ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

夏はかき氷だ!

2007-07-24 17:06:16 | 飲食五花八門
 夏です!汗です!暑いです!こんな時は体が冷たい物を欲してしまいます。そこで大繁盛するのがかき氷屋さん。

 夏になると台湾の町のあちこちでかき氷屋さんが見られます。今では台北じゃ、話題の「冰館」というマンゴーかき氷のお店が大人気ですが、一般的には伝統的なタイプのかき氷が根強い人気を誇っています。

 台湾のかき氷は日本のと比べるとかなりジャンボサイズ。一人前でも、2,3人で食べてちょうどというくらい大きいです。

      

 カレー皿くらいの大きな丸皿に先ずはトッピングの具を載せます。お店によってトッピングは何種類選べるか異なりますが、たいてい3種類くらいです。まあ、トッピングといっても、ちょびっとだけなんてけち臭くないところが、台湾のダイナミックさでしょうか、かなりドバッと盛ってくれます。(写真のお店ではオイン(台湾式白玉)、タピオカ、ピーナッツ、サツマイモ、金時豆、ハトムギ、緑豆などがあって、3種類選べました)

      

 具をのせ終わったら、今度は上氷を削ってのっけていきます。これもかなりの量です。具が見えなくなって、ドバーッと山型になったら、甘いシロップを掛けてくれて出来上がり。お店によってはシロップもいろいろ選べるようです。

 この伝統的なでかでかかき氷、台湾に来たら是非味わってみてください!

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スリスリ“擂茶”

2007-07-19 13:50:46 | レストラン、喫茶店、茶芸館
      

 台北市内にある客家料理のお店へ行きました。「晉江茶堂」というお店です。ここは客家の伝統文化である“擂茶”ができるお店。ちょっと前までは市民大道沿いにも“擂茶”ができるレストランがあったのですが、残念ながら潰れてしまい、今は台北では「晉江茶堂」ぐらいじゃないかな、“擂茶”ができるのは。

      

 お店は外から見ると、まるで掘っ立て小屋みたいで古い造り。ビルの横に押しつぶされそうな感じで建っています。こんな小さなお店で大丈夫かと心配になりますが、中にはいるとお客さんも多く、ずいぶん賑わっていました。

      

 客家料理のレストランでは、よく昔の農作業の道具がインテリアに飾ってあったりしますが、このお店もザルや籠、笠、ミノなどがそれとなく飾ってあって、なかなか良い雰囲気を醸し出しています。

      

 お昼時だったので、先ずはお食事。豚肉、イカ、ネギなどを炒めた「客家小炒」や、芙蓉豆腐、九層塔という台湾バジルとともに炒めた茄子、客家板條(米の粉で作ったきしめんみたいなもの)などを注文して食べました。(写真上の左から九層塔入りの卵焼き、客家板條、下の左から客家小炒、芙蓉豆腐)

      

 お腹いっぱいになったら、お次はお待ちかねの“擂茶”です。すり鉢に黒ごま、白ごま、ピーナッツ、お茶の葉を入れて、これをよく擦ります。すりこ木(グアバの木でできているすりこ木だそうです)に力を込めて、ぐりぐりぐりぐりやります。もういいかなーと思っても、老板(マスター)のOKが出るまでダメ!油がじんわり滲み出てくるくらいになったらやっと擦るのは終わりです。

      

 すり鉢の中にお茶の粉を入れよく混ぜ、最後にウーロン茶を注ぎ、かきまぜてお茶碗に注ぎ入れます。お好みでポン菓子を入れると香ばしくなります。お茶請けには干しグアバ、干しぶどう(梅味)蜜銭(干し梅)、客家風煎餅が付いていました。お茶碗の中に入っているまぜ棒も食べられます。お茶でできた硬いらくがんみたいなお菓子といった感じでした。ほんのり苦みのあるお茶を味わいながらまぜ棒をぺろぺろなめると、ちょうどいい具合でした。

 お料理もおいしかったし、“擂茶”で久々に客家の雰囲気が味わえたし、満足、満足!

