読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

柴田よしき「夢より短い旅の果て」~読むだけで旅行ができちゃうお得な1冊☆列車の旅いいなぁ♪~

2015-05-08 01:30:39 | 




柴田よしき「夢より短い旅の果て」読み終わりました☆



この表紙に惹かれて



図書館で借りてしまった




パラパラ~ってめくってみると~



どうやら列車の旅行の本らしい



電車とかはあんまり興味ないけど・・



「おっ!」



知ってるところがタイトルにある!!




しかもごく近いとこだ~




なんてわけで


興味を高めていったところで読み始めた。



そしたら~


どんどんハマった




読んでるだけで車窓の景色が流れていく




あ~


列車の旅いいなぁ




「鉄」でなくても



そんな気持ちにさせられてしまう1冊




そして



ミステリも楽しめるよ




それにしても


柴田さんってスゴイ



今までもいろんな作品読んだけど



まだまだ知らない面がいっぱい隠れていそう♪







四十九院 香澄(つるしいん かすみ)が



広島から東京の聖華女子大を受験したのには


わけがあった☆



聖華女子大の「旅行同好会」に入ること



そして


その「旅行同好会」に入れば


西神奈川大学「鉄道旅同好会」の正式会員なれる



↑それが最大の目的だった




香澄は



決して




鉄道に興味があった訳ではない。



なのに



なぜ



そこまでして



「鉄道旅同好会」の正式会員になりたかったのか




それには


わけがあった




香澄と6歳違いの叔父である



園部高之



この西神奈川大学「鉄道旅同好会」の会員だった。



しかし


4年前


高之が




失踪




現在に至るまで



全く手がかりらしきものが見つかっていない。





香澄は高之に



恋心を抱いていた



それは許されないことととわかっていても・・



それゆえに


高之を


どうしても



探し出したい



その



強い気持ちは止めることができなかった。




両親には



そのことはひた隠し



あくまで



「聖華女子大」に入学すること☆



表向きはそれで押し通した。





高之を探すために


なんとか「鉄道旅同好会」の正式会員になった香澄。




まったくといっていいほど



鉄道には興味はなかった香澄だったが



旅同好会の会員になり



鉄道で旅をするうちに



すっかり



鉄道の旅に魅せられてしまう





鉄道旅同好会の会長の「井上」



そして会員たちの鉄道に対する熱い思い!



そして


鉄道と人との




ドラマ




鉄道の旅の




景色のすばらしさ




そして


香澄が乗った電車で見かけた



赤いコートの謎の女



その女は


今度は


白いコートを着て車掌から切符を買っていた!!




香澄が気になった




この女☆




後に意外なところで再会することになる。




そして



その真相が明らかに






高之の失踪に関する手がかりを探す香澄に



井上や


OBの近藤から



高之の



元カノを紹介される香澄





その真梨子から


高之に関する



重大な情報を得る




高之の行くへは?



そして


香澄の思いは遂げられるのか??






氷見線の



あの景色~



みてみたいなぁ




鉄ではない私を



ここまで思わせる



柴田さん!



やっぱすごいなぁ




あなたも


列車に乗って~



じゃなく・・



この本を読んで




旅に出てみませんか















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池永陽「夢ほりびと」~世捨て人たちが掘る穴☆それは宝探しではなく自分探しだった?!~

