ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

台中民族文化公園

2008-04-29 23:02:15 | お勧めスポット
     
 台中市内の北寄りにある民俗公園は台湾の文化と歴史を見るのに適した、興味深い公園です。

     
     
 園内は閩南建築の庭園となっており、レンガ造りの建物が並んでいます。その一角には昔懐かしい玩具を売っているコーナーもあり、いにしえの世界にタイムスリップしたような感じになります。

     
 敷地内には民俗文物館があり、昔の人が使った道具、衣装、生活用品などが展示されています。この赤い籠は花嫁さんが乗ったお輿。

     
 庭園の入り口には水を張った入れ物も。取っ手の部分を水で濡らした指でこすると、水面が波立ち、ブウウウンンンと音がします。

     
 庭園の隅には古い機関車が置いてありました。80年くらい前のもので、石炭を運搬するのに使われていたそうです。今はこの公園で静かに休んでいる機関車さん、お疲れ様・・・・

住所:台中市北屯区旅順路二段73号 月曜定休日

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漬け物の町、大里市

2008-04-23 23:30:42 | 町を訪ねて
 台中市の南部に大里市という町があります。この町には老街という昔ながらの町並みがあり、下町っぽい風情を漂わせていました。

     
 観光老街ではなく、レンガ造りの建物や石畳の道など昔ながらの姿を留めたそのまんまの老街は深い味わいがありました。驚いたのはこの地域に住む人々です。訪れた私たちに向かって「こっちの方向にはお寺がありますよ」とか、「もう少し行ったら大きな老木がありますよ」などと気軽に教えてくれることでした。この親切さにちょっと感動!

     
 しばらく行くと、確かに老木がありました、樹齢もかなり経ったと思われるガジュマルの木が保存されていました。なんと、その昔大里は運河の畔に栄えた町だったようで、船着き場の跡が残されていました。ガジュマルの木の後方がその名残です。

           
     
 更に進むとお寺がありました。お寺のそばにはものすごい根っこのゴムの木がありました。木の幹のめくれたところから生ゴムが滴っていたのでびっくり!

     
 この日は休日だったのでクローズドでしたが、平日には大里の文化館で昔ながらの手法で作った家具などが見られます。この文化館は日本時代に建てられたものだそうです。

     
 老街のちょっと北側には「漬け物ストリート」がありました。通りの入り口には写真のように漬け物樽をデザインした飾りが・・・

     
     
 漬け物ストリートには青い大きな樽にたくさんの酸菜(雪菜の漬け物)が漬けられていました。もう今は木の樽ではなく、こういうプラスチック製の樽。

     
 ゴム手袋をしたおばさんが倉庫内で働いていました。カメラを向けると恥ずかしそうにしていましたが、どうぞ撮りなさいよと言ってくれました。

     
 町の道端にはこんな昔風のポンプ式水道があったり・・・・

     
 溝にはこんな水道が備え付けられていたり。これも漬け物の町ならではの工夫なのでしょうか。

     
 漬け物樽のモニュメントも発見!さすが、漬け物の町ですね。こういった人々の暮らしが垣間見られる通りを歩いてみるのもおもしろいなぁと、大里にて思ったのでありました。

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台中のシャンゼリゼ?

2008-04-18 00:21:21 | レストラン、喫茶店、茶芸館
     
 台中市内にはお茶する所がたくさんありますよね。中でも若い人に人気があるのが台中のシャンゼリゼと言われている(?)「精明一街」じゃないでしょうか。

     
「精明一街」は西区と西屯区にまたがる短いストリートですが、この通りは歩行者天国で、オープンカフェになっています。休日の午後には、ほら、この通り多くの人がお茶しながらお喋りを楽しんでいます。

     
 通りの一番端には元祖パールミルクティーの店「春水堂」があります。ここの「春水堂」は他の支店とひと味違い、お店の造りやインテリアが凝っています。それで人気があるのか、物凄いお客さんの列ができていました。

           
 私たちは「陽光海岸」というお店でコーヒーと冰水果茶(アイスフルーツティー)を注文し、空いているパラソルつきテーブルについてそれぞれを飲みました。

     
 「現場演唄」(ライブ)もあり、この日は女の子がキーボードを弾きながら歌っていました。

 通りの両脇にはブティックやレストラン、ソフトドリンク店が並んでいて、賑やかな雰囲気です。ただ、飲食店よりもブティックの方が多いので、カフェを求めて行くとちょっとがっかりするかも。「精明一街」はオープンカフェスタイルでお喋りをする憩いの場だと思った方がいいかもしれません。

