ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

花蓮縣光復郷のレトロな客家レストラン

2011-12-26 22:04:57 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 花蓮縣光復郷に知る人ぞ知るという人気の客家料理レストランを尋ねてみました。そのお店は大富駅のすぐそばにあるという話だったので駅へ行ってみたのですが見当たらず。通りかかった人に聞いてみると、引越したよということだったので、新しい住所のほうに向かいました。
 ガイドブックには大富駅のすぐ近くだと書いてあると思うのですが、引っ越し先は9号線から大富駅に入る道の最初の四つ角を北に折れてまっすぐ行ったところにありますのでご注意を!



 よ~し、見つけたよん!こちらが新しいお店の入り口です。



 光復郷は台糖の工場跡があることからなのでしょうか、お店の扉の取っ手には古い線路のレールが使われていました!!



 それじゃあ中に入ってみましょう。ごめんくださ~い!とドアを開けると、お店の中はこんな感じ!小さな店内ですが、すでにお客さんでいっぱいでした、さっすがは人気店!



 テーブルにはお花の模様の布製クロスが敷いてありました。この模様は客家の柄ですよね。
 店員さんは非常に親切。私たちが日本人だとわかると、奥から日本語のできるスタッフが出てきて、メニューを紹介してくれました。このお店は地元で採れた野菜を使って料理しているというので、お勧めメニューを中心に注文してみました。



 まずは看板メニューだという「甘庶醋排骨」。豚肉のスペアリブの揚げたものとサトウキビを甘酢で和えたものです。黄色いパイナップルみたいに見えるのがサトウキビなんですが、豚肉や甘酢との相性も良く、とっても美味しかったです。



 こちらはサツマイモスープ。サツマイモとサツマイモの葉っぱと、何だかわからなかったのですがお花も入っていました。あっさりすっきりしたスープでした。



 こちらも看板メニューの「滑蛋蔗筍」!タマゴとトマト、キクラゲ、そしてタケノコによく似たサトウキビのやわらかい芽を炒めたものです。これも優しいお味で美味しかったです。ご飯がすすみます~!



 ちょっと大ぶりの揚げ豆腐も頼みました。これを甘酸っぱしょっぱいタレにつけていただくのですが、このおかずも客家料理の定番のようです。カリッとした外側と中のふわっとした豆腐の食感がたまりませんでした。



 キャベツとニンジンのお漬物も出てきました~。ピリッと唐辛子が効いていてかなりスパイシーでしたが、ちょうどいい浸かり具合でこれも美味しかったです!

 とってもアットホームな雰囲気のお店だったので、またここに来てみたいな!と思いました~。だけど、まさかこんな場所にレストランがあるなんて!っていうような所にありましたから、ちょっとびっくりしました。でも、それがまたいいんだなあ~。

大和蔗工的厝:花蓮縣光復郷大富村明徳路71巷14号  電話03-8731-161

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ



胡蝶谷温泉渡假村の露天温泉

2011-12-20 22:07:29 | 温泉
 花蓮縣瑞穂郷の富源国家森林遊楽区にある「胡蝶谷温泉渡假村」の温泉に行ってきました~!



 胡蝶谷温泉渡假村のゲートをくぐると、園内がよく整備されていることに気がつきます。駐車場前の中庭には植物が数種類植えられていて、黒っぽいお花が咲いていました。お花は風に揺れているのでしょうか、チラチラと動いています。



 なんと、お花だと思ったのは蝶でした!草の先端に蝶がたくさん停まっていて、時折ひらひらと飛んでいたのでした。ひゃー、ものすごい数の蝶々!さっすが胡蝶谷っていう名前がついているだけあります!本当に蝶々だらけ!!



