ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

乾麺(追加記事あり)

2017-01-15 21:52:09 | 台湾B級グルメ

 ガンミエンと言います。乾いた麺、つまり汁なしそばのことなんですが、汁なしと言っても、まったく汁気がないのではありませぬ。お汁はやっぱりほんの少しありますので、食べにくいということはないです。
 台湾に来てからこの乾麺が大いに気に入ってるのですが、それはバリエーションがいろいろあるからなんです。例えば、上の写真はお気に入りの「和風乾麵」で説明しますと、麺は台南関廟産のものを使っていて、豚肉も柔らかい薄切り、薄焼き玉子も千切りニンジンも歯ごたえよく、意外と凝っています。味のする汁気は下のほうに沈んでいますので、食べる前によく混ぜ混ぜします。



 街角のこの小さいお店の乾麺でした。(聞香道乾麵館 台北市八徳路三段155巷19号)



 普通、乾麺はこの写真のような感じです。肉そぼろともやし、パクチーなんかがのっています。これは臨江街夜市で食べた乾麺。



 うちの近所の麺屋さんで食べた乾麺です。太くて分厚いきしめんのような麺の上に、そぼろ肉と葉物野菜、かまぼこ、茹で豚肉のスライスがのっていました。また、ポーチドエッグも一番上にトッピングされていましたが、台湾の乾麺にこのような玉子がのっているのは珍しいです。

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牡蠣そうめん

2016-07-25 21:23:11 | 台湾B級グルメ

 台湾のB級グルメの中で大好きなものの一つに「うあみそあん」があります。牡蠣そうめんのことです。この写真がその「うあみそあん」(台湾語)です。
 牡蠣そうめんを売るお店や屋台が台湾にはたくさんありますので、食べたことがある方も多いと思います。
 麺は日本のそうめんとほぼ同じようなのですが、汁とそのお味がちょっと独特です。かつお節ベースのお出汁でとった、とろみのついたスープがまたおいしいんです!



 一枚目の写真はMRT圓山駅の近くのお店で食べたものですが、こちらの写真はウチのすぐ近くにある屋台で買って、テイクアウトしたものです。
 「うあみそあん」の具は大体決まっています。小粒の牡蠣、モツ、トッピングのパクチーはたいてい入っていますが、この近所で買ったものには魚の練り物が入っています。家族みんなこの牡蠣そうめんが好きなので、時々買ってくるのですが、割とすぐ売り切れてしまいますので、早めに買いに行かなくてはなりません。
 お好みで唐辛子ダレや黒酢を入れてもグーですよ!

ライスプリンではなくて、「わっくぇ」です

2016-01-27 21:29:12 | 台湾B級グルメ

 時々お邪魔しているお店「王記」は、台湾でも有名なチェーン店。台湾の人気メニューを提供しているお店です。これはとある日のランチ。右側が大根とツミレのスープ。そして、注目していただきたいのが左側。なんだかわかります?



 これ、日本語のメニューでは「ライスプリン」とありますが、西洋のライスプディングとは別物。れっきとした台湾B級グルメの一つ、台湾の人が普段よく食べているものなんです。漢字では「碗粿」と書きます。これは中国大陸の食べ物ではなく台湾の食べ物なので、北京語じゃなくて台湾語(閩南語)で発音するのが一般的。台湾語では「わっくぇ」と言います。
 食事とまではいかなくても、ちょっと小腹が空いたときに食べるようなものでしょうか。
 材料は米ともち米をすりつぶしたものに、味をつけた豚肉やしいたけ、小エビなどの具を入れて蒸しあげたものです。それに甘じょっぱいタレをかけて香菜(パクチー)などをトッピングして食べます。ですから、ライスプリンというようなデザートのような感覚ではなく、日本人の感覚ではおなかが少し空いたときにちょっとたこ焼きを食べるというような感じでしょうか。



 お気に入りの台湾フードの一つです。

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三峡のソーセージ

2014-11-05 13:52:32 | 台湾B級グルメ

 新北市の三峡にソーセージ街があるんです!と言っても、7,8年前はなかったので、わりと最近そう呼ばれるようになったんだと思います。ソーセージ街の場所は110号線成福路と成福橋がある三叉路のあたり。この周辺にソーセージ屋が集まっていて、サイクリング愛好家の休憩地点になっていたりします。



 道路を挟んで向こう側にもソーセージのお店があります。



 テレビの番組でも紹介されたのか、このお店はそのときの写真がべたべたと貼ってありました。店員さんはひっきりなしにやって来るお客さんにソーセージを焼いていて大忙し。



 ソーセージの味付けもいろいろ。プレーン味に加え、唐辛子味、五香粉といわれる台湾調味料を振りかけた味、ニンニク味、黒胡椒味、赤麹味、コーリャン酒味と書いてありますね。他にも魚の卵が入ったソーセージや、鳩の肉、焼き豚肉なども販売しているようです。



 すみませ~ん、ニンニク味のを1本お願いしまーす!!