データ:「晉江茶堂」
    住所 台北市晉江街1号
    MRT古亭駅9番出口から歩いて約3分

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「正福縁」でゴージャス料理三昧!

2007-07-16 16:59:57 | レストラン、喫茶店、茶芸館
 一度はちょっと贅沢してフカヒレやら、伊勢エビやら、アワビやらのコース料理を食べてみたいもの。そんな中華のコース料理を欲してたまらない人には『正福縁』をお勧めします。

      

 『正福縁』の扉を開けると、重々しく立派なテーブルが並んでいます。ゴージャスな中華風の店内に心は躍りますよー。ナイフとフォークでいただくお上品なスタイルも好評のよう。

 フカヒレ、伊勢エビ、アワビの高級食材三点セットが入ったコースメニューは3300元。キャッシュで支払うと少し割引があるそうです。

      

 まず、コースのトップはフカヒレスープ。が、出て来たときには喜びのあまり、一口バクッと食べてから、あっ、写真撮るの忘れた!!と叫んでから撮りましたので、このように半分近くなくなっております。ご容赦のほどを。お店の人が「スープに少しだけ赤酢を入れると更においしくなります」と言うので、言う通りにすると、本当に味がまとまった感じがしておいしくなりました。実は酢を入れる前は、こんなものなのかな~フカヒレって・・・・と思っていたんです。一皿で2種類の味わいがあるのが、この店の自慢のようでした。

      

 お次は豆腐と白身魚のガーリック風味ソースかけとでもいうような一品。お豆腐の上に上品に載った白身魚は柔らかく、ソースとマッチしていて美味でした。あしらわれたネギとともにお口の中に入れると、大人の味覚が広がります。フランス料理みたいな一品ですが、お味はしっかり中華です!

      

 続いてエビ!ちょうどいい具合に蒸し上げたエビの身がプリップリ!ネギとともにいただくと、あっさりした中にもしっかりと味が付いていて、思わず「好吃!」と叫んじゃいます。

      

 そしてアワビの姿煮!柔らかくて味もやや濃厚。これは文句なしにおいしかったですー!!!アワビの下に敷いてあるレタスも不思議なアクセントが聞いていました。シャキシャキしていて、アワビとともに食べるとナイスマッチ!

      

 更に南国ならではというメニュー“パパイヤグラタン”。チーズの下にはお肉や中国セロリ、パイナップルなどを軽く炒めたものが入っていました。これも日本ではなかなかお目にかかれない一品だからと、ぺろっと平らげてしまいました。

      

 ラストは油ご飯とカボチャのスープ。ご飯には甘く煮た蓮の実がちょこんと載っかっていました。カボチャのスープは甘くて、これはデザート感覚かな。デザートのツバメの巣、マンゴーでコース終了でした。

 老板娘(女将さん)は明るくて、気前のいい方です。お店特製のXO醤を奮発してくださいましたし、帰りがけにはそのXO醤を一瓶くださいました。老板娘は日本語が少しだけできますが、店員さんの中に一人日本語が上手な人がいました。

 贅沢してみたくなったら、是非レストラン『正福縁』へ。
場所は台北市中山北路一段82-1号1F 電話は (02)2531-3127
 
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野柳

2007-07-11 14:52:26 | 町を訪ねて
 北部海浜公路沿いの海辺の町で割と有名なのが野柳です。野柳漁港のあたりは岬になっていて、ここは「野柳風景区」に指定されています。おもしろい岩がぽこぽこ並んでいるので、日本から来た友だちを何度か連れて来たものです。この間、久しぶりにこの野柳を訪れました。

      

 チケットを買って風景区に入ると、見えてきました、ぼこぼこしたキノコ岩の大群!何回見てもこのようなへんてこな形の岩は飽きないから不思議です。観光客も多く、特にこの日は香港のお客さんが多かったようです。

      

 これは蝋燭を立てる燭台みたいな岩。限られた岩の所にだけこのような不思議な形になっているのがおもしろいですね。

           

 中でも一番人気の岩は「女王様」。観光客は皆「女王様」岩の前に立って写真を撮っています。さすが、野柳のシンボル!だけど、心配なのは「女王様」の首が、昔と比べたらだんだん細くなってきているということです。何十年後かに折れちゃうのかな?