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寶覺寺よー

2008-04-13 23:27:27 | お勧めスポット
     

 台中市観光のガイドブックには必ずといっていいほど載ってる寶覺寺。おのぼりさんだと思われるかもしれませんが、実は私がとってもとっても行きたかった所なんです。

           
 寶覺寺は台中市のほぼ真ん中にあります。民國16年(1927年)に開かれた寺院ということですから、古刹と言えましょう。中には立派な本堂があり、敷地内には日本兵として戦い戦死していった台湾同士の慰霊碑もありました。また、台湾中部で亡くなった日本人の遺骨も納められています。(上の写真は台湾同士の慰霊碑)

           
 しかし、このお寺の見所は何といっても金ぴかに光る弥勒菩薩像。なんと高さ30メートルもあるそうです。実際目の前にするとその巨大さに驚いてしまいます。

     
 この弥勒様のお顔のにこやかな様子といい、ぽっこり突き出たお腹といい、丸いおへそといい、ほんとうに笑っちゃうほど愛嬌があります。見るからに福々しくて、ありがたくなってしまうような、幸せになってしまうような表情でしょ。

 中に入ることもできるそうなのですが、私が行った時はお尻あたりにある扉に鍵がかかっていて、残念ながら入れませんでした。また、燕が飛ぶ時期には弥勒様の鼻の下に巣を作ることもあるそうで、遠くから見ると鼻の下が黒く見えるため「鼻くそ大仏」とも言われているそうです。

住所:台中市健行路140号 

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台中のカフェ「阿Q茶館」

2008-04-08 23:41:58 | レストラン、喫茶店、茶芸館
 今回は台中市の喫茶店「阿Q茶館」を紹介しちゃいます。台中市と言えば、茶芸館やカフェのメッカ。「阿Q茶館」も市内の有名なカフェの一つだそうです。

     
お店の建物は日本統治時代の木造家屋が利用されています。黒っぽい外観がシックな印象を与えますね。

     
 お店の名物は何と言っても禅風の中庭。通路用の飛び石、玉砂利、緑の植木に小さな池。狭い中庭ながらもその中に独特の世界が作り出されています。が、残念ながら池の魚はみんな死んでしまったとかでいませんでしたが。
 秋にはこの庭の紅葉が色づいてとても素敵なんだそうです。

     
     
 中庭を挟んで客室は左右に細長い空間にあり、テーブルを斜めに並べてあるほうが喫煙席、「Q]の字が飾られている方が禁煙席となっています。

     
 「阿Q茶館」のもう一つの特徴が趣味のいいアンティークのインテリア。壁にはレトロな柱時計が等間隔に掛けられており、電灯もランプ風で老板のセンスのよさが光ります。

           
 お店を入ってすぐのところにある壁には、ひときわ古そうな柱時計が掛けてあり、お客さんを迎えてくれているように感じます。

     
 ここではパールミルクティー他いろいろなソフトドリンクがあり、メニューを見て迷っちゃうかも。また軽食もいただけますが、ほとんどが和風の食事。この日はトンカツ定食を注文してみました。トンカツや副菜よりもお出汁のきいたスープがとってもおいしかったです。

 日本語ができる店員さんがいらして、お聞きしてみたらご主人が日本人だとのことでした。この店員さんに親切にしていただいたおかげで「阿Q茶館」にて楽しいひとときを過ごせました。

住所:台中市西区府後街3号
電話:(04)2220-9582

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新北投「瀧乃湯」

2008-04-03 16:51:29 | 温泉
      

 久しぶりに新北投の瀧乃湯さんへ行ってきました。
 男湯、女湯と書いたのれんがぶら下がっていて、銭湯のような感じです。受付のおばさんも日本語ぺらぺら。一瞬日本にいるような気分になりました。

 新しくてグレードの高い温泉施設が増えている昨今ですが、古めかしいタイプの温泉施設がこうして残っていることもまたいいなぁと思いました。

 久々の北投の湯はやはり強烈でした。北投特有の酸性のお湯をほとんど薄めずに使っている施設は3年ぶりに入りましたが、ぴりぴりして刺激的でした。さっすがは秋田県玉川温泉とここ北投だけにしかないという泉質だけあります。体の芯までカーッと染みる感じ。カーッとしすぎて風呂上がりはしばらく体中痒くなりましたが、癌治療に効くと噂されるお湯はこれくらい激しくないといけないんでしょうね。

 料金は大人90元、子ども50元とかなりリーズナブル。ただ、きついお湯だし、かなり熱いので注意が必要です。

 MRT新北投駅から光明路を歩くこと約7分です。

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