倒木の処理や笹刈りの様子
恵山の地図と本日の整備作業部分(分岐~登山口)
以前、恵山のクラシックコースだった「恵山高原コース」(旧恵山高原ホテル~作業道〜草原分岐)は、馬や鹿の市街地への被圧などの理由で長年封鎖されて廃道になっていた。
それを、このほど、恵山支所が、観光(新幹線開業)とエゾシカ対策(人の監視)等を目的に、自然環境に配慮した再整備をする運びとなった。
さらに、恵山支所は、そのコースを使って、来年の「山の日制定記念登山会in函館」も実施したい意向のようだ。
支所から相談を受けた「恵山つつじ活性化懇話会」のメンバーでもある自然倶楽部の鎌鹿さんから、山仲間に対して整備作業と登山会への協力要請があった。今日がその第1回再整備作業の日だった。平日ではあったが、山仲間11名、恵山支所3名、新聞記者2名(道新・函新)の参加があった。
鎌鹿さんのきめ細かな計画と準備により、笹刈りや倒木の処理、テープ付けなどに取り組んで、きれいな登山道に蘇った。
なお、現在のところ、考えている「山の日制定記念・恵山登山会in函館」(仮称)は、イソツツジやサラサドウダンや高山植物の花の季節に合わせた、6月12日(日)に、恵山支所と恵山・新日本百名山を登る会の共催で実施したいと考えている。
ツツジ公園駐車場に集合して、朝の打ち合わせ。
『北海道夏山ガイド』(改訂版)の取材も兼ねて新しい執筆陣に加わった江別のtetsuさんも参加
火口原駐車場からいざ出発!
新しく架け替えられて命名された「海向仁橋」(かいこうじんばし)の渡り初め
広い草原の踏み跡に沿って笹刈をする
笹刈り機を操作する自分
生々しい鹿の角の擦り跡? 薬師神社下の源泉から石田温泉まで引いている温泉ポンプ中継所
少し丈の高い笹を刈る
展望所での昼食タイム
展望所での集合写真。
きれいになった登山口と登山道
実は、このコースを歩くのは初めてだった。変化に富んではいるが、厳しいところもなく、開放的な草原もあり、花の頃や紅葉の頃には多くの人に登ってほしいコースである。恵山側から直接登れる登山道が復活できたことは喜ばしいことである。
次回の整備作業は、来春の標識等の設置がメインとなるだろう。
翌日の北海道新聞に掲載された
翌々日の函館新聞