ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

台南の老舗手焼き煎餅

2013-09-27 17:02:29 | 飲食五花八門

 台南市内にある老舗の手焼き煎餅のお店を紹介します。その名は「連得堂餅家」、台南では非常に有名、且つ40年以上の歴史を誇る人気店です。このお店はネットや、いろいろな雑誌、テレビ番組にも紹介され、日本ではNHKの「世界ふれあい街歩き」の台南編でも取り上げられました。



 ほら、屋号を書いた額が燦然と光っています!住所は写真にあるように崇安街54です。ちょっとわかりにくい路地にありますが、お客さんが大勢いるのですぐわかるかも。



 お店の入り口はこんな感じ。狭く小さなお店です。木造の建物の中を覗くとレトロ感に溢れています。



 注目すべきはお店の中央にある、赤くて丸い機械!この機械を使って1枚1枚お煎餅を焼いていきます。煎餅を焼く型が機械の真ん中から放射状に並べられており、それらを回しつつ加減しながら焼いているみたいです。



 近くで見てみると、この機械、相当年季が入っています。


    
 この機械で焼いたお煎餅を食べたかったのですが、もう予約でいっぱいで、買いたければ明日以降になると言われ、しょうがなく試食用のお煎餅を少しいただいて帰りました。
 絶対買いたい方は、午前中に行くか、電話などで予約してください。但し、購入できるのは一人二袋までだそうですので、あしからず。

連得堂餅家:台南市北區崇安街54号 電話(06)225-8429 AM8:00~PM9:00

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北門の塩田

2013-09-22 22:08:19 | お勧めスポット

 半年も前の話ですが、台南は北門の塩田へ行ってきたことをご紹介します。



 台南の北門は海辺の小さな町で、牡蠣やミルクフィッシュをはじめとする養殖業が盛んな所。お世話になった民宿から歩いて数分行った先、はい、この道なんですが、そこに塩田が広がっていました。



 ここは観光塩田なので、許可されている場所に限って、塩田で遊べるのです、ほら、大人も子どもも塩作り用の道具を手に、塩をかき集めて遊んでいます。



 わ~い、私も遊んじゃおうっと!大きなスコップで塩をかき出します。



 今度はザルで塩集め。靴なんか脱いで夢中になっちゃいます。



 この方はお客さんではなく、プロの塩作り職人のおば様。



 腰の入れ方が素人とは全然違います。さすが!



 塩田の近くにはお土産売り場や塩入コーヒーのお店、そして塩のプレゼント活動もあります。


    
 近くのお寺でビニール袋をもらい、その袋に入るだけ塩を詰めて持ち帰れます。ちびっ子達も一生懸命塩集め。


 
 少し離れたところには、小さな食堂や土産物売り場があり、干した魚なども売っていました。これは干したミルクフィッシュ!



 団体のお客さんが来たら、ガイドさんによる詳しい解説が聞けます。



 北門に行ったら塩田で遊んじゃいましょう!!

北門塩田への行き方
 1.台鐡台南駅から興南客運バス 7600、7602、7667 で 北門下車
 2.高鐡嘉義駅から台灣好行バス 鹽鄉濱海線で 井仔腳瓦盤鹽田下車


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自然の味のシャーベットが食べられるお店

2013-09-17 21:48:33 | 飲食五花八門
    
 シンプルで美味しいと評判のシャーベットの店「北門鳳李冰」へ行ってきました!この赤い看板目印です。


    
 入り口にあるボードにメニューが書き込んでありました。「冰」という文字があるのはシャーベット、涼品というのは冷たいデザートです。



 お店の中はこんな感じ。一般住宅の一階部分が店舗になっています。



 お店の壁にも黒板があって、メニューが書いてあります。これをよく見て注文しましょう。「招牌」というのは看板メニュー。看板メニューはミックスできないけれど、そのほかのシャーベットは半分ずつミックスにして、一つのカップに入れてもらえます。



 冷たいデザートも人気があって、早く行かないと売り切れてしまうこともありますのでご注意を!営業時間もチェックしてね!



 注文はこちらのカウンターで直接言います。店員さんがすぐにカップにシャーベットをよそってくれます。



 冷凍庫の中にはメニューのシャーベットがスタンバイ。



 まずはタロイモシャーベットとピーナッツシャーベットの半分半分を食べてみました!タロイモの味もピーナッツの味も濃厚だし、甘すぎないし、おいしい~!



 看板メニューの茘枝シャーベットも注文しました。こちらも茘枝の味がそのままなので、うまいっ!



 ただし、茘枝シャーベットだけはミニサイズになります、あしからず・・・



 こちらも看板メニューの「鳳李冰」というシャーベット。シロップ漬けにしたプラムとパイナップルがトッピングされています。う~ん、甘酸っぱい!



 もういっちょ、冷たいデザート「紅豆湯」もいただきました。甘さ控えめで、お口に爽やか、お勧めであります。

北門鳳李冰:台北市忠孝東路四段216巷33弄9號  電話:02-27118862  營業時間:12:00–21:00

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台南の飛虎将軍廟

2013-09-02 22:03:12 | お勧めスポット

 台南市の海尾地区に日本人が祀られているお寺があると聞き、行ってみました!それがこちらのお寺です!



 小さなお寺ですが、入り口の上部に大きな文字で「飛虎将軍」と書いてあります。早速中へ入ってみましょう。



 見たところ、普通の台湾のお寺のように思いましたが、あっとびっくりするのは日本国旗と台湾の旗が祭壇の両脇にはためいていることです。



祭壇の上部にはまた「飛虎将軍」の文字。



 このお寺には若くして戦死した日本人の海軍飛行少尉、杉浦茂峰さんが「飛虎将軍」として祀られています。
 台湾がまだ日本統治下にあった1944年10月12日、第二次大戦中のことでした。台南上空で杉浦さんらの乗る戦闘機はアメリカ軍の戦闘機と空中戦を繰り広げていましたが、日本側の戦闘機は次々に撃墜されていったそうです。杉浦さんの乗った戦闘機も撃墜されましたが、パラシュートで脱出することも可能でした。しかし、脱出すると、そのまま戦闘機が真下の集落に落下し、村に甚大な被害をもたらすことになってしまいます。杉浦さんは戦闘機の操縦を続行し、人のいない畑と養殖池のほうに向かうと、戦闘機は空中爆破しました。急いで脱出を試みた杉浦さんでしたが、米軍の機銃掃射を浴びてパラシュートは落下、地上に叩きつけられて、帰らぬ人となったのでした。
 戦後この場所に亡霊が現れるという噂が出て、住民が神様にお伺いをたてたところ、大惨事から村民を救おうとした杉浦さんを将軍神としてこの地に祭られることとなったのです。



 杉浦茂峰さんと、このお寺に関する新聞記事もスクラップされて廟の中に貼ってあります。



 日本語でも説明がありますので、是非読んでみてください。



 お寺の壁には日本国旗が飾ってありますが、なんとこのお寺では每朝5時に日本国歌、そして夕方には「海ゆかば」を歌うのだそうです。



 祭壇には杉浦さんの神像が祀られています。



 その両隣にも軍の帽子を被った神像があります。ご本尊の分神像だそうです。



 神像の前でたばこをお供えするようになっています。



 廟の中には日の丸、軍帽、零戦の模型が飾られています。白い帽子は海軍の帽子で、士官用の帽子だそうです。



 「靖国の桜」と書かれた絵馬ふうの飾りも添えられていました。



 ちょっとピンぼけになってしまいましたが、軍刀も飾られています。


    
 日本人なら一度は訪れたいお寺です。


飛虎将軍廟:台南市安南區同安路127號

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