ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

雲林縣口湖の展望台がある民宿

2016-04-27 19:38:25 | オススメの宿

 雲林縣の南部に位置する海沿いの町、口湖にやってきました。この風景を見ると、海辺の町だとすぐわかります。牡蠣の殻がそこらじゅうに山と積まれている光景。牡蠣の養殖が盛んな台湾中部、南部の町って、こんな具合です。



 道沿いの東屋も、こんなふうに牡蠣の殻であしらわれています。



 夕方の風景は美しいですね。



 町の塀には、楽しそうな絵が描かれていました。だが、しかし!口湖に行くにあたり、口湖の民宿の予約金を台北の郵便局で振り込もうとしたら、郵便局の人曰く、「口湖なんて町、台湾にないでしょう?新竹の湖口の間違いなんじゃないの?」
 いえいえ、ちゃんとあるんですよ、口湖ってところが。全国に地名が知られていないほど、ひっそりとした静けさと、のどかな町。わたしゃ、気に入りましたけど。



 ほーら、バードウォッチングにはもってこいの所なんです!



 なんだかアートな集会所。夕暮れ時でどなたも不在。



 この地域のお寺、安竜宮です。



 お寺の向かいのお宅の外壁には可愛い魚の絵が描いてありました。漁師町ですねえ。



 この日のお宿は口湖の成龍にある灜稼民宿。この黄色い外壁が目印です。



 民宿の周りはいけすになっています。



 いけす、稼働中です。



 民宿の向かい側は船着場。



 おっと、ここでも鳥さん発見!



 民宿の中に入りました~。受付は1階フロアです。


    
 私たちのお部屋は2階の202号室。わあい、クロツラヘラサギの部屋だ!



 4人部屋でしたが、けっこう広いです。wifi接続でき、インターネットも使えますよ~。でも、テレビの局数は都会よりぐっと少ないです。(それがまたいいのです。テレビを見に来たわけじゃないから。)


    
 お隣の201号室はアメリカムナグロのお部屋なのね。



 晩ご飯は民宿から20メートルほど歩いたところにある、バーベキュー場でいただきました。バーベキューをしたい場合は事前に宿の主人に言っておかないといけないのですが、我々はうっかりそれを忘れ、危なく食いはぐれるところでした。というのも、このあたりは近所に食堂などがまーーーったくなくて、隣町まで車で行かないとダメだとのこと。絶句した我々の顔を見て、宿のご主人が簡単に晩ご飯を作ってくれました。



 焼そば3人前を大皿にド~ン!!



 アサリのスープが鍋ごと登場!



 ここのアサリ、大き目で、しかも実がふっくらしていて超美味!!



 夜、暗かったので、翌朝もう一度バーベキュー場を見てみると、あらまあ、ハートマークなんかがついてたのね。



 ところで、この民宿は実は2軒あるのです。我々が宿泊したのが黄色い外壁のおうちだったのですが、プレハブのバーベキュー場を挟んでそのお隣にも灜稼民宿があります。ほら、螺旋階段がついた塔が見えるでしょう?あそこがもう一つの灜稼民宿です。


    
 もう一つの灜稼民宿にもお邪魔してみました。な、な、なんと、この鉄塔、民宿の中に建ってるんですよ!民宿の玄関をお邪魔しまーすと入って、それから螺旋階段を上るのです!


    
 我々も宿の主人の案内で螺旋階段を上り、一番上まで行ってみました!するとそこは展望台になっていて、なんと!テーブルと椅子が置いてあり、ここでお茶を飲むこともできるとのことなんですが、晴天のこの日でも、もーのーすごーーーい風で、お茶どころではござーませんわよ、この状況は。だってね、この展望台、高さ30メートルくらいあるんですよ!



 円形の展望台は直径5メートルほどあったでしょうか。四方を見ると本当にいい眺め!



