トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

ジェイラン監督の新作がカンヌ映画祭でノミネートされた

2018年04月20日 | 文化
4月21日 トルコの映画監督ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン監督の最新作「野生のナシの木」(Ahlat Agaci)が、カンヌ映画祭でノミネートされました。

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ジェイラン監督はすでにカンヌで、「冬の街」(Uzak)でグランプリと最優秀俳優賞、「季節」(Iklimler)でFIPRESCI賞、「三匹の猿」(Uc Maymun)で最優秀監督賞、「昔々、アナトリアで」(Birzamanlar Anadolu'da)でグランプリ、「冬の眠り」(Kis Uykusu)でゴールデン・パーム賞など、重要な賞を獲得しています。

新作「野生のナシの木」は、自作の本を出版するために金を得ようと努める若い作家のストーリーを描いています。男は故郷の村に旅して、自分の父親について新しい発見をします。映画は2人の男の悲しい運命の出会いを見せてくれます。


アンタリヤで国際航空貿易ショウが開催される

4月25日~29日、地中海岸のアンタリヤで、ユーラシア航空ショウが開催されます。

Hurriyet

トルコ大統領府とトルコ航空が主要なスポンサーになって催される航空宇宙ショウには、世界的な航空宇宙産業の航空機が集まるでしょう。

ユーラシア航空ショウの総責任者フェルハト・イエニベルティスさんは、5日間のイベントで、100億ドルの通商協定が調印されるだろうと言いました。ショウには、40か国の航空宇宙企業と、200か国の民間航空機関がショウに参加することになっています。

始めの3日間は、航空宇宙のプロのためのショウで、終わりの2日間は一般に公開されます。


世界遺産のアニの大聖堂が修復される

アニの古代遺跡に残る23の遺構のひとつ、アニの大聖堂はユネスコの世界遺産に登録されています。

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セルチュク朝のスルタン・アルパルスランがアニを征服した後、大聖堂はモスクに改装されました。大聖堂の修復は今月、始まります。“世界の都”“1001の教会の都”“文明の揺籃”“40の門の都”などと呼ばれるアニの古代遺跡は、BC3000年からの歴史を持つ、世界最古の居住地のひとつです。

長い歴史の中で、アニは、サカ・テュルク、ササン帝国、バグラティド朝、ビザンティン帝国、オスマン帝国、ロシア帝国に支配されました。バグラティド王スムバト2世は、AD990年、大聖堂の基礎を築きました。彼の死後、AD1001年、スムバトの弟で後継者のガギク1世の妃カトラニデが、大聖堂を完成させました。

その後、大聖堂はセルチュク朝のスルタン・アルパルスランによって、モスクに改装されました。大聖堂の建築家は、アヤ・ソフィアの修復を行ったトラダトです。大聖堂は、照明のための高い狭い窓と、彫像のあるニッチェで飾られた3つの入口が、注目されます。大聖堂のドームは赤い凝灰岩で造られています。鐘楼と、一部崩壊した壁が、内外のツーリストの興味をそそっています。 

・・・「バクラテイド王朝は中世アルメニア王国を支配していた王朝。「サカ・テュルク」は東イラン語を話すユーラシア草原の遊牧民。


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イスタンブルで初の自動運転の電気自動車が走りはじめる

2018年04月20日 | 国内
4月20日 イスタンブル市民はまもなく初の自動運転の電気自動車を利用できるでしょう。

 Hurriyet

イスタンブルの電気トラム・トンネル社(IETT)が、世界都市会議で、3日間のイベントの初日の4月17日、革新的なシャトルバスを披露しました。シャトルバスは、最初は、空港と交通遮断した道路を走るでしょう。シャトルバスが道路を走る前に、ファルク・オズル科学・産業・技術相とスペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテーロ元首相が試乗しました。

イスタンブルのメヴリュト・ウイサル市長は、シャトルのデザインはイスタンブルの伝統的な市電から着想されたと言いました。「電気自動車と言うと、人々は個人の車を考えますが、公共交通機関の分野にも電気自動車は大いに利用されるべきでしょう」


ギリシャに逃げ込んだ元トルコ軍人の1人をギリシャ裁判所が釈放

ギリシャの最高裁判所が、拘留中の元トルコ軍人8人の中の1人の釈放を認めました。8人は2016年の未遂クーデター後、隣国ギリシャに逃げ込み、トルコからクーデター関連容疑で告発されています。トルコは彼らの送還を、くり返し要求してきました。

