今回は台北縣の台湾鉄道の単線、平渓線の終点駅、菁桐駅とその周辺についてのご紹介です。
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平渓線は平日こそ利用客は少ないのですが、休日ともなるとお客さんでいっぱいになり、菁桐老街は大変にぎやかになります。けれども駅自体はこんなにのんびりしたムード。のどかな田舎の駅っていうかんじでしょ。
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駅舎はこんなふうに木造の古い造りです。
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駅舎のお隣にはこんなお土産物屋さんがありました。10年くらい前にも菁桐駅へ行ったことがあるのですが、その時はこんなお店なんかありませんでした。のどかな老街を求めて大勢お客さんが訪れるから、こういうのを作ったんでしょうね。レトロなお店にはお客さんが溢れ、皆さんお店の前で写真撮影なんかしていました。
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おおおおお!こういうのも売っているんですね!いっぱい並んでいると、色とりどりできれい!このお土産はミニランタンの飾りですね。ランタン飛ばしのメッカ平渓線ならではのグッズです。旧暦の1月15日にここ菁桐あたりで毎年ランタン飛ばし大会があるのですが、それにちなんだ商品も最近では売り出しているようです。
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あれれ?この木の筒みたいなものは何だろう?すごくいっぱいぶら下がっています。しかも、吊してあるのは使わなくなった古い列車の展示スペース!この木の筒、よく見てみると何か書いていますね。
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なんとこれは、「許願筒」というもので、これに願い事を書いて吊すようなんです。絵馬みたいなものですね。
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駅前にはいろいろなお店がありますが、飲食店も多いです。これはレストラン。木造の建物がいい雰囲気です。「紅寶礦工食堂」という名前のお店です。
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お店の脇にはこんなものがありました。うん?これはいったい何?灯籠かなあ?ガス灯だったのかな?骨董品っぽいです。
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これはコーヒーショップの看板。「煤」という名前です。そしてヘルメットをかぶったおじさんが笑顔でコーヒーを飲んでいる絵が描いてあります。そう、ここ菁桐はその昔、炭鉱の町だったんです。今はもう掘り出したりはしていませんが、元炭鉱の町をアピールしようと、菁桐では様々な取り組みが展開されていました。
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駅前の道路の、一番目立つ場所にはこんなモニュメントが。炭鉱夫の生活を描いた像ですね。
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駅のそばには「菁桐礦業館」という資料館がありました。この中には炭鉱業が盛んだった頃の写真や、資料、当時使われていた道具などが展示されていました。
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線路の北側には元炭鉱の入り口がありました。当時、使われていた建物も残っています。石炭処理に使われていた工場跡のようでした。
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菁桐駅から西に100メートルほど行ったところにも、炭鉱の入り口だった場所がありました。今ではもう入り口も封鎖されていますが、大きな炭鉱窟だったことがわかります。
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この辺りには日本統治時代、多くの日本人が炭鉱事業に携わっていたようで、日本式の家屋も残っています。これはその一つで太子賓館。今はレストランになっていますが、昔は炭鉱会社のクラブハウスだったとか。
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ここも日本式のおうちです。「皇宮」という名前のカフェレストランになっていますが、木造で純日本風の造りです。その昔、炭鉱業責任者の住まいだったということです。
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「北海道民宿」という民宿もありました。この門の中の建物は日本統治時代は、炭鉱業のために北海道からやって来た人達が住んでいた場所だそうです。
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菁桐駅のそばにこんな穴が空いている場所を発見!いったいこれは何でしょうか?防空壕の跡かもしれません。
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少し平渓駅よりの山の中腹にも防空壕の跡のようなものを発見しました!物騒だった時代の忘れ物を見たような気がしました。
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