この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

面白かったけど、ちょっと納得行かなかった『デッドプール』。

2016-06-05 21:33:25 | 新作映画
 ライアン・レイノルズ主演、ティム・ミラー監督、『デッドプール』、6/5、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2016年17本目。


 公開から少し遅れましたが『デッドプール』、観てきましたよ。
 面白かったです。
 冒頭からハイテンションのアクションには文句ないし、第四の壁を平気で乗り越えてくるデッドプールのキャラクターはご機嫌だし、シンプルなストーリーはわかりやすいですしね。
 と、べた褒めしてもいいのですが、一つだけ、ちょっと納得行かないことがありました。

 デッドプールことウェイド・ウィルソンはある日自身が末期ガンに侵されていることを知り、ガンを直す目的で謎の組織からの誘いを受けることにします。謎の血清を打たれたウェイドはガンは完治するものの、血清の副作用で全身がケロイド状になり、醜くなったことで、自らに施術をしたエイジャックスのことを恨むようになるのです。

 えーっと、こんなことを言うのも何だけど、エイジャックス、悪くないよね?
 いや、エイジャックスがろくでもない悪巧みをしていた悪党だったことを否定するつもりはないですよ。
 でも、少なくともウェイドに対する態度はフェアだった、って思うんですよね。
 だって、血清を打っても副作用はない、なんてことを彼は一言も言っていないのだし、言葉巧みにウェイドを騙したわけでも何でもない。
 ただ、助かりたければ実験に協力するように言っただけです。
 これで副作用が出たからといってウェイドがエイジャックスを恨むのは単なる逆恨みのような気がするんだけどなぁ。
 しかもウェイドの恋人は醜くなった彼のことを最終的に受け入れるのだし、エイジャックスはどこまでも恨まれ損でしかないような気がします。

 そんなわけでウェイドがエイジャックスと敵対するようになった理由がもう一つ欲しかったです。
 今のままだとガンが完治した患者が副作用が出たことを理由に医者を訴えたようなものだしね。ガンを治してくれたことを感謝しろよ!って言いたいです。
 
 自分はその点が納得行かなかったのですが、ざっとネットを見て回った感じではそこが気になったという人はあまりいないみたいです。
 なので気にしなくてもいいのかもしれません。
 でも自分は気になったんだけど。
 他にその点が気になったって人はいなかったのかな?


 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
コメント
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