この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

清々しいぐらい主人公が卑怯な『喧嘩稼業』。

2016-06-08 21:34:40 | 漫画・アニメ
 本記事は『喧嘩稼業』を読んだことがない人にはまったく意味不明な内容になっています。ご了承ください。

 『喧嘩稼業』(木多康昭著) の7巻を買いました。
 いよいよこの巻から陰陽トーナメント第二試合、佐藤十兵衛(主人公)VS佐川徳夫戦が始まります。
 コミックスで話を追っている人には思いっ切りネタバレで申し訳ないんですが、連載誌であるヤンマガではこの試合はすでに先週号で決着しました。
 結果は十兵衛の勝利、、、なのですが、この試合で十兵衛は、格闘漫画史上最も卑怯極まるであろう方法で佐川徳夫に勝利しているのです。
 アマゾンのレビューを読むと十兵衛のあまりの卑怯さにドン引きしている人もいるようです。
 自分はそれを当然だと思いましたけどね。

 そもそもなぜ十兵衛が陰陽トーナメントに参戦することにしたのか?それはひとえにかつてストリートファイトで自分のことをボコボコにした工藤との再戦を望んだからなんですよね。
 別に陰陽トーナメントに出場して自分が最強であることを証明したかったわけではないし、億を越えるファイトマネーに目が眩んだわけでもない。
 陰陽トーナメントに出場するしか工藤と再戦する機会がない、そう判断したからこそ、十兵衛はトーナメントに出場することにしたわけです。
 ですから、トーナメントに勝ち上がり、念願かなって工藤と再戦することが出来たとしても、それまでの試合で深手を負って、まともに戦えないような身体では意味がないんですよね。
 必然的に彼の主眼にあるのは、正々堂々と戦うことではなく、手段を問わず、如何に傷を負わずに勝利するかにあるわけです。
 そのことを念頭に入れれば、十兵衛の佐川徳夫戦での戦い方にも十分納得できます。

 もし仮に、工藤との再戦の際に十兵衛が佐川徳夫戦の時のような戦い方をしたら自分は失望するでしょう。
 ここまで話を引っ張ってきて、そんな戦いをしたかったんかい!とツッコミを入れますね。
 しかしさすがにそうはならないでしょう、、、そう願いたいです。

 ヤンマガでは次週からトーナメント第三試合、入江VS桜井戦が始まります。
 入江は十兵衛の師匠であり、トーナメント出場者の中でも強者の部類ですが、自分の予想では桜井が勝つと思います。
 なぜそう思うかというと、、、今日のところは遅いので、それについては後日。
コメント
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