ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

中山堂の保壘カフェ

2012-04-24 21:59:25 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 台北市の西門町にある中山堂に行きました。重厚な造りの建物は本当に立派!!


    
 アーチ型の入り口から中に入ってみました。すると中にも「中山堂」とはっきり書いてありました。



 一階のエントランス広場はこんな感じです。内部の柱も太くて立派。天井も面ごとに丸みを帯びていて重みを感じます。天井から下がっている照明もなんとも素敵です。



 では階段を上って二階に上がってみましょう。二階には「保壘珈琲」という洋食レストランがあるのです。写真右側にある扉がお店の入り口です。このレストランは蒋介石夫人の宋美齢お気に入りのお店だったとか。



 店内はこんな感じです。洋食のお店ですが天井や壁に埋め込まれている赤い柱など中華テイストが漂っています。う~ん、なんとも素敵!



 この日は知人とランチをしました。最初に出てきたのはコンソメ風味のスープ。



 ヨーロッパ風のパンも添えられました。



 サラダには台湾には珍しくビーツが入っていて、スプラウトが軽くあしらわれていました。



 主菜のパスタは私のがウインナー入りのトマトソース仕立て。



 お友達は野菜やキノコの入ったクリームソース仕立てのパスタを注文しました。



 デザートはブルーベリーソースのかかったケーキと、台湾のフルーツ、パイナップルとパパイアでした。



 お店にはテラスもありました。このテラスでも食事やコーヒーブレイクができます。西門町のビル街を眺めながら食事をするのもいいかもしれません。



 よく見てみるとテラスには説明書きがありました。どれどれ~、なんて書いてあるの?「保壘レストランのこのバルコニーは広場に面していて、聴衆に向かって演説することができました。かつて蒋介石総統とその夫人が何度もこのバルコニーから手をふって挨拶をし、皆さんから大喝采を浴びていました。」とあります。



 このバルコニーから広場を見下ろすとこんな感じです。かつてここに大勢の人が集まって、総統の演説を聞いていたんでしょうねえ。



 ふと見上げると「中山堂」の文字が近くに見えました。直に見ると本当に立派な構えの建物です。

中山堂:台北市延平南路98号 MRT「西門」駅5番出口から徒歩1分

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アカナツメ料理のレストラン「棗荘」

2012-04-16 21:57:39 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 大勢の仲間とともに苗栗縣にあるレストラン「棗荘」にやってきました!屋号に「棗」とあるように、お料理に赤ナツメが入っているらしいのですが・・・



 ま、とにかくお店の中に入ってみましょう。思ったよりも広い店内です。



 お店の中はレトロチック。客家の人が昔使っていた生活用品や農耕用具などが飾ってありました。



 お客さん用のテーブルはすべて木製で、それぞれデザインや形が違っています。



 人数が多かったのでたくさんの料理がテーブルに並びました。まずは大きな器にてんこ盛りのご飯!白いご飯の下にはアカナツメが隠れていました。ナツメと一緒にご飯を食べると少し甘くて美味しいです。



 こちらは中華料理には必ず出てくる白切鶏。肉の歯ごたえもよく、塩加減もちょうどで美味でした。



 タケノコと三枚肉の煮込みは本当に美味しかったです!!お味がしっかり食材に染みていて、ご飯が進みました~。



 そしてお馴染みの「客家小炒」も登場しました。客家料理の代表選手です。



 そしてこれは初めて見たお料理!蒸したタロイモの上にネギや豚肉、トウガラシ、アカナツメを炒めて載せたものです。おイモの上に炒めものを載せていただきます。



 こちらも客家料理の代表「薑絲大腸」です。モツ炒めなのですが、酸味が効いているのが特徴です。



 スープは骨付き豚肉と苦瓜が入っていました。意外とさっぱりしていて飲みやすかったです。



 揚げ豆腐もありました。タレに特徴があって、甘み、辛み、酸味などいろんな味がしました。これに揚げ豆腐を絡めて食べるのですが、けっこう病みつきになるお味。



 それから魚料理も出てきました!蒸し焼きにしたものですが、タレの中にもアカナツメがちゃーんと入っていましたよ。ほんのり甘くて美味しかったです。



 夕飯時になるとお客さんも大勢このお店で食事をしていました。料理が美味しいので人気店のようです。



 お店の外に小さなお土産物売り場がありましたが、その形が昔客家の人が穀物などを保管しておいた倉庫になっています。

 このレストランは敷地が広く、畑や子どもが遊べるエリアもあるようでしたが、夕飯時に訪れたので外の様子は暗くてよくわかりませんでした。今度は昼間に来てみたいな。

棗荘:苗栗縣公館鄉福星村館義路43-6號
お店のサイトはこちら 

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枋山渓野渓温泉

2012-04-11 21:52:24 | 温泉

 屏東縣にも魅力的な野渓温泉があると聞いて行ってみました!1号線をずんずん南に下り、屏147-1号線へと入っていきます。そう、この枋山観光農園と書かれたゲートの道を入って行くんです。



 この道を奥へ奥へと、どこまでも奥へ突き進んでいきます。途中でこの枋山渓橋を通りますが、舗装された道路はこの辺まで。この辺りからでこぼこの土の道がひたすら続きます。

 この橋から更に30分以上走り続けました。目印になるのは何メートルかおきに立っている電柱の番号です。野渓温泉のある場所は電柱番号229番のすぐ近くです。



 ようやく229番の電柱まで辿り着きましたが、そこにはこんな看板が立っていました。なんと警告文!!「この温泉はまだ合法的に開放していないから入らないでください」ですって!だけど、そんなにやばそうな感じでもなく、有刺鉄線などもはられていません。



 ほら、こんな感じです。じゃあ・・・入っちゃいましょうか、というわけで川の中に下りてみました。



 川の水は川底の全てをを覆っているわけではなく、所々水が干上がっていました。この川は「枋山渓」という名前。だからここの野渓温泉も枋山渓と呼ばれているのですが、内獅温泉とも言われています。



 水がたまったところをよく見てみると、底の方からプクプクプクッと泡が上がっていますよ。どうもここから温泉が湧き出しているようです。



 足を浸けてみると、それほど熱くないのですが確かにあったかい~~。間違いなくここは温泉です。



 温泉が湧き出している所は多数ありました。素足で川に入ると、うん、あったかいです!




 もう一つ岸のそばの水溜りの中からも温泉が湧いていました。足を浸けてみると気持ちいい温かさ。水温は37度~38度くらいでしょうか。



 う~ん、気持ちいい~~~!!



 水着に着替えて本格的に入ってみましょう!うーん、ちょうど温めのお風呂に入ったような感じがします。
 ここに来る約半年前の資料映像では、湯船がもっと広かったのですが、台風などで川の状態も変化してしまいます。その時々で様子が変わってしまうというのも野渓温泉の醍醐味。

 この後突然雨が降ってきたので即退散しましたが、この野渓温泉もなかなか魅力的なお湯でした。

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