 高い建物に遮られない景色っていいですねえ。



 「口湖の台北101」とは、宿の主人の言葉。

 のんびりした口湖の面白い民宿でした。

灜稼民宿:雲林縣口湖鄉成龍村131號 宿屋の主人の電話0965-33-1237
     フェイスブックはこちら

士林夜市美食区

2016-04-25 19:45:23 | 飲食五花八門

 本当に本当に久しぶりに、士林夜市へ来てみました。5,6年ぶりかしらん。そうしたら、もうずいぶん変わっていたのでびっくり!食べ物街が地上じゃなくて、地下に大集合していて、しかも「美食區」なんて名称まであるんですね!台北近郊在住なのにちっとも知らなかったわけで、戸惑いつつ地下へ下りていったのでありました。



 週末だったからか「美食區」は大賑わい!


    
 しかし、なんだかデパ地下みたいな雰囲気だなあ。まあ、エレベーターやトイレの方向を示す看板なんかもしっかりあるし、お客さんには便利。



 おおおっ!食欲全開になる写真です!一応日本語でもメニューが書いてありますね。



 ロの字型になった通路の外と中に食堂街がずらっとつながっている感じです。



 揚げ物料理が豪快にバットの上に積み上げられています。



 日本語訳がか~な~り怪しいのもありますなあ。



 看板のしたには生きたエビさんたち。青い色が鮮やかです。しかし、茹でられたり、揚げられたりして、人間の胃袋の仲に入る運命です・・・



 どれも美味しそう~~!



 海鮮料理も多いですね。



 亜熱帯の国ならではの、フルーツパーラーもちゃんとありますよん!でも、ここは食後に訪れたいなあ。



 台湾ビールを飲みながら、これで一杯ってのもいいっすね。



 お店はどこもお客さんでごった返しています。



 台湾名物牡蠣オムレツのお店も、もちろんあります!



 揚げ物の行列!!!迫力あります。



 青蛙下蛋っていうのを見て、ビビッてる方!大丈夫です。カエルの卵ではありません。カエルの卵によく似た植物のタネが入った飲み物のお店です。



 鉄板焼きコーナーもありましてよ。



 ごはんの後には「愛玉ゼリー」もさっぱりしていていいっすねえ。蜂蜜レモン味ですよ~!



 結局この日、我々はこの風景に引き寄せられました。



 それで、この方々にお世話になり・・・・・



 蝦仁チャーハンいただきまーす!



 牡蠣オムレツは娘のリクエスト。



 担仔麺を久しぶりにいただき・・・・・



 小さいカニのフライを喜んで食らい・・・・・



 おっと、燙青菜(葉物野菜のゆでたもの)も忘れずに!


    
 締めは美食区を出て、老舗のカキ氷屋さん「辛發亭」へ。メニューを見て、さあ~、どれにしようっかなあ~。


    
 結局抹茶紅豆雪片(抹茶アズキ)と・・・


    
 楓糖粉圓雪片(メープルシロップとタピオカ)にしました。ごちそうさま!

士林夜市美食区:MRT「剣潭」駅から徒歩5分。駅を降りて、基河路をまっすぐ歩いてください。





台中の霧峰林家花園

2016-04-22 20:30:29 | お勧めスポット

 1999年9月21日の大地震で破壊され、長らく修復作業が続いていた台中の霧峰林家花園が、1年位前にようやくリニューアルオープンしたと聞き、知人たちとともに行ってきました。
 林家花園というのは、清の時代に、台湾で大きな勢力を持っていたおうちの一つ、林さんのお宅です。当時は他にも新北の板橋の林さん、鹿港の辜さん、高雄の陳さんというお宅が大きな力を持っていたそうですが、こういった大きなうちの勢力は台湾社会に大きな影響を与えていたらしく、霧峰の林家は中部台湾の田畑の測量を行ったり、太平天国の乱に加わったりと、それはそれは物凄い家柄だったようです。



 再オープンしたと言っても、一般観光客が見学できるのは、この広い敷地を持つお屋敷の中で、「宮保第」と「大花廳」という棟だけ。ほかの建物群は、まだ修復が終わっていないとのことで、見学できませんのであしからず。



 修復されただけあって、確かにレンガの色が新しいですね。早速宮保第の中に入ってみることに。


    
 堂本、ではありませんよ、キンキキッズじゃなくて、本堂です!