    
 うーん、おいしい!店先で立ち食いです。

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「米苔目」はいかが?

2008-02-01 15:38:26 | 台湾B級グルメ
      

 うどんのように見えるこの麺、これも台湾が誇る(?)B級グルメの一種「米苔目」です。「米」という字があるように米の粉からできています。ビーフンやベトナムのフォーの仲間とでも言ったらわかりやすいでしょうか。
 麺の太さはうどんよりも細めで、断面がまん丸。とても柔らかくてお口の中にふわふわ感が漂います。
 写真のように肉やニラ、モヤシなど野菜の入った汁そばにしていただくことが多いです。

 しかし、他にも食べ方があるんですよ。夏はデザートとして「米苔目」を冷たくしていただきます。上に甘い蜜をかけて食べたり、かき氷のトッピングにしたり、おやつにもなるそうです。

 「米苔目」の温かい食べ方と冷たい食べ方、是非どちらも試してみてください。

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寒い日の友、大湯圓

2008-01-09 15:00:37 | 台湾B級グルメ
 最近マイブームになっている「大湯圓」です。

      

 豚肉出汁ベースのスープに浮かぶ三つのお団子。お団子の中には豚挽肉の餡が入っています。白いお団子は日本のお餅のように粘りがあって、一口囓ると、かなり伸びるんです。
 スープにはニラや香菜、刻みセロリなどが入っていて、コクのあるお味。日本人にとってはちょっとお正月に食べるお雑煮に似ている感じがしますねぇ。

 写真の大湯圓はうちの近所にある甘いもの屋『廣安階』というお店のもの。確かこのお店、南京西路の三越の地下にも入っていたと思います。

 小腹がすいて暖かいものが恋しくなったんだけど、甘いものは控えとこうかという場合には大湯圓が断然お勧めです。
 
 フーフーしながら食べる、寒い季節のお友達。軽めのランチでも良し、ブレイクタイムにも良し、です!

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ビーフン

2006-12-18 16:53:02 | 台湾B級グルメ
台湾名物の食べ物といったら、まずはビーフンを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。日本人も大好きな焼きビーフンはここ台湾じゃ、至る所で食べられます!

        

ビーフンの故郷は大きく分けて二つ。新竹と南投縣の埔里(プーリー)。
というわけで、新竹にはおいしいビーフンのお店がたくさん!上の写真は新竹駅前の焼きビーフンやさんで食べたもの。豚肉のそぼろが上にかかっている割には、もやしやニラの効果かお味は意外とあっさりしています。コクのあるスープが麺に染みこんでいて、いくらでも食べられる感じがします。

        

こちらは宴会料理に出て来た大皿に盛られたビーフンです。具だくさんの焼きビーフンは迫力満点!

一般に新竹のビーフンは強い風でしっかり乾燥処理がなされており、弾力があってぷりぷりした歯ごたえがあるのが特徴です。それで、炒め料理に向くと言われています。反対に埔里のビーフンはこしがあって太めなのが特徴だとか。汁ビーフンやあんかけビーフンには埔里産のが適しているのだそうです。

ところでビーフンは漢字で「米粉」と書きますが、これを台湾語(ミンナン語)で“ビーフン”と発音します。ビーフンは実は台湾語だってこと、私も台湾に来てから知りました。

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基隆名物ディンビエンツオ

2006-11-19 00:08:46 | 台湾B級グルメ
 基隆と言えば、廟口夜市。しかも基隆名物と言ったらディンビエンツオ。
漢字で書くとディンは‘金へんに鼎’、ビエンは‘邊’、ツオは‘趖’という難しい字となります。

        

 さて、このディンビエンツオっていったい何?上の写真をご覧ください。単なる具だくさんスープではありませんよ~。お米で作った米粉の生地を薄く四角く伸ばしたモノを、貼り付けて茹でる麺なのです。麺というよりお餅に近いもちもちとした食感にはちょっとびっくりするかも。茹でるとくるくると筒型に丸まっちゃうので、韓国にあるトッポギかなにかの親戚かぁ?と初めて食べた時は思いましたよ。このもちもち麺をディンビエンツオと言うのですね。

 お碗にはディンビエンツオが入った美味しいスープがなみなみと注がれています。もちろんみじん切りセロリと焦がし葱ベースの台湾味スープ!具はディンビエンツオの他、魚や肉のの練り物、タケノコ、乾燥した金針花、キャベツなどなどいろいろ。一度食べたらファンになっちゃいます。

 口当たりのよいおいしいスープにQQ(もちもち)のディンビエンツオは小腹が空いた時には絶好の食べ物!基隆に来たら是非お試しあれ!!