 Hurriyet

いつ釈放されるかについては明かされていません。釈放される元将校は、名前は公表されていませんが、行動を制約されながら、亡命の認可を待つことになるでしょう。国家評議会によると、元将校は、来月、亡命が決まるまで、住所を明らかにされず、毎日、地元警察署に出頭し、旅行は許可されません。

裁判所は、最初、彼の亡命を認めましたが、ギリシャ政府の要請で、決定は延期されました。トルコは彼らに反逆者の烙印を押し、8人の軍人の送還を要求しています。

トルコのエルドアン大統領は、ギリシャのアレクシス・ツィプラス首相が元軍人らを数日以内に送還するという約束を破ったと非難しています。ギリシャ政府は、この件は裁判所に任せたと言っています。


トルコのシリア人たちがアフリンに帰っている

トルコにいた、少なくとも9880人のシリア人が、この3か月半に、トルコ南部ハタイ県のジルヴェギョジュ国境ゲートを通って祖国に帰ったと、トルコ当局が言いました。

 Hurriyet

トルコ各地に住んでいたシリア人たちが、ハタイ県レイハンル地区に来て、国境ゲートを通って祖国に帰っているそうです。シリア人たちは、「オリーブの枝作戦」でYPG(クルド人民防衛隊)が一掃された地域に帰るよう言われています。シリア内戦でトルコに逃げ込んだシリア人ほぼ350万人がトルコに住んでいます。


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トルコ男性の20%、女性の40%が肥満

2018年04月18日 | 国内
4月19日 保健省の国民栄養・健康調査によると、トルコ男性の20.5%、女性の41・6%が肥満です。

 Hurriyet

調査によると、肥満は東黒海岸地方で最も顕著で、住民の33.1%が病的に肥満です。EU統計でも、トルコ女性の56.7%が体重過剰であり、女性の肥満に関して、トルコはヨーロッパ最悪国のひとつになっています。

トルコ心臓病学会のマフムート・シャヒン会長は、肥満はトルコの“伝染病”だと言っています。欧州心臓血管病統計によると、トルコは、調査対象の56か国中、肥満男性、肥満女性とも、最悪15位になっています。シャヒン会長は「肥満は高血圧、糖尿病、高コレステロールと大きく関係しています。これらはすべて心臓血管病の危険要因です」と言っています。「トルコの心臓病の発生率が高いのは、トルコの女性には、すわっていることが多いライフスタイル、肥満、高脂肪、高血圧が多く見られることと関係があります」

国家健康・栄養調査によると、0歳から5歳の子供の17.9%が体重過剰であり、将来の心臓疾患、高血圧、糖尿病、ガンの増加が懸念されます。

WHO(世界保健機構)によると、ヨーロッパの成人では、肥満は、2型糖尿病の80%、心臓疾患の35%、高血圧の55%の原因になっています。肥満は100万人以上の人々の死因でもあります。


歌手スアヴィが大統領侮辱罪で禁固11か月の判決

歌手のスアヴィが大統領侮辱罪で禁固11か月20日の判決を受けましたが、この判決は罰金1万4000リラ(3415ドル)に変更されました。

 Hurriyet

スアヴィ(67)は、2016年10月29日、イズミルのイベントで、「昨日まで彼らは友だち関係だっが、いま、1人はもう1人より元気ではない」と、エルドアン大統領と在米の説教師フェトフラー・ギュレンを思わせる発言をしました。フェトフラリスト・テロリスト組織(FETO)と呼ばれるギュレンのネットワークは、2016年7月のクーデターの主謀者と考えられています。

イズミルの第33犯罪裁判所は、最初、スアヴィに禁固1年2か月の判決を下しましたが、その後、禁固11か月と20日に減刑され、最後は罰金に変わりました。スアヴィの弁護士は、依頼人の発言は言論の自由の範囲内と認定すべきだと言い、彼の無罪を要求しました。

トルコでは、大統領を侮辱することは、4年以下の禁固刑を課せられる犯罪とされています。


4年間就職できなかった失業教師が自殺した

アイドゥン県インジルリオヴァ地区の25歳の教師が、4年間就職できず自殺したと、16日、ドウアンニュースが報じました。

 HUrriyet

メルヴェ・チャヴダルさんは、2014年、教育社会科学の学位を取って大学を卒業し、ずっと就職を待っていました。彼女は国家公務員選抜試験KPSSに合格できず、鬱になっていました。トルコの公立学校に任命されるためには、この試験にパスすることが必要です。しかし、教育学部卒業生の中には、年に1度行われるKPSSの国家試験にパスできない人もわずかだけいて、志望者の中には憂鬱になる人もいます。

