ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

新竹縣の錦屏美人湯館

2011-06-30 14:18:50 | 温泉

 新竹縣尖石郷にある温泉ホテル「錦屏美人湯館」に行きました。


   
 ホテルの建物はこんな感じです。大きなホテルではありませんが、小ざっぱりとしたきれいなホテル。



お部屋は和風でこんな感じでした。二人部屋だったのでそんなに広くはなかったけど、親子3人でちょうどいいくらい。



 もちろんお部屋にも温泉の出るお風呂がありました。お風呂場は広めで、浴槽も少し深めです。



 お部屋のお風呂もいいですが、やっぱり台湾式に水着着用の露天温泉は広々としていて、しかも楽しいですよ!ほら、眺めもいいでしょう。



 このエリアは浅めでお湯もぬるく、子供たちが遊ぶのにはもってこい!



 こちらは先ほどのよりすこ~し温度が高いお湯。大人が長湯するにはちょうどいい湯加減です。右側の子供の遊んでいるところはジャグジーがあるお風呂。



 少し緑色に見えるこちら側はちょっと熱めのお湯。お湯の温度調節もなかなかうまい具合にできていました。



 また、川に面したエリアにはこんなお風呂が。これは香気風呂という名前がついていましたが、特別な香りはしなかったなあ・・・


   
 真ん中の浴槽には能量風呂と書かれていました。



 こちらは竹炭風呂とありましたが、お湯の色は全く黒くありませんでした。おそらく、竹炭でろ過した温泉ということなんでしょうが・・・



 この川べりのお風呂からは向かい側の山の景色が楽しめます。



 温泉宿の楽しみはもちろん温泉なのですが、食事も楽しみの一つ。新竹縣尖石郷の名物料理と言えばチョウザメなんです!そこで、ホテルでもチョウザメコースセットというのをいただいてみました。
 最初は前菜のサラダ。お皿の右のほうにあるのはチョウザメの皮の和え物です。美容に効果ありとか。



 そしてメインはチョウザメしゃぶしゃぶ鍋!チョウザメの身を薄くスライスしたものをお鍋に入れてしゃぶしゃぶし、小皿のタレでいただきます。うん!なかなかしっかりしたお味でおいしかったです。



 チョウザメの身をほぐして混ぜてあるおかゆも登場!これ、優しいお味でした。



 こちらはチョウザメと鶏肉が入った薬膳スープ。濃厚な一品です!



 これはコース外で注文したチョウザメスライス肉の鉄板焼き。ニンジンとタマネギの甘みが加わっておいしさが倍増!胡椒がピリッときいていて、お味を引き締めていました。


 
 最後はデザートのヨーグルトパッションフルーツソースがけと、養生茶。ふううう、おなかいっぱいになりました!

錦屏美人湯館:新竹縣尖石郷錦屏村5隣錦屏69号 (03)584-1421  
ホームページは こちら(中文)

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まいりました!新竹市普天宮の古奇峰風景区

2011-06-23 21:51:57 | お勧めスポット

 新竹市の山手にある普天宮というお寺に行ってきました。
 一見、台湾でよく見かける、ごく普通のお寺のようなのですが・・・・


   
 お寺の本堂のてっぺんには、ほーらね、このようにででーんと神様が鎮座ましましているのでした!す、す、すごい威圧感!


   
 このお方は関公(関羽様)。長いお髭と手にしている巻物がトレードマークです。



 本堂の右手を見ると、真っ白な観音様がいらっしゃいました。


   
 が、観音様の頭をよく見ると、な、な、なんと鳩が2羽とまっているではないですか!恐れ多くも観音様の頭の上にとまるなんて~~~!大胆な鳩ですこと。



 本堂の左手には大きなおなかを抱えた弥勒菩薩様がいらっしゃる弥勒佛祖殿がありました。



 と、ここまでは台湾のお寺としましては、いたって普通。どこのお寺にでもあるような光景です。
 しかし!この「古奇峰風景区」と書かれた門をくぐると、摩訶不思議な世界へといざなわれるのでした。



 「古奇峰風景区」というエリアには、このようにたくさんの石や石像がずらずらずら~っと並んでおりました。



 中国の昔の偉い方の石像もあれば、なんだかエジプトの石像のようなものもありますねえ。



 こんなふうに歩廊のようになっている場所もありました。



 お釈迦様の像や五重の塔、石灯籠のようなものも遊歩道の両脇に並んでいました。


   
 おおお!階段のところにアーチ状のトンネル(?)が!しかもそのてっぺんにはお釈迦様の首がのっかっているじゃーありませんか!ものすごいデザインです。斬新というかなんというか・・・・いやあ、驚きです。



 これは人間の顔をした牛(?)でしょうか。「治百病神獣」という名前がついています。ってことは病気を治す神様なんでしょうね。目がおでこにも胴体にもついていて、ちょっと気味が悪いのですが・・・また、角が背中からも4本生えているのもキモイですけどね・・・



 別の遊歩道に出てきました。ここにも多くの石像がありました。前方に見えるのは兵馬俑ではないですか!もちろんコピーですけどね。
 それにしてもどうして兵馬俑は女子トイレの前に並べられているの??