 少し奥に進むと温泉会館があります。「涌泉」と書かれたこの看板が目印です。



 温泉会館は静かで清潔感いっぱいでした!露天温泉は水着着用の男女混浴ですので、露天温泉に入りたい場合は、水着をお忘れなく。利用料金は大人一人300元ですが、真夏のシーズンオフは200元でした。



 水着に着替えて露天風呂エリアに出ると、まず先に目に飛び込んでくるのはこちらの2種類のお湯。芳香草本浴池っていうんだそうです。鮮やかなライトブルーのお湯と薄紫のラベンダーのお湯。どちらもいい香りで、それにとってもいいお湯加減でございました。



 そしてその奥には楕円形になっているお風呂がありました。ここには正真正銘の温泉が入っているようです。ここの温泉は炭酸ナトリウム泉。俗に言う美人の湯です。



 もう一つまんまるい形のお風呂がありましたが、こちらは水風呂。暑い夏にはよろしいんじゃないでしょうか。



 ここから階段を下りたエリアにはSPA付きの大きなお風呂がありました。



 ジャグジーや各種シャワーがあって楽しいです~!



 露天温泉にもチョウチョ君達が遊びに来ていました。蝶を見ながらの入浴もステキですよん。



 横の方ににはサウナ室もあります~。



 温泉会館の建物の隣には蝶の標本が展示されているスペースがありました。

 ここ胡蝶谷温泉渡假村は全体が生態公園になっていて、上記にご紹介した温泉だけでなく、1周すると3,4時間ほどかかる遊歩道があります。1周しなくてもコースによって短時間で回れるルートもあり、山や川、花や蝶などを見ながら楽しく散策ができますよ~。園内には宿泊施設があり、こちらも大人気!2ヶ月くらい前から予約しないといっぱいになるほど。実は私もここに泊まりたかったのですが、満室だと断られたので温泉だけ利用しに来たってわけでした~。

胡蝶谷温泉渡假村のサイトはこちらです(中文)。

胡蝶谷温泉渡假村:花蓮縣瑞穂郷富源村廣東路161号 電話(03)2564-2070 

宿泊する場合は3日前に申し出ればバスで花蓮駅や花蓮空港まで迎えに来てくれるそうです。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ


花蓮市の松園別館

2011-12-15 21:39:09 | お勧めスポット

 松園別館は花蓮市内の小高い丘の上に建っています。花蓮市内の観光案内を見ると、松園別館にもポイント記号がついていたので、なにげなく見学に行ってみたのですが、行ってみて初めて日本人が訪れたほうがいい場所だということがわかりました。単なるレトロな建物だと思っていたのですが・・・



 実はこの建物、日本統治時代は海軍の詰所だったそうです。昔、この洋風二階建て建築の建物に、軍の関係者が寝泊まりしていたのですねぇ。



 喉が渇いていたのでとりあえずカフェを探してそこで飲み物を飲みました。



 カフェでは音楽ライブもやっていました。なんかいい雰囲気!



 カフェの向こう側、生態池の上にはなんだか倉庫らしき木造の建物が見えました。これも軍の宿舎だったようです。説明によると、日本軍の指揮官が自決した場所だったとか・・・



 歌が終わってから、ようやく建物巡りを開始!入口には「許願池」がありました。




 しかし!!夕方5時を過ぎていたので、クローズドになってしまってました!というわけでギャラリーは見られず・・・仕方なく外から中の様子を撮りました。



 2階に上がると、窓ガラスに漢字の一部がバラバラに張り付けてありました。ん??これって何?1階にギャラリーがあるから、もしかしてこれもアート?



 2階からは海が見えます~。わあ~、いい眺め!海が一望できるから、ここに軍の施設を作ったんでしょうねぇ。   



 建物の見取り図がありました。結構敷地は広いです。説明文を読んでみると、
≪二階建の洋風建築で、屋根は和風の屋根瓦となっている。軍事公務が執り行われた以外に厨房や洗濯スペース、寝室などの宿舎として使われていた。≫
なんていうことが書いてあります。



 また、松園別館については日本語でも説明書きがありました。そこには
≪ここは日本統治時代、高級将校招待所となっていて、日本の神風特攻隊が出陣する時もここで天皇から賜った「御前酒」をふるまわれたという言い伝えがあります。≫
とあるじゃあありませんか!ひゃ、ひゃ、ひゃあ~、なんと大変な場所だったのですねえ。