4月16日、彼女は両親と自宅にいましたが、仕事を探しに行くと言って出て行ったそうです。地元民がギュゼルジャムル近くの浜で、彼女の遺体を見つけ、憲兵隊に通報しました。


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エルドアン大統領とメルケル首相がシリアについて電話会談

2018年04月17日 | 国際
4月18日 エルドアン大統領とイギリスのメルケル首相が、4月16日、電話でシリアの最近の情勢について話し合ったと、アナドル通信が報じました。

 Hurriyet

両首脳は、シリアの戦後の領土保全の保障と政治的対策について語り合ったと、アナドル通信は報じました。エルドアン大統領とメルケル首相は、アメリカ、フランス、イギリスによる、シリアの化学兵器施設への空爆についての考えを共有しました。アメリカ、イギリス、フランスは、ダマスカス郊外のドゥーマでガス攻撃があった1週間後の4月14日、バシャル・アルアサド政権に対し波状空爆を行いました。

「化学兵器など大量殺戮兵器を使った市民への無差別攻撃は“人道に対する犯罪”になる。罰せられるべきだ」と、エルドアン大統領は言いました。NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、4月14日、NATOは化学兵器を受容できないものと考えると言いました。しかし、アサド政権の同盟国であるロシアとイランは、シリアに対する3こくの共同攻撃を強く非難しています。


トルコのサカリヤでイスラム国の容疑者4人が拘束された

4月16日、西部サカリヤ県で、対テロ警察がイスラム国(IS)をターゲットにした手入れを行い、外国籍の容疑者4人を拘束しました。

Hurriyet

サカリヤの主任検察官オフィスが始めた捜査作戦で、警察は目をつけていた複数の住居を手入れし、4人の容疑者を捕まえました。拘束された4人はイラク人2人、シリア人2人で(1人は女)、ISの暗殺隊として活動していたとして告発されました。4人は審問後、警察署に連行されました。

・・・根拠地を失ったISがどこにいるか、怖いですね


6846人の不法アフガン移民がトルコから追放された

内務省の移民管理局によると、トルコ当局は、この何週間かで6846人の不法アフガン移民をカブールに送り返したと、4月16日、アナドル通信が報じました。

 Hurriyet

移民たちは東部エルズルム県、アール県、西部イズミル県で拘束され、チャーター便7機で追放されました。不法移民たちは不法手段でイランからトルコに入り、多くはエルズルムで捕まりました。近く、さらに4機のチャーター便が移民たちをアフガニスタンに送り返すと、移民管理局は言っています。

トルコはヨーロッパへ行こうとする移民たちの中継地になっています。この3か月で2万人のアフガン移民がトルコに入国したため、トルコは4月8日から、追放手続きを加速しました。

移民追放の最初のチャーター便は4月8日、エルズルムからカブールに向かいました。その後、エルズルムからだけで3000人が追放されました。移民たちはテロリストの圧力と経済的困窮のために、イランを通ってトルコに流入してきたのです。


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エーゲ海の小島に立てられたギリシャ国旗をトルコが撤去

2018年04月16日 | 国際
4月17日 エーゲ海の小島、カルダル島に立てられたギリシャ国旗を、トルコが撤去したと、トルコのユルドゥルム首相は言い、両国間の緊張をエスカレートさせる挑発的な行為を控えるよう、ギリシャを促しました。

 Hurriyet

「トルコのリゾート地ディディムの沖合の無人の小島に、ギリシャの旗が立てられた。わが国の沿岸警備隊が、この旗を撤去した」と、ユルドゥルム首相は、4月16日、イスタンブルで記者団に語りました。首相は、国旗がいつ撤去されたかなど、問題の詳細については語りませんでした。

「わが国は、ギリシャに、よき隣人の関係を逸脱しないように、また、緊張をエスカレートさせる挑発をしないように勧告する」と、首相は言いました。「ギリシャの最近の挑発的な行動のために、エーゲ海の緊張がふたたび高まってきた」

