポット

 金山南路二段の東側に築70年以上経った日本式住居群があります。それらがもう古くなってきたので、現在修理中となっています。今後もこのエリアを保存する予定なのでしょう。



 確かにこの辺りだけ古ぼて、廃屋となった木造建築の建物が連なっています。


    
 「錦安日式宿舎群落」というパネルが貼ってありました。日本統治時代、ここは日本政府の山林課の職員宿舎だったとのこと。



 廃屋となったこの宿舎群も、内部の保存状態は良好なんだそうです。中へは立ち入り禁止になっているので、外から中の様子は窺い知れないのですが・・・



 ここの宿舎の造りは切妻屋根のヒノキ造りであり、なかなか生活の知恵があふれたものらしく、保存価値があるという説明が書かれていました。雨水を集める工夫や、テラスの造りなどに注目が集まっているとのこと・・・



 庭木は伸びるだけ伸び、外壁のレンガも崩れつつありますが・・・・・



 工夫が凝らされた造りであることから、保存されるというのは、日本人としては嬉しいものがあります。宿舎の建物の特徴について、詳しく説明がされています。


    
 説明によると、2010年からこのエリアの保存活動が始まったようですね。


    
 雨水を濾過していた工夫についての説明でしょうか。


    
 このエリアにすっくと立っている台湾の油杉。国宝級の樹木なんですって!!



 保存活動、うまくいきますようにと思います。



 このエリアから金山南路を隔てた向かい側に、「齋東詩舎」という建物がありました。



 しばらくの間修理中だったのですが、きれいになっていました。



 こちらが入り口。入ってみましょう。



 日本家屋ですねえ。木の廊下や障子タイプのドアの模様など、日本式を意識しています。



 日本統治時代は官舎だったのですが、その後国民党も政府の高官の宿舎として1992年まで使用していたようです。そのあとは、台湾文学の展示スポットとして活用することになったそうです。というわけで文学関係の資料が展示されています。



 大変落ち着いた静かな館内です。



 当時の建物に近づけて修復されたのがうかがえます。



 この八角形の窓なんか、ノスタルジーが漂っていますねえ。



 外観も完全に日本のうちですな。



 あ、さっきの八角形の窓、外から見たらこんな風なんだ!



 庭石なんかも日本式を意識しているのかな。



 敷地は意外と広く、芝生の庭もあります。



 「斎東詩舎」の隣には、このエリアの雰囲気に合わせた造りの喫茶店もあります~。

錦安日式宿舎群落:金山南路二段203巷あたり。MRT東門駅から南へ徒歩10分程度

仁安医院は今も病院ですが、診療はしていません。

2016-12-13 21:06:46 | お勧めスポット
    
 台北市の延平北路二段と涼州街の交差する場所に「仁安医院」という病院があります。この通り、古めかしい表札も表に出ています。



 しかし、現在は診療しておらず、見学スポットとして一般に公開されています。



 というわけで、当時使われていた医療道具や、机、棚などがそのまま展示されています。以前使われていた薬を入れる瓶!!なんだかノスタルジックですね。


    
 壁に説明書がかけてありました。ここは日本統治時代の1926年に、柯謙諒という医師によって設立された西洋式の診療所だったそうで、当時は台湾人が開業した医療施設は少なかったらしく、この診療所は時代的な意義が深いとのこと。
 当時の貴重な写真もありました。柯謙諒医師と、この診療所で働いていたスタッフなんでしょうね。


    
 ドアを見ると、昔の造りであることがわかります。


    
 当時使われていた手術台と、手術道具を置くワゴン。年季が感じられます。



 手術台の上の照明。基本的には今のものとそう変わらないのかも・・・・・



 ちゃんとレントゲンの設備もあったようです。



 一階の柱の上部には、こんなデザインが施されていました。白菜の葉でしょうか?


    
 二階のお部屋。院長室だったのでしょうか。当時の資料も展示されています。


    
 椅子や戸棚などの家具に時代を感じますね。


    
 窓は上下に開く、昔の造り。


    
 古くはなっていますが、ドアのデザインも素敵です。


    
 先生が使っていたピンセットや、名前を書いた札、かばん、帽子なんかもちゃんと保存されているんですね~。


    
 建物は二階建て。当時としては規模の大きな診療所だったのだと思われます。


    
 台北市の中でも古い建物が残っている大稲珵エリアにあるので、街歩きのついでに寄りたいスポットです。



 外観はこんな感じ。バロック式の建物がよろしいですね。