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ドイツのシリア難民がトルコに帰りたがっている

2018年04月14日 | 国際
4月14日 新しいドイツの法規によって、家族の呼び寄せが難しくなったため、ドイツにいるシリア難民がトルコに帰りたがっていると、4月12日、地元メディアが報じました。

Hurriyet

彼らの多くは、補助金も与えられていますが、ドイツ政府は、最近、シリア難民の家族呼び寄せを抑制するために、厳しい対策をとりました。ドイツの放送局ARDが数人のシリア難民をドキュメントし、彼らは人間運搬業者に数百ユーロを支払ってもトルコに帰りたがっていると報じました。

「シリアの内戦のためにトルコに逃げ込んだ難民たちは、ドイツ当局から家族を呼び寄せる許可が取れないので、トルコに帰りたがっている」とARDは報じました。EU最大の経済大国ドイツは、2015年から70万人のシリア難民を受け入れています。しかし、国内の政治的圧力によって、アンゲラ・メルケル首相の連立政府は、難民の家族呼び寄せを抑制する対策をとりました。

約39万人の難民が、家族呼び寄せの権利を申請し、配偶者や子供たちをドイツに呼び寄せるかもしれないとメディアが報じたため、家族呼び寄せは昨年の選挙の争点になりました。イスラム嫌いの極右政党「ドイツのための選択肢」(AFD)は、難民の家族呼び寄せはどいつにとって計り知れない危険だと主張し、家族呼び寄せの制約を要求しました。


トルコはアメリカ主導のアサド政権攻撃を歓迎している

4月14日、何十人もが死んだ化学兵器攻撃への適切な報復として、シリアのアサド政権に対する欧米連合の攻撃を、トルコは歓迎しました。

Hurriyet

「わが国は、シリア政権が行なったと思われる攻撃に対して、人道上の良心を和らげるこの作戦を歓迎する」と、トルコ外務省は声明で言いました。反体制派が支配するダマスカスの郊外ドゥーマがガス攻撃を受けた1週間後の14日、アメリカ、イギリス、フランスはアサド政権に対して波状攻撃を行いました。

「罪のない市民をターゲットに、化学兵器など大量殺戮兵器を使った攻撃は、“人道に対する罪を構成する”。彼らは罰せられるべきだ」と、トルコ外務省は言っています。「7年間以上、自国の国民を化学兵器などで圧迫してきたシリア政権は、人道上の罪と戦争犯罪を行ったと認定されるべきだ」

トルコはダマスカスのアサド政権を批判し、アサド追放のために戦う反体制派を支援してきました。ロシアはアサド政権の主たる同盟国ですが、トルコはシリアの政治的解決のために緊密に協力してきました。

トルコは攻撃の前に知らされていた
公正発展党(AKP)のマヒル・ウナル報道係は、トルコは4月14日の攻撃の前に、作戦について知らされていたと、CNNトルコで語りました。「これは化学兵器に対する厳しい警告だ」


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