ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

貝殻化石がどっさり!の場所

2009-03-26 22:44:52 | お勧めスポット
 貝殻の化石がた~くさん散らばっている場所があると聞いて、ワクワクしながら行ってきました!

              
       
 雲林縣は古坑郷の奥地、樟湖風景区の方向に向かって、149号線をずんずん東へ走っていきます。石橋山荘まで来たら、道が二またに分かれていますので、右手の方の道を選んで更に東へ進みます。すると、山地の高度の高い場所から徐々に下がっていき、やがて谷に到着!この谷底が萬年峡谷の入り口です。清水渓の青い水の色がとっても綺麗で、山の中を流れる川だと実感できます。


       
 「貝殻化石区」という看板が立っている附近に吊り橋があります。が、吊り橋を渡らずに左手の方を見ると、こんな景色です。山と山に挟まれた地面はほとんどが岩肌が現れていますね。なんと、この岩肌一面に貝殻の化石が驚くほどたっくさんあったんですよ!!!


       
 岩肌の上を直接歩いてみましたが、ほら!ほら!この通り!指の先に貝殻の化石が確認できるでしょ!


       
        ほーら、ここにも!


       
        ほらほら、こっちにも!


       
 岩肌がもげてしまって、石となってしまった地面のかけらの中にも、ほーらね、化石があるんです!貝殻の種類は20種類ほどあるそうですが、最も多いのが扇貝の化石なんだそうですよ。

 実はこれらの貝はおよそ250万年前~500万年前のものなんですって!!大昔、ここは海だったってことなんですねえ。ちなみに、今じゃあ、この場所は海抜400メートルです。
 なんだか、遙かいにしえの土地に来たような、そんなロマンを感じちゃいました。しかもこんなにどっさりと、はっきりした貝殻化石があるなんて信じられませんでした。

 現在ここの貝殻化石区は、剥き出し状態になっていますが、破壊が進まないように保護する必要があると思いました。雲林縣の縣長さん、ここを自然保護区に指定してください!
ミーハー日本人旅行者からのお願いでした。

貝殻化石区への行き方
 斗六駅近くの台西客運バスのターミナルから「樟湖-清水渓」行きのバスで1時間強。終点の清水渓で下車。
 斗六からの発車時刻は7:50と15:00の、一日2本。

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台湾コーヒーの故郷

2009-03-21 23:28:28 | 町を訪ねて
       
 台湾コーヒーの故郷、雲林縣古坑のご紹介です。


       
 台鐵の斗六駅、もしくは斗南駅から台西客運バスが出ています。斗南駅からのほうがバスの便が多いようですね。「華山」で下車すると、古坑の最も賑やかな場所です。


       
 まずは町巡りをしてみましょう。道沿いにたくさんのカフェやレストランがありますし、コーヒーで作ったお菓子などの販売店がずらーっと並んでいます。いろんなお店の食品を試食しながら歩くのも面白いです。


       
 おっと、これはコーヒーソーセージだああ!!早速買って食べてみました。確かにコーヒーの風味がします。お味はちょっと甘みがありますね。


       
 レストランに入って、コーヒー味の鶏肉セットを注文しました。あまりコーヒーの味はしませんでしたが、ほんのりとコーヒーの香がしました。


            
 古坑の町には珈琲歩道という洒落た散歩道もあります。ここを歩いてみると・・・・


       
       
 おやおやおやあ?この字は何だ?漢字を組み合わせた当て字のタイルが、道にはめ込まれていました。一つ一つ見て歩くと、結構面白いです。


       
 珈琲歩道にはコーヒーの木がたくさん植わっています。コーヒーの赤い実も、ほら、たくさん顔を覗かせていますよ。


       
 なんと、コーヒーのお花も咲いていました。お花は白いのですね!


       
 さらに奥へ進むと、コーヒーの木と同じくらいたくさんのビンローの木が!


       
 歩道の階段を上っていくと、うわあ~、いい眺め!とても見晴らしが良くて、空気がきれい!晴れた日の夜には、ここから澎湖島まで見えるんですって!

 台湾コーヒーを味わいたくなったら、是非古坑へどうぞ!

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古坑のユニークな民宿「山中茅廬」

2009-03-15 23:57:06 | オススメの宿
       
 台湾コーヒーの故郷、雲林縣は古坑に行ってきました!そこで泊まった民宿がユニークでしたので、ご紹介しま~す。

 今回の宿は9「山中茅廬」というなんとものどかな名前。期待を裏切らぬ名前通りの民宿でした。まずはお部屋をご覧ください。


       
       
 えっ、何これ?というような形をしているでしょう?この白くて丸っこい建物がお部屋なのです。実はこれは、農家が昔、穀物を貯蔵していた倉を改良したものだそうです。こんな倉のお部屋が6つあるだけの民宿でした。


       
 中はこんな感じになっています。丸いお部屋の中はやはり丸!床一面に丸くマットレスが敷かれていて、ここに6人くらい寝られそうです。テレビもなんにもないのが逆にいいです!天井が低いので、頭にはご用心!特に出入り口はドアが小さいので、頭をぶつけそうになります。


       
 部屋の外にトイレとシャワーがついています。灰色の屋根の下がそうです。水回りが部屋の外にあるので少々不便かもしれませんが、こういう民宿ならではですので、多少の不便はこの際納得しましょう。夜中はトイレの水が出ないのでご注意を!その代わりシャワーの水が出ますので、夜中にトイレに行った時は、シャワーで流しましょう。


            
 この民宿の老板(ご主人)一家は、コーヒー農園をやっています。だから民宿の周りにはコーヒーの木がた~くさん!ほらね、赤いコーヒーの実がなっているでしょう!


