この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

エンジン、最終話。

2005-04-18 21:00:47 | テレビ
(前回のあらすじ)
次郎の活躍で閉園の危機を免れた風の丘ホーム。
猛の容態も安定し、胸をなでおろす一同。
和やかな雰囲気の中、このままここにずっと身を置くのも悪くないかな、と思い始める次郎。
そんな彼の元に一通のエアメールが届けられた・・・。

(最終回)
エアメールは次郎を再びF3000のチームに呼び戻す内容のものだった。
動揺を隠せないみんなの前で、手紙を破り捨てる次郎。
「俺はもう、レーサーは辞めたんだ」
そううそぶく彼。
だがその日を境に次郎に対してよそよそしい態度を取るようになる子供たちと朋美。
まるで次郎が初めて風の丘ホームにやってきた頃のようだ。
その様子を訝しく思い、朋美に尋ねるちひろ。
「アイツには、いつまでも夢を追い続けることを諦めて欲しくないんです。その思いは子供たちも一緒なんです」
ちひろの問いかけに自らの次郎への想いを隠してそう答える朋美。
二人の会話を偶然耳にした次郎はヨーロッパへ旅立つ決意を固める。
出発の日、空港ロビーには次郎を見送るものはごくわずかしかいなかった。
もちろん子供たちや朋美の姿もない。
飛行機の中でそのことを寂しく思う次郎だったが、ふと窓の外を見ると空港ビルの屋上に子供たちと朋美がいた!
子供たちが徹夜して作った横断幕には「次郎、がんばれ!!」というエールが書いてあった。
彼らは次郎が乗った飛行機が見えなくなった後もいつまでもいつまでも大きく手を振り続けるのだった・・・。

三年後。
F1に転身した次郎は表彰台に上るほどの活躍をするようになっていたが、優勝には惜しくも手が届かないでいた。
そしてF1日本グランプリ、最終周、二番手につけていた次郎は神がかり的なテクニックでトップを抜き去り、見事初優勝を果たす。
そこにはかつてのような荒々しいだけの彼はもういなかった。
表彰台の高みでインタビューを受ける次郎。
この喜びを一番最初に誰に伝えたいか、というありきたりな質問に次郎は首を横に振った。
たった一人に限定することなど出来ない、今自分がここにいるのは多くの人たちのおかげなのだから、と。
そのとき報道陣を割って場違いな一群が現れる。
それは他でもない、風の丘ホームの子供たちだった。
美冴に手を引っ張られ、朋美も姿を現す。
インタビュアーからマイクを奪い取り、そのまま朋美にプロポーズする次郎。
小さく頷く朋美。
拍手喝采を贈る子供たち。
そしてエンドロール。

って感じじゃないかと思うんですが、如何でしょうか?笑。
コメント (13)
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