 緑の芝生に覆われた庭にはたくさんの松の木が植えられていました。さすがは松園です。

 松園別館は日本統治が終わったのち、園敷地をホテルなど別の目的に使用する計画や取り壊しの計画が持ち上がりましたが、地元の人々の反対運動で今日まで建物が保存されています。

松園別館:花蓮市水源路26号 電話(03)835-6510/(03)834-8777


にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ



清水断崖

2011-12-08 21:36:11 | お勧めスポット
“蘇花公路”と呼ばれる9号線に有名な断崖があります!それはカレンダーの7月あたりの風景として用いられることが多い「清水断崖」なんです!



 ほら!ほら!絶景でしょ!?



 切り立った断崖の眺めもいいのですが、晴れた日は海が物凄く美しいです!真っ青な海をじい~っと見つめていると、吸い込まれてしまいそうになります。


    
 海の色が微妙に違いますが、白っぽくなっているところは、波が岸に打ち寄せたときにできるしぶきが跳ね返された部分だそうです。



 反対側からも清水断崖を見てみましょう。う~ん、こちらから見ても絶景です!緑の山、灰色の岩が剥き出しの崖っぷち、そして真っ青に広がる太平洋はいくら見ても見飽きませんね。

清水断崖へは公共の交通機関はありません。
自力で行かれる場合は、台北からなら宜蘭方面に向かう雪山隧道を抜け、蘇澳交流道から9号線に入ります。9号線をひたすら南下し、台鐡和仁駅を過ぎたあたりから間もなく、清水断崖が見えてきます。
9号線を南方向から走ってきた場合は、清水の休憩ポイントを坂道一段分上がったところぐらいから、清水断崖の景色が見えます。
ご注意いただきたいのは、蘇花公路は海沿いの崖の上を走っていて、かなりカーブがきつい箇所もあります。清水断崖から少し北側の道路では中国人観光客を載せた観光バスが海に転落し、そのまま行方不明になっています。
運転にはくれぐれもご注意ください。


にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ




太魯閣のサカタン歩道

2011-12-05 21:32:09 | お勧めスポット

 花蓮にやってきました~!


    
 台湾で人気観光スポットと言えば花蓮の太魯閣。燕子口に広がる大理石の地層が物凄い迫力ですよね。きっと行かれた方も多いと思います。



 が、これに劣らず素晴らしいのが砂卡礑遊歩道の景観です。太魯閣のちょうど入口あたりにその入口があります。



 ここがその入り口です。この白いゲートをくぐり、階段を下りていくと歩道が始まりますよ~。



 階段を下りる前に下を見下ろしてみると・・・これから行く砂卡礑遊歩道が見えました。ひゃひゃぁ~!!山の岩壁に沿って小道がず~っと奥へと続いています。ものすごい景観ですね!三間屋まで徒歩2.5時間のコースが一般的なんだそうです。



 砂卡礑渓(川)の水は一年中透き通ったブルーで、水と石が織り成す景観が本当にきれいです。ほら!川の水はこんな にきれい!



 道よりも岩壁の上の部分がつき出ていて、まるで天井のある場所を歩いているような感じがします。


    
 まさに山と川との自然の中を散歩するので気分もいいですね。



 わあ~、この辺りの川はコケの色がそのまま透けて見えて、緑色に染まっています。




 その奥に行くと川は本当にきれいな色!まさにエメラルドグリーンです!



 三間屋の近くまで来ると、休憩ポイントがありました。が、床板から大きな岩が跳び出していたのでびっくり!まあこれも、自然がなせる技ってことで・・・



 ゆっくり歩いて小一時間、途中蝶もたくさん飛んでいたし、
砂卡礑渓谷は多様な動植物が息づき、原住民の生活文化を垣間見ることができます。

太魯閣ツアーの中で砂卡礑歩道が入っているものを選んでいくという方法や、こういう民宿に宿泊されて砂卡礑歩道へ行くという方法もあります。http://shinyi.net/kankou.html

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