            
 中庭ではコーヒー豆を干していました。ああ、のどかだわ~。


            
 泊まり客ならコーヒーもいただけます。コーヒー味の梅もお茶請けに出してくださいました。コーヒーも量り売りしてくれますよ。


       
 天竺鼠(モルモット)も飼っています。葉っぱをあげるとフィーフィーフィーと鳴いて寄ってきます。すっごく可愛い~。


       
 コーヒーを飲んだり、朝ご飯をいただいたりする場所は、昔使っていた農具などが飾られてます。


       
 朝ご飯は芋粥、切り干し大根入りの台湾風玉子焼き、野菜炒めなどを中心とした、台湾風のもの。コーヒーももちろんついています~。

山中茅廬:雲林縣古坑郷華山村69-10号
    TEL(05)590-1700
行き方はまず、台鐵などで斗六、もしくは斗南駅へ。駅前から台西客運バスで「山脚」下車。
そこから山の方に入っていく道を歩くこと約3分。

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斗六の「正斗六炊仔飯」

2009-03-08 23:47:07 | レストラン、喫茶店、茶芸館
            
 雲林縣斗六市にある「正斗六炊仔飯」という飯屋に行ってきましたよ!


       
 ここの看板メニューは炊仔飯。ご飯の上に肉燥と、グリンピース、かまぼこ、薄焼き玉子、肉でんぶなんかがのっかっています。冬瓜のスープが付いて30元という安さ。サイズも小さめだから、小腹が空いた時に最適のメニューです。


       
 ここのご飯は写真のようにステンレスの容器に入れられ、檜の木箱で蒸されます。蒸し上がったアツアツのご飯の上にそれぞれトッピングをのっけて、お客さんのもとに運ばれるのです。


            
 メニューはほら、この通り、いろいろありますよ!安い、美味い、早いの3拍子が揃っています!注文も簡単!
 ピンクの注文票にチェック印を書き込んで、店員さんに渡せばOKです。

 一人でも入りやすそうなお店です。行った時は地元の人で大変賑わっていました。

住所:雲林縣斗六市中山路379号
電話:05-5347998
営業時間は11:00~19:00

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斗六の太平老街

2009-03-03 23:06:36 | 町を訪ねて
       
 雲林縣斗六に行ってきました。まずは台北から台鐵に乗り、斗六駅で下車。


            
駅を正面から出て、徒歩2,3分のところに斗六圓環(ロータリー)がありますが、ここから南東の方角に延びている石畳の道が90年の歴史を誇る「太平老街」です。


       
       
       
 赤煉瓦と『女兒牆』と呼ばれる白い飾り屋根が、道沿いにずらっと並び、美しく見えます。西洋のバロック建築と日本式建築および台湾式の建築が融合したような、素敵な佇まいです。看板のサイズも規定があるのか、皆同じように揃えられていて、看板を設置する高さも一律になっていますね。


            
 ここのお宅にはローマ字で「CHOHATSU」の文字が。これは「順發」の音訳だという説が。今はブティックになっているようです。


            
 ここの女兒牆の模様は細かい!本を開いたデザインの中に、2本の国旗が交差していますが、このうち左側の旗は日の丸らしいです。花や竹などの植物で彩られた素晴らしい飾り屋根だと思います。バルコニーも凝っています。


            
 こちらのお宅の女兒牆も特徴があります。長く伸びたアンテナのようなものをつけて個性的なデザインですね。


       
 ここは郭さんのお宅だったのでしょうか。女兒牆のデザインもさることながら、3つ並んだヨーロッパ調の窓が素敵! 


       
 ここは残念ながら女兒牆は残っていませんが、丸みのある優雅なバルコニーは残っていました。


            
 このお宅も個性的ですね!2本の柱(?)になっているのがポイントでしょうか。


            
 ここの女兒牆は西洋風です。二人の人物、鳥、獅子が目をひきます。上を見ると大変優美な感じですが、下は服などをバーゲンで売っていて、現実に引き戻されます。


       
 細かく彫られた彫刻に、色がきれいに塗られていて、当時の家主の拘りが感じられますね。左の人は天女かな?


            
 「隆泉薬房」という漢方薬のお店がありました。


       
 なんと!この漢方薬屋さんの柱には弾痕が残っています!あの台湾全土で起こった二二八事件は、ここ斗六でも発砲騒ぎがあったようで、その歴史を照明するものとして、今でも生々しさを醸し出しています。
 じつは、このお店の柱に弾痕があると聞き、どこかなあ~と探していたら、お店の中からおじさんが出て来て、「ここだよ!」というふうに指でさして教えてくれました。おじさん、ありがとうございます~。

斗六太平老街:台鐵斗六駅から徒歩約2,3分

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