2015-05-04 02:16:27 | 



池永陽「夢ほりびと」読み終わりました☆



池永さんの作品は他にも読んでいますが



これもなかなか考えさせられる作品でした




男の作家さんならではの



男ならではの心理



などもうかがえて興味深かったです






佐伯は45歳


営業部係長をしていた





人員整理でリストラ



そのことを


妻や息子にもいえず


しばらくは会社に行くふりをするが


とうとう耐えきれず


家をでてしまう。



そして


たどりついた




廃墟



鎌倉山にある


その場所には



その家の持ち主で


認知症の「倉持」



借金取りから追われて大阪から逃げ出してきた「山岡夫妻」



元プロサーファーの「遠野」



そして


住み着いてはいないものの



学校でいじめにあっていてリストカット癖をもつ高2の「真世」






ここに頻繁に通っていた。



そんな住人たちから



佐伯は歓迎される。




自分受け入れてくれるところを見つけた佐伯は



そこに住み着いてしまう。



しかし



そこに住むということは



「家族を捨てる!」



ということだ。



それをわかっていて・・


しかし


どうしても


家には帰れない佐伯。



廃墟の望遠鏡から覗く



家族の姿



それに翻弄されながら・・



ここでの生活を続ける佐伯




そこにいるだれもが



何かから逃れるため



そこにいた





倉持は庭に



「大事なもの」を埋めたという



それを


「財宝」だと勝手に思いこみ



山岡夫妻は倉持を手伝い穴を掘る。





それを始めは冷めた目で眺めていた佐伯





しかし



そこに時々参加していた真世は



「土の匂いを嗅いでいると落ち着く」という




心のいやし



だと。




妻の晃子の近況を真世が調べてくれたこと



佐伯は望遠鏡から見る妻と息子のことを考え・・



落ち着かない気持ちを持て余していた。




そして


いつしか



佐伯も穴掘りに参加する。




最初は「財宝」の分け前がもらえたら



そんな気持ちもあった



それがあれば


家族のもとに大手をふって帰れると。




しかし・・



掘っているうちに



そんなことは二の次でいいことになってしまう。





掘ること




そのことが



佐伯の



支え



になっていることに気づく☆




そして



遠野も最終的には参加する!!




アメリカの大会で優勝したサーファーの遠野




しかし日本帰ってきてからは全くダメだった




そんな遠野を支えてきた恋人でカメラマンの夏生




その夏生にもとうとう愛想をつかされる




大きな波をまちながら・・



いいわけをして・・




男の




プライド



それをカサに



この廃墟に住み続ける。





男のプライド




それは



佐伯も同じだった。



女にはわからない



プライド





「あやまってしまえばいい」




そう言う簡単なことだと真世はいう。




しかし


佐伯は


なかなか踏み切れない。




穴を掘ることで・・




その穴に




自分の本音をぶつける





プライドなんて



穴に捨ててしまえ





そんな思いが込められているようにも見える。






本当に大切なもの




それは



財宝を探すことではなく・・




穴を掘ることで




自分自身を見つめ直し





本当に大切なものを見極めるための作業だった





のではなのだろうか





それぞれの



未来に向かって



その廃墟を卒業し



歩き始めるものたち





この廃墟があったから・・



穴を掘ることができたから・・




きっと大丈夫






土の匂い・・って



人間を初心に還すことができるのかもしれないね





そんなことも思いました。




男と女の違い。。




男は「プライド」で生きてるんだなぁ~。




私なら



カンタンにあやまって本心言っちゃいそうだけど





そんな男の気持ちもなんとなくわかって



得した気分にもなりました





みんなそれぞれいろいろあるけど



がんばろーー!



・・って気持ちにもなれる作品だと思います

























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柴田よしき「謎の転倒犬~石狩くんと㈱魔泉洞~」~よく当たる占いの正体は意外なものだった?!~

2015-05-02 03:12:00 | 



柴田よしき「謎の転倒犬~石狩くんと㈱魔泉洞~」読み終わりました☆




これ面白かった




柴田さんの作品はいろいろ読んでるけど



これは楽しんで読める作品だわぁ



主人公の「石狩くん」が応援してあげたくなるキャラクター


だし



人気占い師の摩耶優麗(まや ゆうれ)


も魅力あるキャラクター☆




化粧した顔は40代



素顔は20代



に見えるって!!



いろいろ想像してしまった




どんな難問も




占いでズバッと当ててしまう




そんな優麗を



石狩くんはうさん臭く思っていた。





石狩くんと優麗が初めて会ったとき




石狩くんの事情をズバッといい当てた





リクルートスーツ・パソコン・デジカメを買い


借金を返せなくて四苦八苦してる





ということを。




しかし石狩くんは


占いなんて信じていなかった。





優麗は「バイトで雇ってあげる」と



強引に石狩くんを誘う。




断るつもりだった石狩くんだったが・・



日雇いのバイトで稼いだお金を


返済に充てるためATMへ



そこで


お金をすられてしまう。。




そして


優麗がその犯人を


占いで当てた?!





優麗と石狩くんのそこから長いかかわりが始まる



優麗の経営する㈱魔泉洞にバイトとして働くことになる石狩くん



優麗が信頼し右腕となっている「うさぎちゃん」こと


宇佐美儀一郎


おねえ言葉で話すなよっとしたうさぎちゃん


しかし


いざとなるとめっちゃ強く!


そして


的を射た言葉



をいう。




優麗には



霊媒能力


超能力


そんな不思議な力が備わってる



うさぎちゃんは信じてる




だけど



「人間の体はだまってても言葉を話す」




・・とうさぎちゃん





石狩くんが



導きだした答えとは






石狩くんをいたぶり・・いじめる優麗




石狩くんの反応を楽しむ優麗




そして



そんな優麗に踊らされながらも



優麗の不思議な力に引き付けられる石狩くん





あ~楽しかった




あなたは占いを信じますか?



私は~



いいことだけ信じる

















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