トルコのトピックス

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FETO関連で63人の容疑者が拘束された

2018年04月28日 | 国内
4月29日 治安ソースによると、28日、全国で少なくとも63人のフェトフラリスト・テロリスト組織(FETO)関連容疑者が拘束されました。

 Hurriyet

イスタンブルの主任検察官は、FETOの結婚サービス組織に属していたとして、103人の容疑者に逮捕状を出しました。FETOのメンバーが配偶者を見つけるために組織がつくった“縁結びカタログ”に、容疑者らの名前が載っていました。警察は36県で同時作戦を行ったと、情報源は言っています。残りの容疑者を逮捕するために、作戦はまだつづいています。

イスタンブルで行われた別の作戦で、アディル・オクシュズの姪のエスマウル・ヒュスナ・オクシュズが捕まりました。アディル・オクシュズは2016年の未遂クーデターの首謀者として告発されています。姪のオクシュズはFETO関係の書類を宅急便でアメリカに送ろうとしていました。彼女は裁判所に送られ、拘留されました。

FETOと在米のフェトフラー・ギュレンは、2016年7月15日の未遂クーデターを組織したと考えられています。クーデターによって、250人が死亡し、2200人が負傷しました。


「“イスタンブル運河”は選挙後の最優先課題」エルドアン大統領

エルドアン大統領が、4月28日、選挙に勝利した後の最初の課題は「イスタンブル運河」の建設だと言いました。「イスタンブル運河」とは、黒海とマルマラ海を結ぶ、人工の水路のことです。運河が完成すれば、ボスフォアラス海峡を通過する船舶、とくにタンカーの通行を減らすことができます。

 Hurriyet

イスタンブルで行われた公正発展党(AKP)の女性会議で、エルドアン大統領は、「わが国の女性たちがもっと活動的になり、仕事を持ってほしいと思います。政界や国会にももっと進出していただきたい」と語りました。

・・・ついこのあいだも、ボスフォラス海峡で、船が歴史ある水辺の邸宅に突っ込むという事件がありました。美しいボスフォラスヲ守るために、イスタンブル海峡は必要かもしれません。


ロシア、イラン、トルコがシリア会談で団結を強調した

4月28日、ロシア、トルコ、イランの外相がモスクワの会合で、シリア紛争の政治的決着が成功に終わったことを喜び合いました。

 Hurriyet
左からイランのザリフ外相、ロシアのラヴロフ外相、トルコのチャヴシュオール外相


3国は、アメリカと国連が支持するジュネーブのイニシアティブと競って、昨年カザフスタンのアスタナで決めたプロセスにそって、シリア紛争の解決に努めてきました。ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は、3国はシリア人を助け、テロリストをシリアから一掃しなければならないと言いました。

ロシア外相は、シリアのバシャル・アルアサドを支持する2国と、反体制派を支持するトルコの“ユニークな”同盟を自賛しました。「この同盟のおかげで、われわれはイスラム国(IS)とアルヌスラ/フロントとの戦いに取り組むことができた。テロリストたちはシリアで支配していた領土の大半を失った」とロシア外相は言いました。

シリアの紛争は2011年からつづき、35万人以上が死んでいます。ロシアとイランは、反政府軍と戦うアサドを支援するために、シリアに軍を配備してきました。トルコは戦争中、アサドの解任を要求してきましたが、紛争の解決策を見つけるために、この何か月か、ロシアとイラン両国と密接になっています。

1月、ロシアは、黒海のリゾート地ソチで,シリアの親体制派代表とともに会議を開きましたが、反体制派にボイコットされ、解決への道は進展しませんでした。ラヴロフ外相は、4月28日、「すばらしい結果が出た」と言いました。

プーチン大統領は,11月、シリアに関するサミットを開き、イランとトルコの外相を招きました。そして今月、彼らはふたたびアンカラで会いました。


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アメリカとトルコの軍トップがシリアについて電話で討議

2018年04月28日 | 国際
4月28日 アメリカ国防省によると、4月27日、米国統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォード将軍が、トルコ軍の参謀総長フルシ・アカル将軍と電話で話し合いました。

 Hurriyet
アメリカのダンフォード将軍(左)とトルコのアカル将軍


「2人の将軍は、シリアと中東の現在の治安環境について語り合った」と、米国総合参謀本部の報道官パトリック・S・ライダー大佐がプレス発表で言いました。「2人はさらに、協力を強化する方法について話し合い、両国が直面する安全保障問題にも言及した」

