台中市の南部に大里市という町があります。この町には老街という昔ながらの町並みがあり、下町っぽい風情を漂わせていました。
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観光老街ではなく、レンガ造りの建物や石畳の道など昔ながらの姿を留めたそのまんまの老街は深い味わいがありました。驚いたのはこの地域に住む人々です。訪れた私たちに向かって「こっちの方向にはお寺がありますよ」とか、「もう少し行ったら大きな老木がありますよ」などと気軽に教えてくれることでした。この親切さにちょっと感動!
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しばらく行くと、確かに老木がありました、樹齢もかなり経ったと思われるガジュマルの木が保存されていました。なんと、その昔大里は運河の畔に栄えた町だったようで、船着き場の跡が残されていました。ガジュマルの木の後方がその名残です。
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更に進むとお寺がありました。お寺のそばにはものすごい根っこのゴムの木がありました。木の幹のめくれたところから生ゴムが滴っていたのでびっくり!
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この日は休日だったのでクローズドでしたが、平日には大里の文化館で昔ながらの手法で作った家具などが見られます。この文化館は日本時代に建てられたものだそうです。
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老街のちょっと北側には「漬け物ストリート」がありました。通りの入り口には写真のように漬け物樽をデザインした飾りが・・・
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漬け物ストリートには青い大きな樽にたくさんの酸菜(雪菜の漬け物)が漬けられていました。もう今は木の樽ではなく、こういうプラスチック製の樽。
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ゴム手袋をしたおばさんが倉庫内で働いていました。カメラを向けると恥ずかしそうにしていましたが、どうぞ撮りなさいよと言ってくれました。
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町の道端にはこんな昔風のポンプ式水道があったり・・・・
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溝にはこんな水道が備え付けられていたり。これも漬け物の町ならではの工夫なのでしょうか。
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漬け物樽のモニュメントも発見!さすが、漬け物の町ですね。こういった人々の暮らしが垣間見られる通りを歩いてみるのもおもしろいなぁと、大里にて思ったのでありました。