ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

客家料理レストラン「龍華小吃」

2012-12-27 14:26:22 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 苗栗市内にある客家レストラン「龍華小吃」で食事をしました-!はい、この赤い看板が目印です。



 この磨りガラスになっている自動ドアを入ると・・・・



 こーんな感じになっています。客家の方が着る青い服やら、野良着、昔の雨合羽なんかが壁を飾っています。



 お店の中はすでにお客さんでいっぱいです!



 さて、料理がテーブルに並びます~。まずはお店の看板メニュー、麻油鶏酒!台湾では産後の女性の栄養補給食としてこの麻油鶏が食べられていますが、このお店ではアルコール臭が結構強く、最初はちょっと慣れないかもしれません・・・



 お次は芋頭粿というタロイモ料理。小さく切ったタロイモとニンニクの芽を合わせた一品です。これは美味しかったです!!このメニューは数量限定メニューなので、要予約!



 こちらは素朴ながらも食べやすい美味しさのタケノコ炒め。



 はい、登場しました!こちらもお店の看板料理、梅干扣肉。豚の三枚肉と客家の菜っ葉漬けを白い蒸しパンに挟んでいただきます。台湾風ハンバーガーでしょうか。こいつもまいう~~♪



 こちらも人気メニューの福菜肉片湯。豚バラ肉の薄切りと、福菜という高菜のような葉物野菜の漬け物をスープにしたものです。これもイケました!



 こちらは蒸し焼き料理で、厚く切った豆腐の上にエビがくるりんと鎮座!できればガブッと一口でいただくと、エビと豆腐のお味がマッチしてグーです。



 こちらも客家料理の代表選手、豚の内臓煮込みです~。客家肥腸という名前でした。



 台湾の山菜“過猫”というワラビの一種をゆがいたものです。上に生玉子を落として、混ぜ混ぜしてからいただきます。



 食後のデザートは大学いもでした~。

龍華小吃:苗栗市金龍街122號  (037)337-979

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台中の紙箱故事館

2012-12-24 21:48:04 | お勧めスポット

 台中市にある「紙箱故事館」に行ってきました。ここは段ボールなどの紙を使った作品が展示してあるアートスペース。



 段ボールで作ったサイコロなんかもありますし、



 段ボールを重ねて作ったコーヒーカップもありました。コーヒーカップは商品を並べるキャビネットにもなっていました。


    
 こんなユニークな作品もありました!お父さんとお母さんと子どもでしょうか、面白いアイデアです。



 これはブタさん!よくできています!



 テーブルも椅子も段ボール紙でできています。紙ってけっこう丈夫なんですね。



 座り心地はどうですか。「サイコー!」と答える女性達。



 なんと!神様を祀っている祠まで段ボール紙で作ってありました!!これって、大丈夫なんだろうか・・・



 外に出ると軒先から垂れているたくさんの紅葉が見えました。もちろんこれも紙でできていますよ~。よく見ると、紅葉の紙にはお願い事が書いてありました。七夕の短冊みたいね。



 さて、こちらは照明コーナー!左側はピサの斜塔ですね。右側のは何だろう?


    
 おおおお!エッフェル塔も紙で再現できちゃうんだ!



 お魚の形のもあります~。こういうの、夜に灯すと癒されそうです。



 こちらはなかなかアートな作品です。紙を組み合わせるのが難しそう・・・



 色のついた紙の照明も華やかでいいですね。



 紙箱故事館の中にはレストランもあります~~。


    
 レストランの中の椅子やテーブルなどは全部段ボール紙で作られていました!!



 ここでランチといきましょうか。


    
 お水の入ったコップはもちろん紙コップ。そしてコップを支えるのは段ボール。



 私がいただいたのはエビが主菜のランチメニュー。盛りつけの食器も紙皿でした。



 お土産コーナーも充実しています。たまにはこういうスペースで楽しむのもいいですね。

紙箱故事館: 台中市北屯區東山路2段2巷2號

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ガチョウ肉の町、民雄

2012-12-19 13:41:03 | 町を訪ねて
 嘉義縣の民雄という町に行ってみました!この町の名前は昔「打猫」と言われていたそうです。台湾語では「タミャウ」というような発音だったため、日本統治時代に台湾にやってきた日本人には「タミオ」と聞こえ、後に「民雄」となったとか。



 台鐡民雄駅の向かい側の通り和平路には、ほら、この通り、「鵝肉」という字が書かれた看板があっちこっちに見えます~。そうなんです、和平路は「民雄鵝肉街」という別名がつけられていて、ガチョウの肉料理や弁当などを売る店が並んでいるんです!



 ほらね、お客さんも多くてどのお店もかなり賑わっていました。



 店頭には、ほら!ガチョウさんのお肉が見えるように陳列。



 このお店は人気店なんでしょうか、ガチョウ肉がだいぶなくなっています。



 ガチョウ肉街でガチョウ弁当を買ってみました。蓋を開けたらジャジャジャジャーン!こ~んなお弁当でした。ガチョウのお肉がご飯の上に敷き詰められています。エビが真ん中で主張してはおりますが、ガチョウの肉が弁当の表面を占める割合は約1/2!ボリュームがあって美味しかったです。



 駅前広場にもガチョウ肉街を象徴するように、ガチョウさんのオブジェがありました。こんなのがあると、思わず乗っちゃいます。


    
 さて、民雄には「お化け屋敷」と呼ばれる廃屋があります。そこへ行ってみました。ここが入り口です~。門の中は草がボウボウに生えていてちょっと薄気味悪いなあ。勇気を出して入ってみましょうか。


