この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』、出来たら3Dで観たかった…。

2013-02-03 20:53:30 | 新作映画
 アン・リー監督、スラージ・シャルマ主演、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』、2/2、TOHOシネマズ天神にて2D鑑賞。2012年7本目。


 本作は先週ユナイテッドシネマキャナルシティ13で3Dを観損ねたので、改めてTOHOシネマズ天神で2Dを観てきました。
 でも、出来たら本作は3Dで観たかったですね。
 もし本作を3Dと2D、どちらで観ようか決めかねているという人がいたら、3Dで鑑賞することをお薦めします(2Dと3Dを観比べての感想ではないですが)。
 ぶっちゃけ本作は2Dで観ても、あぁ、そういうお話なのね、ぐらいにしか思わないんですよ。それぐらい(3D鑑賞を前提にした)映像ありきの映画でした。

 ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』によって本格的に到来した3D映像時代ですが、実際3Dで観る価値のある映画ってそんなには多くないですよね。
 自分もそれなりの数の3D映画を観ましたが、3Dで観る価値があったなと思えたのは、そうだなぁ、上述の『アバター』と『ヒックとドラゴン』、それと『トイ・ストーリー3』ぐらいのもんですかねぇ。
 あとはもうこれを3Dでする意味があるの?って作品ばかりで、世の中には3D作品なんていらない!!なんて声高に叫ぶ人も珍しくないぐらいです。

 でも自分はそこまで積極的に3D作品を否定したくはないです。
 なぜなら3Dは新時代の夢の映像だから、、、と思っているわけではなく、3Dは盗撮に対する対抗技術だと考えているからです。
 現時点では3D作品の劇場での盗撮は2D作品と違い不可能だと言ってよいですからね。
 だから、もし劇場で映画を盗撮し、ネットにアップロードする輩がいなければ、自分もこれほど積極的に3Dを支持しなかったとは思うのですが、実際にはそういった輩って後を絶たないですからね。3Dを支持せざるを得ないわけです。

 でも現実には3Dで観る価値のある映画って本当に少ないし、それを撮るだけの技量を持つ監督も少ないですからね。
 3D作品の将来は危ういだろうと思っていた矢先に本作の存在を知って、さすがは一作ごとにチャレンジブルな作品を作るアン・リー監督だなと思ったんですが、自分は3Dで観損ねました。残念です。


 お気に入り度は★★☆、お薦め度は★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
ps.今回の評価は2D鑑賞においてのものです。3D鑑賞においてはその限りではありません。
コメント (2)
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