「わが国の統治権に関して、われわれが譲歩することはない。わが国は事実上の介入に対しては、必要な応酬をする決意でいる」と首相は言いました。トルコとギリシャはエーゲ海に端を発する、さまざまな問題で不和がつづいてきました。両国間の国境に関しては合意がなく、両国はしばしば島の領有権に関して争ってきました。最大の緊張は、1990年代中頃、無人のカルダル島の領有権をめぐって起こりました。いま、この島に関して、両国の熱い紛争が起ころうとしています。


イギリスの保険会社が歴史的邸宅の損害をカバーする

イスタンブルのボスフォラス海峡を通行中の船が、水辺の歴史的邸宅、ヘキムバシュ・サリフ・エフェンディ・ヤルスに突っ込んで、邸宅にひどい損傷を与えましたが、イギリスの保険会社が損害をカバーするそうです。(4月11日の頁参照)

 Hurriyet

船の押収令状は5000万ドルの費用を裁定し、マルタ船籍のタンカー「ヴィタスピリト」号は現在、動かすことを禁じられています。3000トン以上の船はすべて、環境や他者の資産に与えた損害をカバーするP&I (船主責任保険)という保険に入ることが義務づけられています。従って、今回の事件の場合は、P&Iが介入し、損害をカバーします。ヴィタスプリト号は「英国P&Iクラブ」という世界第2の海上保険会社に入っていました。

この船のP&I保険の補償額は10億ドルですから、邸宅の損害額はすべて「英国P&Iクラブ」によってカバーされるでしょう。同社はすでに、邸宅のダメージの査定のためにトルコの会社と、また押収令状に関して法律会社とコンタクトを取っているそうです。第1段階で、同社は5000万ドルを支払い、タンカーは航行をつづけることになるでしょう。その後、ダメージの査定が行なわれ、所有者らと交渉が始まるでしょう。

ボスフォラス海峡は世界で最も交通量の多い航路のひとつです。2017年には42,000隻の戦艦や商船が海峡を通行しました。

・・・歴史ある優雅な邸宅をこんなにしちゃうなんて、お金ですむ話ではありませんね。


白いアザラシがリゾート地ボドゥルムに出現

トルコ西部のリゾート地ボドゥルムで、トルコ調査・救助協会(AKUT)が、珍しい白いアザラシを見つけました。

 Hurriyet

体長2.5メートルの白いアザラシは、トルバ湾近くの養魚場で発見されました。養魚場の作業員たちは白いアラシを救助することができず、環境・森林省の自然保護部とAKUTに通報しました。AKUTの8人のチームが白いアザラシを救出し、けがをしていないことを確認した後、自然の生息地に返してやったと、12日、アナドル通信が報じました。


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NATO事務総長が同盟国にトルコへの支援を要請

2018年04月16日 | 国際
4月16日 NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長が、トルコを公式訪問する前に、全同盟国にトルコへの支援を要請しました。

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「トルコはNATOにとって重要だが、NATOもトルコにとって重要だ。同盟は全体のための1国、1国のための全体という原則を基本にしている。私は同盟国に、トルコをさらに支援するよう要請する」と、ストルテンベルグ事務総長は、ブリュッセルのNATO本部で、アナドル通信のインタビューに応えて語りました。

「私はアンカラ訪問を大いに期待している。トルコは戦略的位置だけでなく、多くの理由から高く評価される、重要な同盟国である。だから、トルコのリーダーたちと、サミットの準備のために話し合うことが重要だ。サミットで、われわれは、厳しい安全保障環境にいかにしてNATOを適合させていくか、というような問題を討議するだろう」と事務総長は言いました。

われわれはさまざまの方法でトルコを支援すると、彼は言いました。「われわれはミサイル発射装置を配備して、トルコの空の防衛を強固にした。イタリアとスペインに、パトリオット・ミサイルとSAMP-Tを配備させた。NATOはAWACS機(早期警戒管制機)で、トルコ上空の監視飛行を行っている」と、ストルテンベルグ事務総長は言い、東地中海のNATO海軍も増強したと付言しました。

NATOの使命に対するトルコの貢献
ストルテンベルグ事務総長は、NATOの安全保障におけるトルコの貢献を賞賛しました。「たとえば、アフガニスタンやコソヴォなど、NATOのさまざまな使命と作戦において、トルコの少なからざる貢献に感謝する」と事務総長は言いました。「トルコがアフリンの作戦と人道支援について、NATOに何度も説明してくれたことを、われわれは歓迎している」