 屋根瓦とレンガと黒い木造の組み合わせが素敵です。



 上方に施された木工彫刻が、また凝ってますなあ。


    
 この日のガイドさんは日本語もできました。大学で日本語を専攻していたそうで、上手に説明してくださいますよ。


    
 扉の両側に施された木工の透かし彫りがイカしています。


    
 燦然と輝く「宮保第」の文字。


    
 透かし彫りの素晴らしさもさることながら、色目もいいですね。



 建物の扉の上部には必ず扁額が飾られています。一族の繁栄が込められた文字が書かれています。



 木工彫刻の素晴らしさを解説するガイドさん。



 棟の中ほどにはお庭があります。



 当時このお屋敷に住んでいた人々に使われていた道具類も展示されています。当時の人力車。


    
 木の扉の細工も細やかです。



 お屋敷の一室でお客さんにお茶のサービスがありました。



 しばしお茶をいただいて休憩です。



 部屋の外壁の飾り彫りも素敵です。壁の下のほうはレンガ造りになっていますが、一番下に、小さく四角形に切り出されたところがあるのがわかりますか。これはネコの通り道だそうです。ネズミ退治のためにネコが飼われていたのだとか。


    
 お屋敷の中にはたくさんの小部屋があります。



 六角形の窓枠がなんともお洒落。



 宮保第から大花廳の棟へと進みます。



 おお、なんとも変わった造りですこと!丸い穴みたいなのがぽっかり開いてるけど、何なのこれ?



 と、思ったら、階段があってその上にはなんとも素敵な彫刻が施された扉があるじゃないの!これは何??ガイドさんいわく「ここはねえ、舞台なんですよ。今、私たちがいるのは舞台の裏で、ここからパフォーマンスを演じる人が上に上がって登場したのです。」



 で、舞台がこれ!ひょえー、すごいゴージャス!だってねえ、お家の中にステージがあるんですよ。昔のお金持ちのうちってすごいわねえ。
 ちなみに、おととしの秋、安室奈美恵ちゃんがここでミュージックビデオを撮影したのだそうです!ガイドさんが嬉しそうに説明していました!!



 舞台の天井の彫刻も超イカしています。こういうところにも凝ってるのは、さすが豪族!



 ステージから広間に向かいました。まあ、もう、これは立派過ぎますわ!



 奥のほうにある螺鈿細工のテーブルとか椅子、めっちゃ高いんだろうな~、という庶民のゲスな感想。壁にある肖像は当時の林家の偉い方々。



 螺鈿細工のテーブルとか椅子、めっちゃ高いんだろうな~、という庶民のゲスな感想。



 長い鉄砲!林家では軍隊も抱えていたそうですので、こういうものがたくさんあったんでしょうね。ちなみに、この長い鉄砲は二人がかりでかついで撃つんだそうです。操作が難しそうだ~。



 大花廳の前方の建物には扉の上部に九つの文字が彫られています。これらの文字は、それぞれ字体が違いますが、全部「壽」という字です。「九」の 発音が中国語では「久」と同じなので、いく久しく長寿であれ、という祈りが込められたものなのでしょう。

霧峰林家花園:台中市霧峰區民生路26號 TEL04-2331-7985

iicake 雲林ケーキタオルカフェ

2016-04-20 20:03:58 | お勧めスポット

 少し前に「興隆タオル観光工場」の話を書きましたが、今回もタオルの産地虎尾ならではのスポットのご紹介です。「iicake 雲林蛋糕毛巾咖啡館(雲林ケーキタオルカフェ)」というお店です。屋号だけ聞くと、喫茶店なのかと思いますが、実はタオルのお店なんです。



 ほら、中に入ると、タオル製品がた~くさん!!



