雲林縣の南部に位置する海沿いの町、口湖にやってきました。この風景を見ると、海辺の町だとすぐわかります。牡蠣の殻がそこらじゅうに山と積まれている光景。牡蠣の養殖が盛んな台湾中部、南部の町って、こんな具合です。
道沿いの東屋も、こんなふうに牡蠣の殻であしらわれています。
夕方の風景は美しいですね。
町の塀には、楽しそうな絵が描かれていました。だが、しかし!口湖に行くにあたり、口湖の民宿の予約金を台北の郵便局で振り込もうとしたら、郵便局の人曰く、「口湖なんて町、台湾にないでしょう?新竹の湖口の間違いなんじゃないの?」
いえいえ、ちゃんとあるんですよ、口湖ってところが。全国に地名が知られていないほど、ひっそりとした静けさと、のどかな町。わたしゃ、気に入りましたけど。
ほーら、バードウォッチングにはもってこいの所なんです!
なんだかアートな集会所。夕暮れ時でどなたも不在。
この地域のお寺、安竜宮です。
お寺の向かいのお宅の外壁には可愛い魚の絵が描いてありました。漁師町ですねえ。
この日のお宿は口湖の成龍にある灜稼民宿。この黄色い外壁が目印です。
民宿の周りはいけすになっています。
いけす、稼働中です。
民宿の向かい側は船着場。
おっと、ここでも鳥さん発見!
民宿の中に入りました~。受付は1階フロアです。
私たちのお部屋は2階の202号室。わあい、クロツラヘラサギの部屋だ!
4人部屋でしたが、けっこう広いです。wifi接続でき、インターネットも使えますよ~。でも、テレビの局数は都会よりぐっと少ないです。(それがまたいいのです。テレビを見に来たわけじゃないから。)
お隣の201号室はアメリカムナグロのお部屋なのね。
晩ご飯は民宿から20メートルほど歩いたところにある、バーベキュー場でいただきました。バーベキューをしたい場合は事前に宿の主人に言っておかないといけないのですが、我々はうっかりそれを忘れ、危なく食いはぐれるところでした。というのも、このあたりは近所に食堂などがまーーーったくなくて、隣町まで車で行かないとダメだとのこと。絶句した我々の顔を見て、宿のご主人が簡単に晩ご飯を作ってくれました。
焼そば3人前を大皿にド~ン!!
アサリのスープが鍋ごと登場!
ここのアサリ、大き目で、しかも実がふっくらしていて超美味!!
夜、暗かったので、翌朝もう一度バーベキュー場を見てみると、あらまあ、ハートマークなんかがついてたのね。
ところで、この民宿は実は2軒あるのです。我々が宿泊したのが黄色い外壁のおうちだったのですが、プレハブのバーベキュー場を挟んでそのお隣にも灜稼民宿があります。ほら、螺旋階段がついた塔が見えるでしょう?あそこがもう一つの灜稼民宿です。
もう一つの灜稼民宿にもお邪魔してみました。な、な、なんと、この鉄塔、民宿の中に建ってるんですよ!民宿の玄関をお邪魔しまーすと入って、それから螺旋階段を上るのです!
我々も宿の主人の案内で螺旋階段を上り、一番上まで行ってみました!するとそこは展望台になっていて、なんと!テーブルと椅子が置いてあり、ここでお茶を飲むこともできるとのことなんですが、晴天のこの日でも、もーのーすごーーーい風で、お茶どころではござーませんわよ、この状況は。だってね、この展望台、高さ30メートルくらいあるんですよ!
円形の展望台は直径5メートルほどあったでしょうか。四方を見ると本当にいい眺め!
高い建物に遮られない景色っていいですねえ。
「口湖の台北101」とは、宿の主人の言葉。
のんびりした口湖の面白い民宿でした。
灜稼民宿:雲林縣口湖鄉成龍村131號 宿屋の主人の電話0965-33-1237
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