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トルコはシリアで化学兵器を使った犯人の厳罰を促した

2018年04月12日 | 国際
4月13日 4月7日、シリア郊外で起こった化学兵器攻撃が、ふたたび行われることのないように、その犯人は厳しく罰せられるべきだと、トルコ外務省のハミ・アクソイ報道官が言いました。

 Hurriyet

「4月7日のシリアでの化学兵器攻撃は、バシャル・アルアサド体制が行なった疑いが極めて強い」と、アクソイ報道官は、4月12日の記者会見で言いました。

アメリカがシリアを攻撃したら、トルコはその作戦を支援するかと尋ねられたアクソイ報道官は、「状況がどうなっていくのか、見ていよう。わが国は計画に厳密に従っていくだけだ」と応えました。


アフリンに臨時協議会が設立された

4月12日、シリアのアフリンで、クルド、アラブ、テュルクメンの市民代表が。地元サービスを提供するために臨時協議会を設立しました。

 Hurriyet

アナドル通信によると、市民の年長者が投票し、アフリンの中心に臨時協議会を結成しました。20人の協議会メンバーの中の11人はクルド人、8人はアラブ人、1人はテュルクメンから選ばれました。クルド人代表のズヘイル・ハイダルさんが協議会の会長に選ばれました。

協議会のメンバーになるためには、アフリン市民であることが必要です。ハイダル会長はトルコの支援に感謝しました。「私たちにチャンスをくれたトルコに感謝します。私たちはアフリンの人々のために働きます。“ユーフラテスの盾作戦”同様、“オリーブの枝作戦”も、よいサンプルになるでしょう」と、彼は言いました。ハイダル会長は、アフリンのすべての人々に自分の家に帰るよう呼びかけました。「アフリンの人々がみんな帰ってくれば、私たちはより民主的な選挙ができます。私たちはだれにも支配されることなく、自分たちでやっていきます」

ハイダル会長は、地元協議会はシリア革命連合軍と反体制軍(SMDK)の監督の下に設立されたと言い、協議会はアレッポーの地元協議会と結束していると言いました。

「地元協議会はまもなく保健や教育のサービスを始めます。私たちはテロリストから逃げた人々がアフリンに帰ってくるよう努力します」と連合の副会長アブドゥラフマン・ムスタファさんは言いました。

トルコは1月20日、クルド人民防衛隊(YPG)をシリア北西部アフリンから一掃するために、「オリーブの枝作戦」を開始しました。3月8日、トルコ軍と自由シリア軍(FSA)は、アフリンを完全制圧しました。


イスタンブルのクルチュ・アリ・パシャ・ハマムが修復された

クルチュ・アリ・パシャ・ハマム(浴場)の修復が、EU文化遺産/ヨーロッパ・ノストラ賞を受賞し、4月12日、イスタンブルで授賞式が行われました。

 Hurriyet

このハマムは、オスマンを代表する建築家ミマル・シナンが、有名なオスマンの提督クルチュ・アリ・パシャの依頼を受け、オスマン海軍のために建てたもので、1583年に完成したモスクや学校などの建物群のひとつです。

建物のシルエットと堂々たるドームで知られるこのハマムは、イスタンブルの港湾地区トプハネの象徴的な建物のひとつです。7年かかった精密な修復を終えて、クルチュ・アリ・パシャ・ハマムは一般公開されました。ハマムの修復は、2017年、ヨーロッパの文化遺産を対象にした、最高に栄誉あるヨーロッパ・ノストラ賞を受賞しました。

実は、2017年5月15日に、フィンランドの歴史ある都市トゥルクで、すでに授賞式は行われていたのですが、この4月、地元イスタンブルでも授賞式が行われたのです。ハマムの修復プロジェクトは、2005年にこの歴史的ハマムを購入した所有者ヌレッディン・イレンさんが、自分の財産を投じて始めました。修復作業は建築家のジャフェル・ボズクルトさんと彼のチームが手がけました。

「買ったときは廃墟同然でした。使える状態ではなかった。ハマムは2階建ての木造ですが、1930年代の火事で、ひどいダメージを受けていました」とイレンさんは言いました。ヨーロッパ・ノストラ賞の審査員は「この文化遺産は建築家と職人の技術の結合でよみがえりました。これはオスマンの浴場のすばらしいサンプルです」と言いました。「このハマムは、イスタンブルの伝説的な建築家ミマル・シナンによる重要な建物であり、伝統的な建築技術と職人技で巧みに修復されました。とくにすばらしいのはドームの修復です」


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