ライダー報道官はまた、ダンフォード将軍とアカル将軍は、NATO同盟国同士の通常のコミュニケーションとして、何回となく会談していると、強調しました。
 

ギュル前大統領は大統領選に立候補しないだろう

アブドゥラ・ギュル前大統領は、4月28日、6月24日の大統領選には出馬しないと発表しました。

 Hurriyet

「福祉党のテメル・カラモラオール党首から、大統領選に立候補しないかという誘いを受けましたが、私は彼に強いコンセンサスがあれば必要なステップを取ると彼に言いました。しかし、そんな状況ではありませんから」と、ギュル氏は記者団に語りました。

ギュル氏は2007年から2014年、第11代トルコ大統領を務めました。


750万人以上がトルコの大学で学んでいる

2017年~2018年学期、トルコの高等教育機関には、トルコ人と外国人の学生756万人が在籍していると、トルコの高等教育委員会(YOK)が、4月27日、発表しました。

 Hurriyet

トルコでは現在、424万人の学生が大学の学部で学び、277万人が準学士課程(2年制)で、45万4673人が修士過程で、9万5100人が博士号をめざして学んでいます。昨年の高等教育の学生数は720万人になりました。

11万7812人の外国人学生の70%以上は、学部レベルで学んでいます。トルコの大学には15万8098人の研究者がいて、その中の2万4640人が教授、1万4456人が准教授です。また、209人の教授を含む3121人の外国人研究者も、トルコの大学で講義しています。

トルコには112の国立大学と74の私立大学と職業学校があります。


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米土がシリアに関するロードマップの認定で合意した

2018年04月28日 | 国際
4月27日 トルコとアメリカはシリアに関するロードマップの認定で合意し、両国の衝突は避けられたと、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相が、ブリュッセルで行われたNATOサミットで、アメリカの新国務長官マイク・ポムペオ氏と会談した後、言いました。

 Hurriyet
アメリカのポムペオ国務長官(左)とトルコのチャヴシュオール外相


「会談では、われわれは、共同作業部会が最初の合意に達したロードマップの認可を確認し合った」と、チャヴシュオール外相は、ポムペオ国務長官との会談後、記者団に語りました。「われわれは、シリアの他の地域、とくにユーフラテス川の東部においても、マンビジをモデルにする。わが国は、米土間に緊張を生じ得る問題については、アメリカとともに進めてゆく。ロードマップが実施されたらYPGはマンビジから撤退させられるだろう。撤退しなければ、わが国は、アフリンで行ったように、テロリストに介入しなければならない」と、外相は言いました。

ポムペオとチャヴシュオールの会談は、ポムペオが国務長官に指名されてから24時間もたたないうちに始まりました。ポムペオ国務長官は2017年2月、CIA(中央情報局)長官としてアンカラを訪れています。ポムペオ国務長官は、シリアのロードマップについて話し合い、認定するために、改めてチャヴシュオール外相をワシントンに招待しました。

2018年1月に設立された作業部会は、とくにマンビジ問題に関して、両国間の調整を行うための計画を、すでに施行しています。現在、アメリカ軍は、イスラム国(IS)に対する作戦で、YPG(クルド人民防衛隊)戦闘員と共闘し、トルコの怒りを買っています。

「このロードマップが実行されたら、YPGはマンビジから撤退し、マンビジの治安と統合のために透明な対策がとられるだろう」とチャヴシュオール外相は言いました。「ポムペオ国務長官は、私に、できるだけ早くワシントンを訪れるよう要請した」


ロシアがトルコのトマト輸出に科した制裁を解除する

ロシアがトルコのトマト輸入に科した制裁を解除すると、トルコの経済省が発表しました。

 Hurriyet

4月26日、トルコ経済省とロシアの農業省の役人同士が技術的な話し合いを行なった後、輸出が実際に始まるだろうということです。2016年1月、トルコが、領空侵犯をしたロシアのジェット戦闘機を撃墜したため、ロシアは、トマト、オレンジ、リンゴ、アンズ、キャベツ、ブロッコリー、ミカン、ナシ、モモ、キュウリ、プラム、イチゴ、玉ネギ、クローヴ(丁子)、鶏肉などのフルーツと野菜のトルコからの輸入を禁じました。

しかし、ロシアは2017年夏、トルコに科した通商制裁を緩和し、10月にはトルコから規定量5万トンのトマトを輸入していました。

・・・ロシアだって、近場のトルコから、おいしい野菜やフルーツを輸入できなかったら困るのです。


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