 おっと!こちらはナポレオン・ボナパルト様!これもよく見かけるポーズですね。ナポレオンと言ったら馬にまたがるお姿ですよ。
 だけどこの石像、男子トイレの上にあるんです。トイレの上にナポレオンって、どうよ!



 その脇の地べたにはベートーベンさんが!!もう少しきれいに飾ってあげたらなあ。


   
 こちらもどこかで見たことのあるような石像ですね。エジプトチックです。


   
 おやおや、二宮金次郎さんまでおなじみのスタイルで立っているじゃないですか!


   
 振り返れば自由の女神に、その前にいるのは三銃士!!有名な方々が目白押しじゃないですか!


   
 おっと、こちらには考える人!そうそう、この石像はなくっちゃ!


   
 巨大ミロのビーナスもありました。高さ3メートルくらいあったでしょうか。


   
 なんと、信楽焼でお馴染みのたぬきさんまで!!


   
 そしてアルキメデスさんもいらっしゃいました。ちょっと汚れすぎていますが・・・


   
 こちらには機の間に青い陶器の獅子がたくさん置いてありました。いったいこんなにたくさんどうするつもりなんでしょうか。



 これも有名ですね。見ザル、言わザル、聞かザル。だけど3匹だけじゃなく、たくさんのお猿さんがいました。

 「古奇峰風景区」って、眺めのいいきれいな場所かと思っていたのですが、石像の森だったのですね!それにしてもこれだけ多くの石像コレクション、恐るべしです。このへんてこぶりは一見に値しますよ!

 ただ、もう2,3年くらい前はもっとたくさん見学できるコーナーがあったそうです。兵馬俑記念館のような場所や、面白い石像などが展示されているスペースもあったとのこと。それが、今では残念ながら閉鎖されていました。見たかったのになあ~。きっと見学者が少なくてパワーダウンしてしまったんでしょうね。
 こういった面白いものを集めているスペース、嫌いじゃないので「古奇峰風景区」は今後も頑張っていただきたいのですけどね。
 こういうの、興味がある方はぜひぜひ普天宮を訪れてみてくださいね。

新竹市普天宮:http://www.guchi.com.tw/index.html
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頑張れ、石洞温泉!

2011-06-16 21:48:37 | 温泉
 高雄の桃源郷にある石洞温泉に行きました。ここはお隣、六龜郷の寶來温泉と同じ寶來渓から湧き出す温泉ですが、もう少し川の上流の地点にあります。

 寶來温泉同様、2年前の台風で大きな被害を受けた石洞温泉ですが、復活しているという噂を聞いて行ってみました。

 やはりまだ温泉へ行く道はかなりのガタガタ道。まだ舗装されていない道をずんずん山奥へと進みます。途中、ショベルカーやダンプカーが工事をしている場所を、ちょっとごめんなさいよと言いながら通るほど復興は進行形なのですが、それでもなんとか道は最後まで石洞温泉までつながっていました。



 2年前の台風だけでなく、過去の台風でも打撃を受けた石洞温泉。以前は宿泊施設もありましたが、たび重なる自然災害で何度も施設を流され、今では入浴施設だけなんとか確保している状態です。
 私たちが行った時も、石洞温泉はようやく新しい温泉池(浴槽)を造ったばかりということでした。新しい温泉池はまだ稼動していないということで、「泡湯房」というお風呂の部屋を1時間借りて温泉に浸かることにしました。これがそのお風呂です。


   
 露天風呂からは外の景色が楽しめます。川を挟んで南側の山を眺めながら、のんびりと入浴ができました。鳥の声も聞こえて、実にいい雰囲気!
 貸切の場合は1時間千元でした。



 こちらは水着着用の露天風呂。檜造りのお風呂だそうです。慌てて修理したのでしょうか、それとも強風にあおられたのでしょうか、天井を支える枠が斜めに歪んで傾いています。