トルコ軍とFSAがアフリンでYPGの地下基地を発見

シリアのアフリンで、YPG(人民防衛隊)の戦闘員が使っていた巨大な地下基地が発見されたと、4月15日、アナドル通信が報じました。

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地下室は1000人くらい収容できます。トルコ軍とFSA(シリア自由軍)がこの地域を点検中に発見しました。地下10メートルに造られた基地は、アフリン周辺の山中の森林で見つかりました。基地は特殊な重機を使って築かれ、木々に蔽われているため、ドローンで発見するのも難しいと思われます。

地下室には100~120メートル通路があります。報道によると、通路の奥には、会議室、複数の個室、浴室、トイレ、非常口などがありました。

トルコは1月20日、シリア・北西部アフリンから、YPG(人民防衛隊)を一掃するために「オリーブの枝作戦」を開始しました。3月18日、トルコ軍とFSAはアフリンの完全制覇を宣しました。


エルドアン大統領が仏露首脳とシリアについて電話会談

エルドアン大統領が、4月14日、フランスのマクロン大統領とロシアのプーチン大統領と、個別に電話で話したと、アナドル通信が報じました。

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エルドアン大統領は、フランスとロシアのリーダーと、シリアのアサド政権に対するアメリカ主導の空爆および中東問題について話し合いました。エルドアン大統領は「シリア危機を解決するためには、フランスとロシアが協力して、シリアの緊張を加速させないことが重要だ」と力説しました。フランス大統領は、最近のアメリカ主導のシリア空爆について、エルドアン大統領と情報交換しました。

エルドアン大統領は、アサド政権に化学兵器使用を止めさせるべきだと強調し、シリアに平和をもたらすためには政治的解決が必要だと力説しました。エルドアン大統領とプーチン大統領は、電話会談で、シリア危機を解決するために協力をつづけることを確認し、相互関係と中東問題に関して、緊密なコンタクトを取りつづけることで合意しました。この電話の前に、エルドアン大統領はイギリスのメイ首相とも話しています。

4月14日朝、アメリカ、イギリス、フランスは、シリアのアサド政権の化学兵器施設の空爆を始めました。空爆は、アサド政権がシリアのドゥーマで化学兵器攻撃を行ったとして告発されたためとされます。ドゥーマの化学攻撃では、78人が死亡し、何百人もが負傷しました。


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不法にトルコに入国した移民80人が捕まった

2018年04月14日 | 国内
4月15日 トルコに不法入国した移民80人が捕まったと、4月13日、治安情報源が語りました。

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東部ヴァン県で、憲兵隊がアフガニスタンからの不法移民17人を捕えたと、情報源は言いました。北西部バルクシェヒル県の知事オフィスによると、エドミレト地区で、ギリシャの島へ渡ろうとしたシリア人25人が捉えられました。また、沿岸警備隊は、エーゲ海岸のアイドゥン県ディディム地区の沖合で、不法にギリシャに渡ろうとしていたシリア国籍の38人を捕まえました。

シリアの内戦が始まって以来、トルコは難民にとって、ヨーロッパに渡るメーン・ルートになっています。


世界遺産の古代都市アフロディシアスをドローンが監視

西部アイドゥン県カラジャス区の古代都市アフロディシアスとアフロディシアス博物館は、ドローンで監視されています。

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地区の憲兵隊司令部チームは、6キロメートルある古代都市アフロディシアスの美術品を守るために、1日24時間体制で監視し、1日2回のドローンによる点検も行っています。

カラジャス区のギュヘル・シネム・ビュユクナルジャジュス区長は、「アフロディシアスは昨年6月、ユネスコの世界遺産に登録されました。私たちは最高レベルの保安対策をとっています」と言いました。彼女は、区は盗掘犯に対する対策も取っていると言い、また、先週は盗掘中に2000年昔の墓が出土したとも言いました。

ビュユクナルジャジュス区長は、古代都市は40台のカメラで監視されているが、その中の4台は赤外線カメラだと言いました。「カメラは夜も映像を撮っています。古代都市周辺は都市そのものと同じくらい重要です。監視はドローンだけでなく、憲兵隊チームも2,3時間ごとにパトロールしています」と、彼女は言いました。


