谷瑞恵「木もれ日を縫う」読み終わりました。
読み終わった後
温かい気持ちになれる作品でした
同性として
なんかわかるわぁ~。
そう共感できる部分がいっぱいありました。
母と娘の関係
母を反面教師として
「自分はこうはならないぞ」
そう思ってしまう。
同性ならではの気持ちだよね。
私も母に対して
反面教師としてみていた部分がある。
でも
気付くと
母と同じことをやってる自分
いくらそう思っていても受け入れなきゃならない。
それにまた嫌悪感を抱いたりして
ここに出てくる3姉妹
絹代・麻弥・紬もまた
母を反面教師にして
自分は母のようにはならないと思っていた。
厳しい姑や好き勝手する父に
文句ひとつ言えずに
ただ黙って耐え
ぼろきれをつなぎ合わせていた母
そんな母を疎んじ
故郷と母を捨てた姉妹
母とも姉妹同士も連絡を取ることはなくなっていた
そして
母が失踪?!
近所の人から連絡を受け
顔を合わせる姉妹
その後母のと行方はわからずじまいだった。
いつか山姥になる
そう言っていた母
本当に山姥になった?!
そして
数年後
突然紬の前に現れる母
しかし
その母には違和感が
母に似ているけれど母ではないような?
でも
それはずっと母に会っていなくて
母が年を取って風貌が変わったせい?
そんなことを思い違和感と折り合いをつけようとする紬
久しぶりにすぐ上の姉麻弥に連絡して
母に会って確かめてほしいと伝える。
麻弥もやはり違和感を持つ。
そして
絹代も。。
でも
母に成りすます他人がいるのか?
それとも
山姥になったせい?!
男として生まれなかったことを
事あるごとに祖母に責められ疎んじられた麻弥は
男のようにふるまい
本当の自分に蓋をして生きてきた。
母の出現で母の気持ちを知り
本来の自分を取り戻す?
紬は
お洒落で都会的な自分になりたくて
流行の最先端の服を身に着けていた
でも
本当に大切なものをそれを追うことで
見失っていたことに気づく
絹代は
収入のいい夫と娘との高級な生活に
満足しているつもりだった。
でも
表面を取り繕うことで
大切なものを見失っていたことに気づく。
母が山姥になり
姉妹の仮の姿を
食べて飲み込み
本来の自分たちを取り戻してくれた
母がつないでいたのは
ぼろきれに見えるけれど・・
小さな幸せをつないでいた
そんな風に思えるようになる姉妹
そして
姉妹の疎遠だった関係も
母によってつながれていく
つい見逃してしまう
日々の本当に大切なもの
それに気づかせてくれる作品でした。
母の正体は山姥だったのか
それとも?
あなたも是非それを読んで確かめてみてくださいね。
どうやっても切れない親子の血
深いねぇ~。
読み終わった後
温かい気持ちになれる作品でした
同性として
なんかわかるわぁ~。
そう共感できる部分がいっぱいありました。
母と娘の関係
母を反面教師として
「自分はこうはならないぞ」
そう思ってしまう。
同性ならではの気持ちだよね。
私も母に対して
反面教師としてみていた部分がある。
でも
気付くと
母と同じことをやってる自分
いくらそう思っていても受け入れなきゃならない。
それにまた嫌悪感を抱いたりして
ここに出てくる3姉妹
絹代・麻弥・紬もまた
母を反面教師にして
自分は母のようにはならないと思っていた。
厳しい姑や好き勝手する父に
文句ひとつ言えずに
ただ黙って耐え
ぼろきれをつなぎ合わせていた母
そんな母を疎んじ
故郷と母を捨てた姉妹
母とも姉妹同士も連絡を取ることはなくなっていた
そして
母が失踪?!
近所の人から連絡を受け
顔を合わせる姉妹
その後母のと行方はわからずじまいだった。
いつか山姥になる
そう言っていた母
本当に山姥になった?!
そして
数年後
突然紬の前に現れる母
しかし
その母には違和感が
母に似ているけれど母ではないような?
でも
それはずっと母に会っていなくて
母が年を取って風貌が変わったせい?
そんなことを思い違和感と折り合いをつけようとする紬
久しぶりにすぐ上の姉麻弥に連絡して
母に会って確かめてほしいと伝える。
麻弥もやはり違和感を持つ。
そして
絹代も。。
でも
母に成りすます他人がいるのか?
それとも
山姥になったせい?!
男として生まれなかったことを
事あるごとに祖母に責められ疎んじられた麻弥は
男のようにふるまい
本当の自分に蓋をして生きてきた。
母の出現で母の気持ちを知り
本来の自分を取り戻す?
紬は
お洒落で都会的な自分になりたくて
流行の最先端の服を身に着けていた
でも
本当に大切なものをそれを追うことで
見失っていたことに気づく
絹代は
収入のいい夫と娘との高級な生活に
満足しているつもりだった。
でも
表面を取り繕うことで
大切なものを見失っていたことに気づく。
母が山姥になり
姉妹の仮の姿を
食べて飲み込み
本来の自分たちを取り戻してくれた
母がつないでいたのは
ぼろきれに見えるけれど・・
小さな幸せをつないでいた
そんな風に思えるようになる姉妹
そして
姉妹の疎遠だった関係も
母によってつながれていく
つい見逃してしまう
日々の本当に大切なもの
それに気づかせてくれる作品でした。
母の正体は山姥だったのか
それとも?
あなたも是非それを読んで確かめてみてくださいね。
どうやっても切れない親子の血
深いねぇ~。