      

 これは私の一番好きな岩です。岩肌に細長く浮き出たこの形、いったい何に見えます?これには「仙女の靴」という名前が付けられています。けれども4年前、ここに連れてきた友だちは
「仙女の靴というより、お便所のサンダルみたい」
なーんて言っていましたっけ。うーん、そう言われれば確かにお便所用にも見えるかな。仙女の靴と見るか、お便所のサンダルと見るかは見る人それぞれのイマジネーションによるんでしょうね(笑)。

      

 野柳の奇岩群は、長い間の波と風との浸食によってできたもの。ここの景色を見るにつけ、自然の不思議さ、おもしろさ、そして畏敬の念を感じずにはいられません。

野柳にはたくさん海鮮料理のレストランがあり、客引きのおばちゃんの呼び込みがすごいです。今の時期は暑いので、おばちゃん達は傘を差し、目の下からあごまでを覆う覆面みたいな布を巻いて観光客に果敢にアタックしてきます。この姿は遠くから見るとちょっと無気味ですが、覆面おばちゃんの元気の良さが野柳の活気の元かもしれません。

      
      

 また、干物などの海の幸も屋台にてたくさん売っています。お気に入りのものを選んで買ってみるのもまた一考でしょう。

 野柳へは台北から国光バス(金山行き)で1時間余り、野柳駅下車

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長春谷温泉会館だー!

2007-07-04 14:51:51 | 温泉
      

 陽明山の東のエリアにある、火庚子坪温泉(最初の漢字は火へんに庚)に属する「長春谷温泉会館」という温泉ホテルに行ってきましたよ!うちからバイクで、基隆を経由して萬里郷の山間に入っていきました。途中休憩を入れながら2時間ほどの道のりだったと思います。幹線道路を離れて約4キロほど山道を走るとようやく火庚子坪温泉です。

      
      
 ここのお湯は白硫黄泉で、関節炎や筋肉痛、水虫などに効果があるそうです。強烈な硫黄の匂いがし、灰色がかった白い泥が沈殿します。この泥を体に塗ってパックをしても楽しいです~。ただし、なんたって硫黄泉ですから、皮膚の弱い人は泥パックはしないほうがいいでしょう。

      

  「長春谷温泉会館」のいいところは土地が広いこと!この広さを贅沢に利用して、何種類もの露天風呂が用意されています。露天風呂地区は台湾でよくある、水着着用の混浴です。びっくりしたのは大きい露天風呂以外にも、個人用の小さい露天風呂が10カ所くらいあることです。(写真参照)このミニ露天風呂はロケーションが良くて、覆い茂る山の木々の下にあって、この季節は蝉が鳴く中での沐浴ができます。蝉時雨のシャワーを浴びながらの露天風呂もいいものでした。

           

 また、広いお風呂に半分寝そべるようにして山を見ながら浸かると、あら、なんと、山から硫黄泉の湯気がもくもくと立ち上るのが見えるではありませんか!右の写真はお風呂に入りながら撮ったものです。ここもいいロケーションでしょ!私はここで40分くらい山の湯気を見ながらぼーっとお湯に浸かっていました。お湯の温度も37度くらいでぬるくて、湯当たりしない程度なのがまたよかったです!

 もちろん男女別々の内風呂もあります! ここも半露天になっていて、中には熱い湯、ぬるい湯、水風呂、泥パック用の風呂(濃いお風呂という意味だと思うが)と4種類ありました。

      

 「長春谷温泉会館」へは、台北からなら、先ずはバス(国光客運か皇家客運)で金山まで。金山からタクシーで山奥へ約4キロ走ったところにあります。かなり山の上に位置するので、ホテルの前から海が見下ろせますよ。

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