ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

175号線は東山コーヒーの里

2013-11-26 21:50:49 | お勧めスポット

 台南縣東山郷の山間部を貫く175号線は知る人ぞ知る、台南コーヒーの故郷でした!くねくねカーブが続く山道をずんずん走っていきま。すと・・・・


       
 一軒のコーヒーショップを発見!これは天の助けかな?雨で冷えた体を温めようと、コーヒーを飲んで休憩することにしました。このコーヒーショップは「山野農荘珈琲生態園」という名前の、素朴なお店でした。


       
 早速コーヒーをいただくと、カップに「東山珈琲」の文字が。なんとここは台湾コーヒーの里だったとわかりました。
 台湾コーヒーと言えば、雲林縣の「古坑コーヒー」が有名ですが、ここ台南縣東山も生産量は古坑コーヒーよりも更に少ないながらも、この辺り一帯でコーヒーの生産が行われているのでした。


       
 お店の周りにも、ほら、この通りコーヒーの木が植わっています。


       
 ちゃんと枝にコーヒー豆もなっていました。うっそうと茂るコーヒーの木は日本人の目には珍しく映ります。


       
 お店にはテラス席もありました。残念ながらこの日は雨だったので、テラス席でコーヒーを飲むことはできませんでしたが、晴れた日にここでコーヒーを飲みながら景色を眺めたらすごく気持ちがいいだろうなと思いました。


       
 コーヒーだけじゃなくお茶もあります。コーヒーの飲めないお子様にはお茶をどうぞ。

 それにしても、東山コーヒーはあっさりしていて飲みやすかったです。酸味も少なく、苦みも控えめで、コーヒー通じゃない人にも受け入れられるお味!古坑コーヒーのほうが苦みが強いですね。
 古坑コーヒーも東山コーヒーも豆は同じアラビカという種類ですが、緯度が違うと味わいに違いが出るんだそうです。

 お店の方に東山の地図をいただきました。その地図を見ると、175号線沿いにはなんと20軒余りのコーヒーショップがあり、東山の地コーヒーが飲めるようになっています!!う~ん、これは素敵なスポットだと嬉しくなりました。だって、景色は綺麗だし、素敵なカフェがあるし!175号線ってコーヒー街道なんですね。知らなかったなあ!

 ただ、交通がちょっと不便なのが問題です。今のところ175号線にはバスなど公共の交通機関がなく、マイカーかタクシーでしか行けないのですから。
 いつか土日だけでもバスが通って欲しいものです。

    
 後日再び東山コーヒー街道を訪れました。今度は別のカフェへ寄ってみました。「優香珈琲」というお店。



 流木などで造った建物がステキです。全部店の主人が自分で建てたのだとか!



 もちろんコーヒーをいただきました。うん、おいしい!やっぱり東山のコーヒーはすっきりした味で飲みやすい!



 お店のぐるりにはコーヒーの木が植わっていて、コーヒーの実もなっていました。



 コーヒーの花も咲いていました!




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台南の小さな老街

2013-11-14 22:06:13 | 町を訪ねて

 台南縣最北の小さな老街、菁寮老街へやって来ました!菁寮老街なんて聞いたことないなー、と思われるかもしれませんが、小さな老街で客家の方々が住む集落ですので余り知られていません。しかし、最近ではここでも観光に力を入れていて、なかなかと盛り上がっているんですよ!



 老街と言うだけあって、昔懐かしい木造の建物が並んでいます。



 木造のうちが並ぶ通りは「木造街屋」と言われているみたいですね。



 今ではこの木造のおうちが商店となっていて、この地方の特産品などを販売しています。お休みの日ともなると、観光客で賑わいを見せます。



 客家の里らしく、花模様の生地で作ったクッションなども売っていました。



 木造家屋に、煉瓦の柱。懐古的な通りです。


    
 とにかくぶらぶら歩いてみましょう。



 町のお年寄りが集まる場所は、どうやらこの自転車修理のお店のようです。



 この瓦屋根のお宅は食堂になっている模様。



 この木造のお宅は青い色がステキ!郭楼式のお屋敷ですって!昔は薬屋さんだったとか。


    
 向かい側の通りに井戸を発見!屋根付きですね。



 「荷蘭井」って書いてある!オランダ井戸という名前です。



 ちびっ子達が井戸の周りに集まって、水汲み体験に夢中!



 井戸のすぐ脇には洗濯場も!ちびっこがお洗濯のまねごとをしていました。


    
 井戸の奥には民宿があるようです。ちょっと覗いてみましょう!



 民宿の敷地の一角に広い洗濯場がありました。昔懐かしい感じがしますね。ポンプを押すと本当に水が出てきます!



 洗濯板にはちゃんと布も用意してあって、お客さん達は銘々洗濯遊びを楽しみます。



 洗濯場の後ろにはトロッコがありました!これに乗って遊べるんですよ~~!!



 付属の竹竿を使ってぐいっと押し、トロッコを前進させます。結構力がいりました。



 この民宿は三合院という、台湾の昔ながらの家屋の造りになっているので、お宅の真ん中が広場のようになっています。昼間は臨時のレストランとなり、厨房で作る労働者の食事が販売されています。



 はい、これが昔の農作業労働時のランチ「公割稻飯」です。白いご飯の上に鶏肉、豚肉、卵焼き、野菜炒めなどが載っています。なんでもぶっかけ丼飯みたいなもんでしょうか。一杯百元でした。



 食後は屋根瓦の食堂に立ち寄り、カボチャ&タピオカのデザートをいただきました。うまし!!



 お店の中はこんな様子。木のテーブルに、ベンチ式の木の椅子。木の温もりが感じられます。



 この竹の柱の小屋には何があるのかな?お店のようです。



 昔懐かしい古い生活道具が展示されていました。



 こちらは墨林文物館。昔使われていた医療用道具が展示されているらしいのですが、残念ながらこの日は開いていませんでした。



 老街の外れにあるお屋敷も古くて立派な建物です。西洋式バロック調の建築です。資料によると、1928年に建てられたのだとか。今でも人が住んでいるらしいです。



 老街の道路沿いに進むと、菁寮小学校があります。この学校内にも味のある建物がありました。



 1910年に建てられた校舎は日本風の造りになっていて、こちらの辧公廳(事務楼)は屋根瓦といい、建物の形といい、本当に日本風。



 こちらは学校の講堂。この建物も日本風の建築です。事務楼同様青に塗られていて、美しいですね。

 菁寮老街は小さな老街ですが、見応えのある楽しい町並みでした。

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