    
 獣道のような小道を進んでいくと・・・・



 あ、あったあった、廃墟が見えてきました。もう今は誰も住んでいない壊れた館ですが、煉瓦造りで立派なお屋敷だったことがわかります。
    

    
 お屋敷を囲むようにガジュマルの木の枝や根っこが絡みついて、家を呑み込もうとしているかのよう。



 おや、こんな所に穴が!井戸の跡なんでしょう。人がここで死んだとかいう噂の井戸だということですが・・・


    
 壊れたお屋敷の中にも入ってみました。こんな荒れた状態になる前は豪華なお宅だったことが窺えます。
 実はこのお屋敷、本当は「劉家古厝」と呼ばれていて、日本統治時代にこの土地で富豪であった劉容如という人が建てたお宅。スペインのお城の建築技術を取り入れ、彫刻の施された欄干などを取り付けたり、花や木を植えてきれいな庭園を造ったりと、昔はずいぶんと素敵なお住まいだったようです。



 しかし、今ではこんな有様・・・・天井は抜け落ちており、廃屋の中から上を見上げると、屋敷を覆い尽くした樹木が空に枝を伸ばしているのが見えました。



 この「民雄のお化け屋敷」のすぐお隣にはカフェがありました。カフェの名前は「鬼屋珈琲(お化け屋敷カフェ)」。ここも荒れ果てたような喫茶店なんでしょうか。



 入ってみると普通のカフェでした。マンゴーシェイクなどを飲んでひとときのブレイクタイムを楽しみました。

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新港の“わっくえ”

2012-12-13 22:11:56 | レストラン、喫茶店、茶芸館
    
 嘉義縣の新港です。ここも古い町なんですが、自然を活かしつつ歩道をリニューアルしていたり、新しい面も見られました。



 このきれいな歩道からはお寺の後ろ側へと繋がります。そのお寺というのは町で一番有名な奉天宮という廟。



 お寺の前には参道である中山路が続いています。通りの両側には赤や黄色の提灯が吊してあって、なんだか楽しそうな雰囲気。



 ところで、この町に来たのは他でもありません、台湾が誇るB級グルメ“碗粿(わっくえ)”の美味しいお店があるって聞いたからです。
 あ、あった、あった、このお店だ~!店構えは何の変哲もないありふれた感じですが、60年の歴史を持つ老舗なんですよ~。



 店内は狭く、テーブル数も多くありません。噂の碗粿を早速いただきました。おや、登場した碗粿は四分の一がくるりっとひっくり返されていました。下の方に豚肉が隠れているんですね。ソースと言いましょうか、タレと言いましょうか、汁も甘めで濃厚~!!噂通り存在感のあるこってりした碗粿でした!

新港碗粿財:嘉義縣新港号中正路81號 TEL:(05)374-6358

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北港へゴー!

2012-12-09 21:45:49 | 町を訪ねて
 雲林縣の北港にやってきました!


    
 この町はその昔「笨港(ベンガン)」と呼ばれていて、その発音が元になり「北港(ベイガン)」となったそうです。この町は台湾開墾の地として有名で、小学校の社会科の時間にもその歴史を学びます。北港で開墾を始めたのは、日本から逃げてきた福建省出身の海賊、顔思斎という人物。数奇な運命を辿った、なかなか面白い人です。大河ドラマか何かで、是非この人の一生をテレビ小説にしてほしいくらい魅力的な男ですが、北港の中心である文化路と民主路の交差点に、その顔思斎氏の碑が建っていますよ~。



 さて、北港とで有名なものと言ったら、二級古蹟であるお寺、朝天宮!1700年に建立された歴史あるお寺です。この古刹には朝な夕な参拝客が訪れ、大いに賑わっています。毎年3月に、台中の鎮瀾宮というお寺から媽祖の神様を御輿にかついで徒歩で練り歩き、朝天宮までやってきます。この時朝天宮は一年で最も賑やかになるんだそうです。




 北港は古い町なので建物もずいぶん古く、朝天宮界隈は「老街」と呼ばれています。


    
 こちらの建物もかなり年季が入っていますよ~。おやおや、ここはかき氷屋さんでした。創業63年の老舗のようです。



 このお店は「北港圓仔湯」というお店。お客さんが大勢やって来る人気店です。おにいさんが練っているのはかき氷のトッピング用のお団子です。



 かき氷を食べてみました~。外からじゃわかりにくいのですが、氷の下にさきほどの団子やゼリーなどのトッピングを入れてもらっています。シロップは優しい黒蜜味!



 ところで北港はゴマ油やピーナッツ油の産地でもあります。お寺の周りの老街には油を売るお店がた~くさん!お土産にもいいですね。



 北港とお隣の嘉義縣の境に流れる北港渓に架かる橋の上に、なにやら怪しい巨大物体が・・・あれはいったい何なんでしょう?



 近づいてみると、この橋は「北港観光大橋」でした!



 で、北港側の橋のたもとにはこのように赤と青の色をした物体が向かいの嘉義縣の方向を見据えております。


    
 この物体に近づいてみると・・・向かって右側、赤いのが千里眼の神様でした!ということは何でも見通せるってことですか!?


    
 向かって左側、青いのが順風耳の神様でした。遠くの物音まで聞こえちゃうっていう神様です。調べてみますと、千里眼も順風耳も媽祖の神様の家来なんだそうです。
 北港は媽祖様の家来に守られ、今も人々が行き交う賑やかな町として栄えています。

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