この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

マッチスティック・メン。

2005-07-05 23:21:49 | 新作映画
ニコラス・ケイジ主演、リドリー・スコット監督の『マッチスティック・メン』を見ました。
詐欺師の話です。
えっとぶっちゃけていっていいですか?
主人公、間抜けすぎです。
それからアリソン・ローマン扮する娘は十四歳には見えません。。。
感想、以上です。

で終わってしまうとあまりにも味気ないので、今日は詐欺師が主人公の映画の中で自分が一番好きな作品を紹介しましょう。
そういったジャンルの映画といえば、古くは『スティング』、最近ではスピルバーグの『キャッチ・ミー、イフ・ユー・キャン』などがありますが、自分のお薦めは何といってもステファン・シュワルツ監督の『シューティング・フィッシュ』ですね。
詐欺師が主人公といっても緻密なコン・ゲームではなくて、ノリはあくまで軽くて、本当に陽気で楽しい映画です。
口八丁、手八丁、けれども文盲のディラン、機械オタクでトースターの気持ちがわかる男、でも口下手なジェズの二人組は、大豪邸に住むという共通の夢のために詐欺稼業に勤しむ日々。
そんな二人はアルバイトで雇った(?)女の子ジョージィに同時に恋してしまう・・・。
本当に大好きです、この映画。
どこが好きって、全部好きなんですけど、例えば、二人が住む隠れ家がガスタンクの中(!)だったり。
子供の頃、誰にでも隠れ家や秘密基地ってなかったですか?
そんな理想の隠れ家に二人は住んでるんですよ。
他にもダッチワイフ(!)とダンスを踊るシーンなんて夢のように素敵です。
そうそう、何よりこの映画で特筆すべきはヒロインのジョージィ役のケイト・ベッキンセールのキュートなことといったら!
今となってはもう目つきが鋭くて気の強そうな役柄ばかりの彼女ですけど、この作品では本当に眩しいぐらいに輝いています!!
めちゃくちゃ魅力的なんですよね。
『アンダー・ワールド』での彼女とは本当に別人です。

そんな自分的には百点満点の作品ですが、あまり観たって人の話は聞かないですね。
ネットでもかなりこき下ろされていたりして・・・。
いわく詐欺師を美化しすぎている、いわく展開がありえない、いわくハッピーエンド過ぎる、云々。
そういった点も含めて自分は好きなんですけどね、残念です。

1997年の作品なので、どこのレンタルビデオ屋にも置いてあるとは限らないですけど、探してみる価値はあります!!
是非ご鑑賞あれ!!
コメント (2)
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