読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

東野圭吾「マスカレード・ナイト」~ホテルマンの仮面をかぶった刑事「新田」の前に現れる仮面をかぶった殺人者~

2017-09-21 02:45:20 | 
東野圭吾「マスカレード・ナイト」読み終わりました。



コレは


「マスカレード・ホテル」「マスカレード・イブ」に続くシリーズ☆




12月31日


ホテル・コルテシア東京では



ホテル・コルテシア東京年越しカウントダウン・マスカレード・パーティ・ナイト



略して



「マスカレード・ナイト」


が開催される。




宿泊客もホテル従業員も仮面をかぶる



そこに



殺人事件の犯人が現れる




そう密告者から警視庁へ手紙が届く




そこで



前回ホテルマンになり切り事件を解決した



新田浩介が呼ばれた。




任務は


もちろん



ホテルマンになり



密告者の予告通り現れると思われる



殺人犯を見極め逮捕に導くこと




ホテル・コルテシア東京の



フロントクラークだった山岸尚美は



前回の事件で新田の指導と捜査協力・・


そして


危ない目にもあった。




今回は


ホテル・コンシェルジュとしてますます活躍する尚美に



新田は久しぶりに再会する。



そして



捜査協力してもらうことになる。







ベテランのフロント・クラーク「氏原」に



叱咤されながら


ホテルマンの仮面をかぶった新田




ホテルマンとしての使命



お客様の仮面を守る





刑事の使命



真犯人の仮面を暴く




両極にある



2つの職業




そして



協力することで見えてくる




犯人の素顔





夫の名で予約して



夫婦で泊まることことになっている



チェックインした仲根緑。



カードの名前は


なぜか


「マキムラ ミドリ」になっていた。



お客様には



それぞれの事情がある。



そういう氏原







しかし・・



いつになっても



主人は現れず。。



部屋に2人分の食事を頼み



食事も部屋でとる緑



防犯カメラにも



主人の姿は全く認められなかった。



そんな緑を不審に思う新田




そんなころ



客の日下部から



緑に一目ぼれしたので協力してほしいと



依頼を受ける尚美




仮面をかぶる緑




主人はいるのか?いないのか?


何故そんなことをする必要が?!



ホテルマンとしての任務を果たそうとする尚美は悩む。。




そして


「足ながおじさん作戦」を考えだす。




日下部の思いは遂げられるのか?




そして・・



緑の仮面がはがれる




新田が見た涙の訳とは?!





そして


新田がゴルフバッグに名前のなかった客



「浦辺」を不審に思う



ホテルマンとして部屋を訪ねたとき



毛のついたスウェットから



殺されたトリマー「和泉春菜」との関係を疑う新田




前回コンビを組んだ


能勢が警視庁に転勤


今回の事件で新田に対し多大なヒントを持ち込む。



能勢と新田の息の合った連携で


割り出していく



3年前の事件との共通点



「感電死」


「ロリータ」




犯人が「浦辺」なら



すんなり行き過ぎて



面白くない!



…と思う新田




新田の予想通り?



事件は



そんなに簡単に解決はしなかった。




そして・・



尚美が巻き込まれる




カウントダウンが・・



死へのカウントダウンへ





仲根緑の正体☆



日下部の正体☆




犯人が幾重にも仕掛けた罠に・・



新田達警察はハマってしまう。。




しかし!



最後は~・・・








最後の最後まで



息の抜けない展開!!




そして


真実は



とても予想のできない真実に驚きますよ



尚美はコンシェルジュとして


「できません」とは絶対に言えない立場。



どんなお客様からの要望も



機転と工夫と粘りで切り抜ける姿には



感動




こんなホテルマンがいるホテルに



ぜひ泊まってみたいと思った。




尚美・氏原のホテルマンとしての仕事に対する姿勢



頭が下がりました。




そして



前回よりも格段にホテルマンとしての身のこなしが身についてる



新田



刑事であるとともに


ホテルマンとしての視点が身に付き



今回の事件解決になったのでは?



そんな風にも思えた



尚美と新田の信頼感増して



2人の距離もグッと縮まった感じ



見えている部分よりも・・



見えないその人の心の奥の奥・・



それが今回の事件のカギにもなっている






圭吾さんの作品は



一人一人の人物像がくっきりと見えて




その人の人生を感じることができます。




ご本人も言ってましたが



登場人物一人一人の年表を作って



作品を作るそうです。



だからきっと


ここまでの作品が書けるのだろうと思います。






犯人の過去・・



そして



犯人に出会ってしまった人たちの過去・・




人は仮面をかぶらなければ生きてゆけないのかも。。




そんなことも考えさせられました。




でも・・



その仮面をはがしてくれる人を



実は


待っているのかもしれない。



新田に仮面をはがされた犯人も・・



実は


ホッとしたのかもしれないなぁ~。




新田と尚美が



最後いい感じになっていたので



またこのシリーズの続編あるんじゃないかって期待してます




新田と能勢コンビもまた復活してほしいなぁ




ホントに



こんな素敵な作品を届けてくれて



圭吾さんありがとうございます











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