トルコのカンガル犬がアメリカで家畜を守っている

家畜の番犬として優れた、トルコのカンガル犬が、アメリカの農場で家畜を守っています。

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トルコのカンガル犬は世界にひろがりはじめ、アメリカには「アメリカ・カンガル犬クラブ」もあります。クラブのスタッフによると、トルコのカンガル犬は1980年代に北米に来て、いまは全米に300万頭いるそうです。

クラブのメンバーでもあるエリザベス・ジェンセンさん(53)は、ケンタッキーの37ヘクタールの土地で飼っている50頭の牛を、カンガル犬が番をしているから安心していられると言っています。「子牛が生まれると、ハゲタカがねらってきますが、カンガル犬が子牛を守ってくれます」

ジェンセンさんはいま、5頭のカンガル犬を飼っています。彼女は29年前、アメリカの会社のイスタンブる支社で働いていましたが、中央アナトリアのシワス県で初めてカンガル犬を見ました。現在、彼女はアメリカで、夫と、カンガル犬の飼育や販売もしています。「ほとんど毎日、カンガル犬が欲しいというEメールを受けています」と、ジェンセンさんは言っています。

カンガル犬は大きな犬で、それが羊飼いたちが番犬に選んだ理由のひとつです。シワス県庁によると、カンガル犬は、強く、賢い番犬だそうです。


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ドイツのシリア難民がトルコに帰りたがっている

2018年04月14日 | 国際
4月14日 新しいドイツの法規によって、家族の呼び寄せが難しくなったため、ドイツにいるシリア難民がトルコに帰りたがっていると、4月12日、地元メディアが報じました。

Hurriyet

彼らの多くは、補助金も与えられていますが、ドイツ政府は、最近、シリア難民の家族呼び寄せを抑制するために、厳しい対策をとりました。ドイツの放送局ARDが数人のシリア難民をドキュメントし、彼らは人間運搬業者に数百ユーロを支払ってもトルコに帰りたがっていると報じました。

「シリアの内戦のためにトルコに逃げ込んだ難民たちは、ドイツ当局から家族を呼び寄せる許可が取れないので、トルコに帰りたがっている」とARDは報じました。EU最大の経済大国ドイツは、2015年から70万人のシリア難民を受け入れています。しかし、国内の政治的圧力によって、アンゲラ・メルケル首相の連立政府は、難民の家族呼び寄せを抑制する対策をとりました。

約39万人の難民が、家族呼び寄せの権利を申請し、配偶者や子供たちをドイツに呼び寄せるかもしれないとメディアが報じたため、家族呼び寄せは昨年の選挙の争点になりました。イスラム嫌いの極右政党「ドイツのための選択肢」(AFD)は、難民の家族呼び寄せはどいつにとって計り知れない危険だと主張し、家族呼び寄せの制約を要求しました。


トルコはアメリカ主導のアサド政権攻撃を歓迎している

4月14日、何十人もが死んだ化学兵器攻撃への適切な報復として、シリアのアサド政権に対する欧米連合の攻撃を、トルコは歓迎しました。

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「わが国は、シリア政権が行なったと思われる攻撃に対して、人道上の良心を和らげるこの作戦を歓迎する」と、トルコ外務省は声明で言いました。反体制派が支配するダマスカスの郊外ドゥーマがガス攻撃を受けた1週間後の14日、アメリカ、イギリス、フランスはアサド政権に対して波状攻撃を行いました。

「罪のない市民をターゲットに、化学兵器など大量殺戮兵器を使った攻撃は、“人道に対する罪を構成する”。彼らは罰せられるべきだ」と、トルコ外務省は言っています。「7年間以上、自国の国民を化学兵器などで圧迫してきたシリア政権は、人道上の罪と戦争犯罪を行ったと認定されるべきだ」

トルコはダマスカスのアサド政権を批判し、アサド追放のために戦う反体制派を支援してきました。ロシアはアサド政権の主たる同盟国ですが、トルコはシリアの政治的解決のために緊密に協力してきました。

トルコは攻撃の前に知らされていた
公正発展党(AKP)のマヒル・ウナル報道係は、トルコは4月14日の攻撃の前に、作戦について知らされていたと、CNNトルコで語りました。「これは化学兵器に対する厳しい警告だ」


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トルコはシリアで化学兵器を使った犯人の厳罰を促した

2018年04月12日 | 国際
4月13日 4月7日、シリア郊外で起こった化学兵器攻撃が、ふたたび行われることのないように、その犯人は厳しく罰せられるべきだと、トルコ外務省のハミ・アクソイ報道官が言いました。