 こちらは広い敷地のほうに新しく造った石のお風呂。今はちゃんと稼動していますが、私たちが行った時はまだ新品の状態でした。



 かなり容積の大きなお風呂になるようですね。



 またいつかこの温泉に来て、この新しい浴槽のお風呂に入ってみたいな~。


   
 温泉分析書が壁に貼ってありました。
 石洞温泉はアルカリ性炭酸ナトリウム泉だそうです。分析書にはナトリウムイオンの数値が書いてありますね。そのほか塩素イオン、硫酸イオン、炭酸水素イオンが認められるようです。 
胃腸病、やけど、神経痛、糖尿病、痛風、慢性皮膚炎、神経衰弱、リンパ腺炎、虚弱体質の児童、慢性婦人病などに効果があるとも書いてあります。

石洞温泉:六龜郷寶來村水田路10号
※石洞温泉へ通じる道はまだ危険な状態です。行かれる場合は充分にご注意ください。

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珠葱

2011-06-13 21:44:29 | 野菜、果物

 うちから烏來に行く途中の道では、所々で野菜や果物の露天商があります。烏來を訪れたときにはそんなお店を覗くのですが、今回は“珠葱”という野菜を買ってみました。タマネギではなく、長ネギの仲間みたい。でも、長ネギよりも丈が短いです。

 一握りくらいの束で100元ほどしました。意外と高いのでびっくり!しかし、どこのお店でもひと束100元という相場のようでした。
 たくさん採れないから安くはないとのこと。でも、買ったことがなかったので買ってみました。



 一般的に豚肉の細切りなんかと一緒に炒めて食べるそうですが、冷蔵庫の中にあった豆干(水分を抜いた豆腐)と牛肉の細切りとともに炒めてみました。

 うん、これでも結構おいしかったです!珠葱はネギほどきつい風味はなく、やわらかで食べやすいお味。ちょっぴりですがニラのような香りがしました。みずみずしくて炒めると水分がかなり出てきました~。

 また今度見つけたら買ってみようと思います~!

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復活してます、不老温泉!

2011-06-06 21:47:41 | 温泉
 高雄縣にある不老温泉に行ってきました!



 高雄市から不老温泉に向かうと、27号線を通らなければなりません。27号線はもう一つ荖濃渓を挟んで西側に27号線甲という道路があるのですが、私たちは屏東縣から入ったので27号線のほう、つまり荖濃渓の東側の道路を走って行きました。
 ところが・・・・この辺りは2年前の88水災(莫納克台風による被害)がひどく、今でも依然として道路工事が行われていました。



 台風による長雨で荖濃渓があふれ、土石流がものすごい勢いとなってこの辺りを襲ったのでした。
 27号線はめちゃめちゃに壊れ、ようやく通れるようにはなったものの、まだ道の表面はコンクリート舗装がなされていませんでした。



 ほうらね、本当は27号線はこの上のほうにあったんですよ。山の斜面に道の痕跡がちょっと残っているでしょう。もともとはあそこに道があったんです。



 もと27号線が落下した跡です。今の27号線のところまでずり落ちちゃってますね。それくらい激しく山が崩れたんですね。



 こんな景色にも遭遇しました。電柱が宙づりになっています。もとの道はすっかり崩れてなくなってしまい、電柱だけが電線に引っ張られる形になって残っているんですね。


   
 まだ舗装がきちんとできていないでこぼこ道をなんとか走りきって、不老温泉に到着しました。この日お邪魔したのは「草地人民宿」という温泉民宿です。この民宿も88水災で被災したそうです。土石流が流れてきて胸のあたりくらいまで冠水し、温泉施設も一時は使用できなかったそうです。



 今は見事復興を果たし、温泉にも入れるようになっていました。



 温度が異なる湯船。宿泊客を中心に賑わう温泉施設。



 こちらは夏場に解放されているプールです。



 足湯コーナーもありました。足の汚れをツンツン突っつくお魚さんがたくさん泳いでいます。



 受付には「炭酸ナトリウム泉」と書いてありました。角質層を軟らかくし、肌に潤いを与え、美白効果もある、とも書いてありました。



 民宿のお部屋はこんな感じでした。山小屋風の雰囲気。



 お部屋の浴室は広く、お風呂もゆったり!もちろん蛇口をひねると温泉が出てきましたよ!



 民宿からは裏手の山にどっかりと腰をおろしていらっしゃるお釈迦さまが見えます。しかし残念ながら、今のところまだお釈迦様には近づけないんだそうです。途中の山道は土砂崩れの修理が終わっていないらしいです。行ってみたかったけど、危ないならしょうがないか・・・

 88水災で被災地になってしまった不老温泉ですが、温泉旅館も温泉民宿も元気に復活して頑張っていますので、台湾の温泉に興味のある方は、ぜひ訪れてみてくださいね。

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