 手拭タオルだけではありません。タオルで昔のお金の形を作った商品などがいっぱい!



 これは日本のサンリオのキャラクター、ポムポムプリンのタオル!



 同じくメロディーちゃん!



 ちびまるこちゃんもありました!



 おさるの女の子も人気商品!



 タオルをケーキのような形にし、可愛くして販売するというのは、いいアイデアかも。



 他にも様々なキャラクターが並びます。



 見ていると欲しくなって来るから、お店のマジックにまんまとはめられてるんですね。


    
 タオルの花束も可愛いですね。



 四葉のクローバーをイメージした商品ですね。



 このお店は「咖啡館(カフェ)」と銘打っていますが、カフェスペースはほんのわずか。ドリンク類も売っていることは売っていますが、実際のところはタオル屋さんです。けれども、レジのところは、まるで飲食店のような造りになっています。



 レジの奥まったところに、少しだけフードコーナーが設けられています。



 面白いのは、お店の人がケーキ型タオルを作っている所を見学できること。



 慎重に、慎重に、みんな同じ形になるように作っていますね。



 もちろん普通のタオルも販売しています。



 お店は2階建て。2回へと続く階段を上っていくと、踊り場の壁に可愛い絵が!・・・と思ったら、絵じゃなくて大きな大きなタオルでした!


   
 2階の床の一部はガラス張りになっていて、タオルで作った動物やタオルの糸が展示されていて、子どもたちに大うけ!


    
 タオルのデコレーションケーキもありまーす!



 子どもたちを対象にしたDIYコーナーもあります。お店のお兄さんが親切に指導。


    
 うーん、こうやって見ると、タオルっておいしそうなのね。

iicake 雲林蛋糕毛巾咖啡館:雲林縣虎尾鎮光復路2號 TEL(05)633-6728
              営業時間は10:00~18:00

ミャンマー街の水掛け祭り

2016-04-18 20:52:50 | 風物詩

 東南アジアでは4月が新年。新年といえば水掛け祭りというわけで、新北市中和区のミャンマーの方々が集まる区域では、毎年4月中旬に水け祭りが行われます。今年も16日に行われました。
 実は今年は行かなかったのですが、過去の水掛け祭りの写真がありますので、それをご紹介いたします。



 所は新北市中和区の華新街。ミャンマーの方々が多く住むエリア。毎年行われるこのお祭も年々グレードアップしている模様。
 新北市長の朱立倫氏の挨拶があった後、盛大に祭りが始まりました~~!(朱立倫氏は仮設ステージから下りたとたん、一斉に市民から水をかけられて、早速全身びっちゃびちゃになっていました。)



 ちびっこたちは水鉄砲を持って準備万端。



 道のあちらこちらで水鉄砲売りの方がいますよ~。



 このお祭りのときだけ、水撒き設備が道路の真ん中に設置され、そこらじゅうを水浸しにします。



 大人も子どもも水の掛け合いに興じます。



 北台湾の4月は暑いこともありますが、運悪く寒いときもあります。寒くても水浸しになりますので、参加する方は覚悟の上ご参加ください。



 消防のポンプ車も待機していて、水を供給しています。雨合羽を着て参加している人もいますが、そんなものを着てたって、無駄!全身びしょぬれになりますので、諦めてください。
 一度娘に雨合羽を着せて行ったことがあるのですが、このお祭の意義は濡れることにあるそうで、小さいバケツに汲んだ水を襟元から中へジャッと入れられました。濡れないとこの一年幸せになれないのでしょう。



 ビデオを撮る場合はビニールでカバーしないとね。



 水がかかっていない人は間違いなく掛けられますので、ご注意を!



 いや~ん、水が目に入っちゃったあ。



 イエ~イ!逆襲だーーい!



