堂場瞬一「警視庁犯罪被害者支援課５ 影の守護者」～支援課の村野が職務を逸脱していく！操られた村野は？！

堂場瞬一「警視庁犯罪被害者支援課５　影の守護者」読み終わりました。


このシリーズは毎回楽しみに読ませてもらっています。


犯罪被害者に寄り添い

サポートしていく支援課の村野


自身が事故で負傷し

それによって刑事から支援課に自ら希望して移動


自分の経験を活かし

時には支援課の域を超えたサポート？までしてしまう村野


今回もまた

そうなっていく。


・・・というか


今回は後から気付かされることになるのだが

させられていく。。



警視庁北多摩署地域課勤務

益田護警部補　５８歳

が自分の勤務する交番で射殺されていた。



捜査一課の刑事で


益田警部補の息子「智樹」は


身内の事件なので捜査を外される。


どうしても捜査に参加したい智樹は


重森管理官に食って掛かる。


そんな智樹を落ち着かせ

捜査をしないように見張る役目を

村野は仰せつかる。


しかし・・


智樹はどうしても捜査したい。


智樹の気持ちもわかる村野


そこで


近隣の聞き込みを智樹とともに始める村野



その村野の


行為が・・


予測されて踊らされていたことを


のちに村野は知ることになる



益田警部補が打たれた拳銃は


５年前に射殺された巡査に使われた拳銃と同じものだった



そして


益田警部補の妻「朝美」から明かされる新事実！！



そこから事件は急展開していく


そして


智樹はその真実を知り暴走？！


消える智樹


村野は犯人に迫る智樹を止めようとする



智樹に裏切られ・・


影の守護者からは


操られていた村野



支援課の仕事を逸脱し


刑事の仕事までしてしまう村野


そんな村野の行動を読まれていた？！


そして


益田警部補がしてきたこととは？


犯人は一体誰？


最後の最後まで気の抜けない展開


そして


村野が負傷した膝の不具合を押して捜査する


刑事魂炸裂？！



相棒の安藤梓は


今回村野の絶大な信頼を得て


一人で益田警部補の妻朝美の養護をこなす。


成長したね～。


シリーズはこういう成長を見られるのもいいよね


そして


どんな時も食事のことを気にする村野に


私は著者の堂場さんが食べ物にこだわれを持つ方だと


いつも感じています。


おいしいコーヒーの味もわかる村野


そんな村野に堂場さんが透けて見える気がして




後輩を思う優しさ


それは時には職務を超えてしまうことがある。



優しさも厳しさも紙一重



そんなことを思いました