 Hurriyet

「4月7日のシリアでの化学兵器攻撃は、バシャル・アルアサド体制が行なった疑いが極めて強い」と、アクソイ報道官は、4月12日の記者会見で言いました。

アメリカがシリアを攻撃したら、トルコはその作戦を支援するかと尋ねられたアクソイ報道官は、「状況がどうなっていくのか、見ていよう。わが国は計画に厳密に従っていくだけだ」と応えました。


アフリンに臨時協議会が設立された

4月12日、シリアのアフリンで、クルド、アラブ、テュルクメンの市民代表が。地元サービスを提供するために臨時協議会を設立しました。

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アナドル通信によると、市民の年長者が投票し、アフリンの中心に臨時協議会を結成しました。20人の協議会メンバーの中の11人はクルド人、8人はアラブ人、1人はテュルクメンから選ばれました。クルド人代表のズヘイル・ハイダルさんが協議会の会長に選ばれました。

協議会のメンバーになるためには、アフリン市民であることが必要です。ハイダル会長はトルコの支援に感謝しました。「私たちにチャンスをくれたトルコに感謝します。私たちはアフリンの人々のために働きます。“ユーフラテスの盾作戦”同様、“オリーブの枝作戦”も、よいサンプルになるでしょう」と、彼は言いました。ハイダル会長は、アフリンのすべての人々に自分の家に帰るよう呼びかけました。「アフリンの人々がみんな帰ってくれば、私たちはより民主的な選挙ができます。私たちはだれにも支配されることなく、自分たちでやっていきます」

ハイダル会長は、地元協議会はシリア革命連合軍と反体制軍(SMDK)の監督の下に設立されたと言い、協議会はアレッポーの地元協議会と結束していると言いました。

「地元協議会はまもなく保健や教育のサービスを始めます。私たちはテロリストから逃げた人々がアフリンに帰ってくるよう努力します」と連合の副会長アブドゥラフマン・ムスタファさんは言いました。

トルコは1月20日、クルド人民防衛隊(YPG)をシリア北西部アフリンから一掃するために、「オリーブの枝作戦」を開始しました。3月8日、トルコ軍と自由シリア軍(FSA)は、アフリンを完全制圧しました。


イスタンブルのクルチュ・アリ・パシャ・ハマムが修復された

クルチュ・アリ・パシャ・ハマム(浴場)の修復が、EU文化遺産/ヨーロッパ・ノストラ賞を受賞し、4月12日、イスタンブルで授賞式が行われました。

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このハマムは、オスマンを代表する建築家ミマル・シナンが、有名なオスマンの提督クルチュ・アリ・パシャの依頼を受け、オスマン海軍のために建てたもので、1583年に完成したモスクや学校などの建物群のひとつです。

建物のシルエットと堂々たるドームで知られるこのハマムは、イスタンブルの港湾地区トプハネの象徴的な建物のひとつです。7年かかった精密な修復を終えて、クルチュ・アリ・パシャ・ハマムは一般公開されました。ハマムの修復は、2017年、ヨーロッパの文化遺産を対象にした、最高に栄誉あるヨーロッパ・ノストラ賞を受賞しました。

実は、2017年5月15日に、フィンランドの歴史ある都市トゥルクで、すでに授賞式は行われていたのですが、この4月、地元イスタンブルでも授賞式が行われたのです。ハマムの修復プロジェクトは、2005年にこの歴史的ハマムを購入した所有者ヌレッディン・イレンさんが、自分の財産を投じて始めました。修復作業は建築家のジャフェル・ボズクルトさんと彼のチームが手がけました。

「買ったときは廃墟同然でした。使える状態ではなかった。ハマムは2階建ての木造ですが、1930年代の火事で、ひどいダメージを受けていました」とイレンさんは言いました。ヨーロッパ・ノストラ賞の審査員は「この文化遺産は建築家と職人の技術の結合でよみがえりました。これはオスマンの浴場のすばらしいサンプルです」と言いました。「このハマムは、イスタンブルの伝説的な建築家ミマル・シナンによる重要な建物であり、伝統的な建築技術と職人技で巧みに修復されました。とくにすばらしいのはドームの修復です」


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「アサドは約100万人を殺している」トルコ外相

2018年04月12日 | 国際
4月12日 シリアのバシャル・アルアサド大統領は、政治的決着の道を開くために、ただちに引退するべきだと、4月11日、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相が言い、また、7年間の戦争で約100万人の人が死んだのは彼の責任だと言いました。

