両相好

　　　　　　

　街角の露店などでいろいろな食べ物を売っている台湾。その中で「両相好」というお菓子を売っているのを見たことがありますか？揚げドーナツなのですが、握りこぶし大の揚げパンが二つ根元でくっついています。ちょっとハートの形に似ていますね。粗目の砂糖やゴマなどがかかっていて、食べると風味がよく、噛みごたえもあります。

　　　　　　

　
　ここの名物は「両相好」以外にも芋頭餅や麻花という揚げ菓子。週末になるとお店の前にはお客さんの長蛇の列ができるんです。昔懐かしい素朴な味わいが人気の秘密のようです。

期間限定の茶芸館？「藤居」

　台北では有名な茶芸館「紫藤廬」が昨年３月より１年間、改修工事のため閉館となりましたが、この間「藤居」という名前で別の場所にて営業していると知り、行ってきました。（この情報はさんすけさんのブログを読んで得たものなので、詳細を知りたい方はさんすけさんブログをご覧ください）

　　　　　　
　さて、「藤居」は閑静な住宅街にありました。入り組んだ巷子（小路）の中にあって、迷子になりそうでしたが、辿り着いてみるとさっすが茶芸館らしい渋い門構えを発見！

　　　　　　
　中にはいると、老板娘（女将さん）が奥へどうぞと、板の間に通してくれました。ちょっと懐かしい感じのするお部屋です。黒いテーブルとシックな電気スタンドに落ち着きを感じますね。

　　　　　　
　　　　　　
　見渡すと壁際には急須や湯飲みなどのお茶道具が飾られていました。骨董品ぽいものもあって、わああ～素敵！薄い陶器でできた茶海（湯飲みにお茶を注ぐ入れ物）なんて華奢で美しいこと！ふと気がついたのですが、これらはみんな売り物で、値段が付いていました。その金額を見てびっくり！結構お高い。しばし眺めて目の保養。

　　　　　　
　お茶請けのお菓子は６種類ありました。友人と私はナツメのヌガーと、緑豆ガオと、 干しアンズの３種類を選びました。

　　　　　
　 老板娘（女将さん）の勧めであっさり系のウーロン茶と濃い目のウーロン茶をそれぞれいただくことに。老板娘（女将さん）はとっても親切で説明も丁寧にしてくれました。

　あ、そうそう、ここのトイレは日本の懐かしいトイレみたいで、結構好きだな。
　
　２００８年の３月ごろ本家の「紫藤廬」はリニューアルオープンしますが、その後臨時に作られたこの「藤居」はいったいどうなるのでしょうか？折角わびさびのきいた格調高い茶芸館ですから、「藤居」のほうも是非残しておいてほしいなと、個人的に思ったのでありました。

※「藤居」
　　住所：台北市臨沂街61巷29號
　　電話：02-2321-9089
　　このお店では食事はできません　お茶とお茶菓子のみです