 あっちこっちで水鉄砲の水光線が発射されています。



 外国のお客さんは格好の的。見つけられたら水を掛けられまくります。



 あああ、だんだん私のカメラも湿ってきた・・・・・



 バケツに入った水を豪快にドバッと撒く人もいますから、気をつけて!



 国籍など関係なく水浸しになります。



 背中めがけて水掛けちゃえ~~!



 やったわね~、お返しよ~!と西洋人の女性たちが反撃に出ていました。

 とにかく30分くらいこの場にいただけで全身水浸しになります。参加する方は着替えを持って行ったほうがよろしいです。かく言うわたくしめも、全身びっちゃんこになり、パンツまでびしょ濡れ。最後は水を滴らせて歩いていました。幸い暖かい日だったので、帰りは娘だけ着替えさせて、私も主人も濡れネズミのままバイクに乗って、自宅まで戻りました。
 童心に返ってはしゃぎたい方にお勧めのお祭りです。

華新街:MRT南勢角駅から徒歩10分。バスなら242番、249番、670番などで華新街駅下車。
    水掛け祭りは毎年4月中旬頃行われます。間近になったら新北市の観光サイトなどで発表がありますので、ご参考までに。
 
 

観劇半日ツアーに参加して

2016-04-17 15:27:10 | 試してみてね
 知り合いの台湾の方が日本語ガイドのボランティアをしている関係で、先日、半日の観劇ツアーに参加してきました。知人が所属しているのは、「台北街歩きツアー」という団体で、定期的に一日遊覧ツアーを企画、実行しています。
 対象は地元の台湾の方だけではなく、外国人でもOKなのです。ガイドさんは英語、日本語のできる方もいらっしゃいますので、興味のある方は来台にあわせてどうぞご参加ください。
 台北街歩きツアーのサイトはこちらです。

 さて、今回参加したツアーでは、歌仔戲(ゴアヒ)という台湾オペラ、小劇団による現代風歌劇、布袋戲(ポテヒ)という伝統的な人形劇という3種類の劇を鑑賞するコース。今回のお客さんは台湾の方と日本人というわけで、ガイドさんの説明も中国語と日本語で行われました。

    
 まずは迪化街にある大稻埕故事工坊という建物の前に集合し、最初に行われる歌仔戲(ゴアヒ)を鑑賞しました。



 まずは劇が始まる前に、楽器担当の方々は慎重にチューニング。



 劇が始まりました。台湾固有の伝統芸能である歌仔戲(ゴアヒ)は、日本の宝塚歌劇団のように、劇が主に女性だけで行われるのが特徴です。台湾語で行われるので、何を言っているのかわかりませんが、ちゃんと字幕がスクリーンに出ますのでご心配なく。今回はほのぼのするような恋愛劇でした。



 劇が終わって役者さんたちがご挨拶。衣装が素敵ですね。



 次に延平北路と重慶北路の間にある茶芸館「有記名茶」へ行きました。一階では茶葉や茶器などを販売していますが・・・



 二階はこのようになっております。



 お茶を飲むスペースがあり、小さなステージもあって、定期的に舞台鑑賞ができるようになっています。



 ガイドさんによる芸の説明がありました。二つ目の劇は、台北の小さな劇団による、現代風にアレンジした古典劇。



 お客さんはテーブルについて幕が開くのを待ちます。



 お、始まりました。



 ステージの脇には楽器隊。



 日本人の観客のために、日本語による字幕も出ていました。



 このお話はなかなか面白かったです。珍珠奶茶(パールミルクティー)がどうやって誕生したのか、という実話を元にユーモアを交えてお話が展開します。



 茶葉のお店の主人が登場。



 白い服を着た女性がミルクティーを、黒い衣装を着た男性が珍珠(タピオカ)を表現しています。最後に腕を組み合って踊り、融合を表現していました。



 最後にライバル店同士だった、ミルクティーのお店とタピオカティーのお店は協力して、それぞれの看板メニューを合体させることにしました、とさ!