Hurriyet

「アサド体制は絶対にシリアで権力を持ってはならない。アサド政権が化学兵器を使ったのは初めてではない。化学兵器を別にしても、彼は、空爆や、バレル・ボムブ(樽状の容器に釘や金属片を詰めた焼夷弾の一種)や、通常兵器を使って100万人を殺している」と、チャヴシュオール外相は、アンカラで行われたイスラモフォビア(イスラム恐怖症)に関するイベントでスピーチし、シリアの東グータの最近の攻撃に関する質問に応えました。

「だから、アサドには、すぐに権力の座から下りてもらい、われわれが政治的プロセスを進めていかなければならない」と、外相は付言しました。4月7日のシリア軍の攻撃は、ダマスカスの近くの町で起こりました。シリア政府とその同盟国ロシアは、化学兵器使用を否定しています。シリア政権に対して軍事行動をとる可能性について西欧諸国から尋ねられたチャヴシュオ-ル外相は、「わが国は待って、見ている」と答えました。


トルコとフランスは外交の諍いはおいて貿易の進展をめざす

トルコとフランスは、2019年末までに、200億ユーロ(247億ドル)の相互貿易目標を設定したと、トルコのニハト・ゼイベクジ経済相が、4月10日、パリ公式訪問中に言いました。

 Hurriyet
フランスのブリュノ・ル・メール経済・財務相(左)とトルコのゼイベクジ経済相


ゼイベクジ経済相は、トルコ=フランス共同経済・貿易委員会(JETCO)のためのフランス訪問中、ブリュノ・ル・メール経済・財務大臣とジャン・バティスト・ルモワンヌ欧州・外務大臣付副大臣と会談しました。

「われわれは貿易量の目標を上げる。2017年末は147億ユーロだったが、2019年末には200億ユーロにする。われわれはこの目標に向かってがんばる」と、ゼイベクジ経済大臣は言いました。大臣はまた、ルモワンヌ副大臣と会談中、関税同盟政策が話し合われたと言いました。

「われわれはフランスが関税同盟を支持していることはよく知っている。フランスがわが国とエルドアン大統領に同意したことは喜ばしい」とゼイベクジ大臣は言いました。「ある時間はかかるだろう。しかし、EUの会合と今後の完全同盟のプロセスでフランスはわが国を支持するだろう。われわれは約束をとりつけた」と、ゼイベクジ大臣は言い、交渉は6月にも、秋にも行われるだろうと言いました。


エルドアン大統領がロマ市民の住宅問題を解決すると誓った

エルドアン大統領が、トルコに昔から住むロマ(ジプシー)市民の住宅問題を解決すると誓い、市内の土地価格の高騰に対処するために、ロマ市民はまず協同組合を結成すべきだと言いました。

 Hurriyet

「ロマ市民の皆さんが、協同組合を結成することによって地価問題の解決に助力してくれたら、政府は皆さんのために家を建てます」と、エルドアン大統領は、11日、アンカラの大統領府にロマの代表を招いて言いました。

大統領のこの発言の前の8日、最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首は、都市改革プロジェクトの推進のために、大都市に住むロマの人々を立ち退かせた公正発展党(AKP)を批判しました。このプロジェクトの一環として、多くの住民が、市の郊外に建てられたTOKI(内閣府集合住宅部)の住宅に移住させられました。

TOKIは利率の低いローンを提供してきましたが、ロマ市民が昔から住む家を立ち退かされたとか、低所得層が月々の支払いに苦労するなど、批判されていました。

エルドアン大統領は4月11日、「残念ながら政府は、住宅プロジェクトを止めるわけにはいかない。TOKIの住宅は総じて高層だから、一戸建てに住む文化を持つロマの人々には受け入れにくいのかも。住宅プロジェクトは地価高騰のため、資金が調達しきれなくなって中断された」と付言し、ロマ市民に協同組合を結成することによって、地下価格高騰の問題を解決するよう要請しました。

公正発展党(AKP)は、5608人のロマ市民に職業教育やコース・プログラムを提供し、教育、保健、雇用、ロマ市民の社会的結束に関する仕事を行ってきたと、大統領は言いました。「ロマ市民がよりよい教育、保健サービスを受け、容易に職を得られるようになったのは確かです。彼らがよりよい状況で暮らせるようになったのも確かです」


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