ガスの中の権現台コースを登る
函館市主催の国民の祝日「山の日」施行記念恵山登山会が開催された。その協力団体「新日本百名山恵山に登る会」会長として、ほかの協力スタッフ12名とともにお手伝いとして参加させていただいた。スタッフも含めて参加者は合計43名だった。
この「新日本百名山恵山に登る会」会長のポストは、2005年9月に日本百名山の選者である岩崎元郎さんの来函に合わせて開催された講演会と登山会の主催団体の代表に奉られたのが原点である。今回は、恵山を舞台とした登山会ということで、その団体名を復活させ、昨年11月に今回使用した恵山高原コースの開削再整備作業にも協力していただいた函館地区の山岳会やHYMLのメンバーに声を掛け協力をお願いした。参加してくださった12名はいずれも齋藤浩敏さんの捜索活動に参加した心強いメンバーばかりだった。前回も今回も仕掛け人と実際の実務を掌る事務局長は、自然倶楽部の鎌鹿さんである。
恵山は、残念ながらガスの中に姿を隠したままで、非常に寒く、自分も持参したものをすべて着込むほどだった。コースは恵山高原コース~権現台コース~頂上の往復のロングコースだったが、落後者は誰もいなくて、快調なペースで歩くことができた。
8:00スタート 登り3時間10分、下り2時間50分(途中での昼食タイム30分を含む)、14:30ゴール
昨年11月に再開削された恵山高原を登る
途中にある温泉パイプの中継貯蔵タンクの前で説明を聞く。
以前は、今は廃屋になっている恵山モンテローザの温泉を火口原下の源泉から引いていたが、今は石田温泉が利用。
今を盛りと咲く恵山名物のサラサドウダン
林を抜け湿地帯の草原に出る
恵山高原駐車場避難所で、恵山の歴史について説明する郷土史・古道研究家のも~さん
火口原駐車場から権現台コースへ向かう。いよいよガスの中に突入。
ガスの中の恵山は初めて登るので、ほかの山に登っているような新鮮な感覚だった。
頂上付近のみごとなエゾイソツツジの大群落
ガスの中での記念撮影。みなさんが広げているのは、この行事のために函館市で作成した記念タオル
山頂は風が強く、寒かったので、権現台コースの「憩いの広場」で昼食タイム
昼食タイムに、恵山から下海岸を舞台とした「道南口説」を披露する恵山支所松本主査
参加お土産~つつじ祭りのときに開催された「親子登山会」と連動したものなので子供向けのお菓子が多い。
GPSトラックログ