 めでたし、めでたし!とここで終劇。楽しい劇でした。


    
 最後に保安街にある「順天外科醫院」というカフェの最上階にあるイベントスペースで、布袋戲(ポテヒ)が行われました。ガイドさんの後ろに見えるのが布袋戲(ポテヒ)の人形劇に使われるステージです。



 人形は向かって右側の「入相」と書いてある窓口から登場します。



 人形師さんの巧みな人形遣いに驚かされます。時には人形をぽんと高く放り投げて、上にある窓をくぐらせることもあるんですよ。



 今回の劇は勧善懲悪もので、わかりやすく、面白かったです。



 客席からは見えないのですが、ステージの後ろに楽団がいて、「北管」という中国北方の流れをくむ旋律で音楽を奏でます。



 人形遣いの方は人形を操るだけではなく、台詞も言います。



 楽しい観劇のひと時でした。



虎尾の切り絵の町

2016-04-14 20:19:01 | お勧めスポット

 虎尾に、切り紙細工のような絵が描かれている一角があると聞き、是非見たいってんで行ってきました。それがこちら。虎尾の中心からやや西に行った、「北溪厝」と呼ばれるエリアにありました。



 158号線から龍安宮に続く道を右に折れ、お宮の門の下をくぐったところから、絵は続いていました。



 ほら、見てください!白い壁に赤一色の動物の絵。中華伝統の切り絵みたいな図案です。ネズミ、牛、トラ・・・干支の絵が描かれています。



 おおおお!家の壁一面に描かれた、大胆な絵!



 お寺のすぐ斜め向かいにある建物の壁も、ご覧の通り大胆に描かれています。



 すぐ側では台湾の伝統芸能、布袋戯(人形劇)が青空上映中。



 その向かい側の大きな建物の壁にも、いっぱいに赤い絵が描かれています。この絵はちょっと可愛いデザイン。



 お寺に続く道の両側の壁には、切り絵タッチの絵がずらりと並んでいました。これも干支の絵です。



 この絵も素晴らしい~!チャルメラを吹いているのはお猿さんかな?


    
 電信柱にもこのように、鯉のぼりのうろこみたいなデザインが赤で描かれています。



 作品の青空展示場という感じでしょうか。



 この絵もすてき!すごく気に入りました。



 ちょっとした休憩所もあります。疲れたらここに腰掛けてゆっくりしましょう。



 ん?これは何でしょうか?このニワトリさんも作品の一つなんでしょうね。



 あ、台湾のお正月のとき、玄関に貼る紙に、よくこんなデザインがありますよね。



 おそらくトラ。立派なお髭が自慢です。



 聞いたところによると、絵の先生の指導のもと、大勢の学生が手分けしてこのエリアの壁に絵を描いたのだそうで。それにしてもうまいなあ。



 おお、可愛い!2012年に描かれたのかな。



 蝶々が壁に羽根を広げました!



 アートな壁に目が釘付け。



 年少者が描いた絵とは思えません。



 こちらは大きな絵。ダイナミックな構図です。



 丸々太ったブタさん、愛くるしいですね。



 活動中心には、わりと現代タッチの絵が描かれていました。



 絵本館は、本日お休みのようです。



 とっても楽しげな絵。



 社区の地図も赤い絵で描かれていました。

ハローキティー冰菓室

2016-04-12 20:13:04 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 台北市の中心忠孝東路にある、台湾オリジナルハローキティーのお土産物屋さんの奥に、「HELLO KITTY冰菓室」という喫茶店があります。奥まっているため、ちょっと分かりにくいのですが、お店の奥にひっそりとありますので、思い切って覗いてみましょう。


 
 お店はざっと見渡すとこんな感じです。



 キティーちゃんの絵や人形が置いてあるから、キティー関連のお店だと分かりますが、キティーがなかったら単なる喫茶店という感じです。あ、ところで日本ではみな「キティーちゃん」と言いますが、台湾の皆さんは「ヘローキティー」と、なぜだか必ず「HELLO」をつけて呼びます。確かに正式な呼び方なのですが、日本人には違和感がありますよねえ。