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排骨麺

2006-05-13 23:21:17 | 台湾B級グルメ
 今回はもうとっても大大大大好きな排骨麺のお話をします。私にとって排骨麺はエネルギーの源、排骨麺は大親友、排骨麺は幸福を呼ぶ食べ物、排骨麺は心の支え、排骨麺は台湾B級グルメのイナバウアー!・・・・・というくらい私の中で大きな位置を占めている、今ぞっこんLOVEの麺料理です。

         

 今日ご紹介するのは、まず、現在ハマッているレストラン「小上海」の排骨麺。上の写真をご覧あれ。麺の上にどっさり載っている排骨(骨付き豚肉)が目を引きますが、このお味が最高にうまいっ!肉を醤油ダレにほどよく漬け込んであってしょっぱすぎもしないし、薄すぎもしない、実にどんぴしゃりの味の濃さ。それをまたカリッと香ばしく揚げてあるのでお肉がジューシー。しかも、食べやすい大きさにカットしてあって、おちょぼ口の人も安心して食べられます。
 麺もしこしこ、スープもしっかりとしたお出汁がきいていて、頬ばるたびに笑みがこぼれちゃいます(^_^)。白菜と細かく切ったおネギの野菜類が上手に排骨を引き立てていて、ここの排骨麺はお客さんの心を鷲づかみにすること間違いなし!

         

 そしてもう1枚の写真は南京東路四段の巷子(路地)にある牛肉麺のお店のサイドメニュー、排骨麺。ここの排骨は平べったく大きく伸ばしてあり、その揚げた一枚まんまを麺の上にえいやーっと載っけてあるのが豪快です。大きな排骨にかぶりつくのもまたダイナミックでよろしい。一口食べると思いの外お肉が柔らかいのにびっくりするかも。もちろんお味も醤油系のガツンとした力強さ。
 スープはやや薄目のような気がするけれど、お肉の味が濃い目の分、かえってバランスとれてるんだから憎いねェー、この微妙さ。
 麺はやや太く、白菜やネギも意外と入ってるんで、食べ応えありデス。これで60元(200円くらい)とは驚き!

 以上2つは大好きなお店の大好きな排骨麺!しかし、ここに一つ問題・・・・。
排骨麺はおいしいのだが、やっぱりカロリーが気になります。食べるときはほどほどにしましょう。(と自分に言い聞かせる)あなたも台湾に来たら是非ご賞味を!



牛肉麺

2006-03-27 00:35:08 | 台湾B級グルメ
 台湾と言えばやっぱりどうしても牛肉麺で決まり!というぐらいすっかり定着しているB級グルメ。初めて食べたときからすっかりトリコになっちゃったんですっ!

 まずは何はともあれ写真を見て見て見て!これが牛肉麺の姿なり。写真のは台北でも一番人気と言っても過言ではない永康牛肉麺というお店の牛肉麺なのだ!お椀の中にゴロゴロと牛肉、白い麺、ネギ、そしてじっくり煮込んだ紅焼(ホンシャオ)スープ。一見、野蛮な取っつきにくい食べ物ですが、お肉は見かけに反して柔らか~で噛み切りやすいのです。それもそのはず、牛もも肉は赤砂糖・生姜・油で揚げ、ネギ・塩・辛い豆板醤、牛骨スープで24時間煮込み続けているのだとか。食べて納得!お肉は筋のある部分なのに、口に入れたとたんにとろける様な食感なのだ!
「紅焼」スープもコクのあるいいお味。牛骨スープ・醤油・砂糖・酒・生姜・ニンニクネギなどを長時間コトコト煮込んでいるというからおいしいのもうなずけます。麺との絡み具合もよく、トッピングの酸菜(高菜漬けみたいな漬け物。)をたっぷりのっけて食べると野菜も摂れてバランス的にもいいでしょう。酸菜は各テーブルに設置してありまーす。

 ここのお店では牛肉麺一杯150元なり。お店によって値段は違いますがだいたい100元前後で食べられます。また、牛肉麺のお店は台湾、いえ台北中にいーっぱいいーっぱいあって味の濃さ、麺の太さ、肉の量などまちまちですので、自分の好みに合うお店を見つけるのもまた‘をかし’かな。
 とにかく台湾に来たら食べていただきたい一品です。