 お店の壁はキティーちゃんで飾られています。



 ほら、ご覧の通りです。あ、ちなみにキティーは中国語では「凱蒂」と書きます。


    
 壁で一番目立つ所にあるキティーちゃん。



 丸椅子にもキティーちゃんが描かれていました。日本人以上にキティーちゃんが好きな台湾の方々ですが、どんだけ好きやねん!!と思ってしまいます。他の国のキャラクターなのに、この力の入れよう・・・まあ、台湾にはキティラーと言われる人もいますからねえ。


    
 とにかくテーブルについて、メニューを見てみました。「古早味」というメニューがあるように、こちらは懐かしの古きよき時代をテーマにした店構え。どおりでキティーちゃんにしては哀愁漂うようなお店の雰囲気になってるなあと思っちゃったよ!


    
 栄養トーストセットのメニューから注文することにしました。



 私のチョイスは卵のサラダに人形焼をプラスしたもの。ドリンクはコーヒーで。



 こちらは娘のオーダー。ハムチーズトーストにキティー餅のついたもの。ドリンクはミルクティー。


    
 キティーちゃんの顔が焦げ目になってつくように作られたトースターで焼いたのね。素人でもできそうなメニューですが、これで商売が成り立つところが台湾。



 娘は喜んでいますが、私は「ふーん、こんな店よう作ったなあ・・・」と別の意味で感心しておりました。



 懐かしのムードがコンセプトとは言え、キティーちゃんとはちょっとミスマッチかも・・・というのが私の感想ですが、まあ、それもいいのでしょう。


    
 うむ、この昭和感というか、電飾がまたノスタルジックというかチープというか場末感があるというか、なんちゅうかほんちゅうかという気分でお店を後にしました。
 キティーちゃんが好きな方にお勧めのお店でした。

HELLO KITTY冰菓室:台北市忠孝東路四段313號 TEL(02)8773-2248
               営業時間11:00~22:00 年中無休

虎尾のサロンカフェ

2016-04-11 20:28:18 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 虎尾には沙龍(サロン)カフェという素敵なカフェがあります。これがその建物。


    
 この看板が目印なんですが、場所がとってもわかりにくいので、行くときは町の人に訊いてみたほうがいいでしょう。というのも、道と道の間の奥まったところにあるからです。中正路と福民路の間にありますので、注意、注意。



 探し回ってやっと辿り着きました~。門もなかなか素敵じゃないですか。



 郵便受けもずいぶんと洒落ていますこと!



 とにかく中に入ってみましょう。松の木の枝が伸びているところのドアから入ります。



 「サロン」というだけあって、お店の中は、ほら、ご覧の通り。



 本棚にぎっしり飾られた本、それに立派なテーブルとソファー。この椅子に腰掛けて、実際にティータイムができるんです。



 どうしよっかなあ、ここに座ろうか・・・



 少人数なら、この席でもいいですねえ。奥にも本棚や飾り棚があります。


    
 こちらの席もソファー、テーブルがゴージャスです。でもって、窓などは和風。和洋折衷が面白いですね。



 こちらの二人用の席は、1925年代のアールデコですって!



 展示品の、昔のタイプライター。



 天井から吊るされたシャンデリアがなんとも可愛いデザインです。



 結局、この席に座ることに決めました~。



 午後のティータイム。店主にお勧めのメニューを教えてもらって注文しました。尚、このお店では最低消費一人250元になっていますので、ご注意を。



 お店オリジナルの手作りチーズケーキとコーヒー。


    
 蜂蜜レモンジュースはすっきりとした清涼感。暑かったので喉に爽やかでした。



 私が注文したのは、サトウキビラテという変わった飲み物。飲んでみると、確かにサトウキビの味がしましたが、バター風味もあり、なかなか新鮮なお味でした。



 店主お勧めのニンニクパイ。これ、とっても美味しかったです!お店のオリジナル商品のようです。ああ、お土産に買ってきたらよかったと後悔。温めて食べると尚おいしいです。

虎尾厝沙龍:雲林縣虎尾鎮民權路51巷3號 TEL05-631-3826
      營業時間:11:00 ~ 23:00 日曜日:11:00 ~ 18:00 (月曜休み)




春の杉林渓(追加記事あり)

2016-04-10 13:12:58 | お勧めスポット

 南投縣竹山鎮にある観光地、杉林渓にやってきました。名前通り杉の木が覆い茂る山の景色がウリモノの自然公園です。緑溢れる風景はマイナスイオンが噴き出しているかのようなすがすがしさ。だけど、日本人にとって杉林なんてさほど珍しくないんじゃなーい?なあんて意見もあるでしょうね。だけど、ここは杉林だけがウリモノではないんです。



 杉林渓へはゲートからマイカーでは行けないシステムになっています。突き当たりの滝まで行くと2キロ以上歩かなくちゃいけないので、園のバス(有料)を利用してくださいね。もちろん歩きたい方は徒歩で奥までどうぞ。いや、歩くなんぞ勘弁という方はゲート前にある赤い紅葉でも見て、お土産屋さんを冷やかすのもいいでしょう。



 杉林渓の突き当たりに広がる景色は圧巻です!翡翠色の水を湛えた池の向こう側には不思議な洞窟が口を開けていました。


    
 崖の谷間からは滝が流れ落ちています。



 その滝の下から遊歩道が設けられていますが、道なりに進むと洞窟の中に入っていきます。この「松瀧岩」洞窟は高さ30メートル、幅が68メートル、深さ25メートルもあって、天井からは鍾乳石が垂れ下がっています。



 遠くから見ると洞窟がぽっかり口を開けているのがよくわかりますね。

 さて、杉林渓のゲートから松瀧岩まで園内専用のバスに乗ると途中に一つ駅があって、ここでお客さんが大勢乗り降りしています。何かあるのかなと思い、下車してみたら「花卉中心(花びらセンター)」という施設がありました。ちょうど牡丹の花の展示がありましたので見てみることにしました。



 すると中には本当にたっくさんの牡丹の花が咲いていました。




 ピンク色の牡丹や白い牡丹や・・・



 真っ赤な牡丹も。どの花も子どもの顔くらいの大きさがあり、あちこちで咲いている様は圧巻でした。



 中にはこんな牡丹もありました。ピンク色の花の中に赤い色が混じっていて作りものみたい!でも、本当のお花なんです。



 チューリップコーナーも端っこの方にありました。ちょっと変わった種類のチューリップ、ブラックチューリップや白と赤紫色のチューリップがあり、珍しいな~と思いながら見ました。
 牡丹の展示は毎年3月下旬から4月下旬までだそうです。

杉林渓への行き方:台鐡台中駅、または高鐡台中駅から台湾好行バスで溪頭線(B線)に乗り、終点の杉林渓で下車。(ただしB線は企画中なので、確認の上ご乗車ください)

 再び4月に杉林渓へ訪れたので、そのときの写真も追加でアップいたします。


 滝のあるエリアの前に架かる吊橋も有名です。


    
 99吊橋という名前なんですね。



 大勢のお客さんがこの橋を渡ってから滝の見物をします。



 ぽっかり口をあけた洞窟の奥にも遊歩道が設けられていて、散策ができますよ!



 かなり神秘的な風景です。



 洞窟の奥から眺めると、こんな感じ。



 フラワーセンターにも再度行ってみました。牡丹の花はやっぱりきれい!



 花弁が幾重にも重なっていて、ゴージャスな花ですね。



 春なのに紅葉も見られます。4月でも杉林渓の気温は冬並みに寒いんです。



 葉牡丹も植えられていました。



 色とりどりのチューリップも健在。



 チューリップもいろんな品種があるんですね。



 花弁の先がとんがったような形のチューリップもありました。
 

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