「トルコは不法移民との戦いで中心的役割を果たしている」メルケル

１０月１３日　ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、トルコは、ヨーロッパに入ろうとする不法移民との戦いで、EUのために中心的役割を果たしていると語ったと、アナドル通信が、１０月１２日報じました。

　Hurriyet

メルケル首相がエルサレムの「国家安全保障研究所」を訪れたときの発言を、ユダヤ・アルゲマイネ紙が報じました。

メルケル首相はトルコに関する質問に答えて、「トルコを無視できません。NATOのメンバーであるトルコは、ヨーロッパに入ろうとする不法移民との戦いで、EUのために中心的役割を果たしています。トルコは大きな目標を持っていますが、重要な問題に関して何度も失望しています」と語りました。

トルコとは姿勢は違っても、実際的な合意を見つける必要があります。われわれは互いに話し合いをつづけなければなりません」とメルケル首相は言いました。

トルコは世界最大の難民受け入れ国で、ほぼ５００万人の難民を受け入れています。２０１１年に始まったシリア内戦後、トルコは紛争を逃れてくる人々に“開放政策”をとり、彼らに“一時的保護”の身分を与えました。

トルコでは７５０万人の成人がワクチン未接種

政府と専門家がくり返し要請しているにもかかわらず、トルコでは１８歳以上の成人の７５０万人がまだワクチン接種を受けていません。また、６００万人が３回目の接種を省いています。

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９月中旬、トルコは感染者数の大増加を経験しました。感染者は、１０月１１日には３万５６３人になりましたが、これは１日の感染者数としては４月３０日以来の多数です。１日の感染者数では、トルコはいま、ヨーロッパ２位、世界３位です。

とくに若い人々がワクチン接種を避けています。若い人々は基本的な対ウイルス・ルールを無視していると、専門家たちも言っています。

集中治療室（ＩＣＵ)にいる患者の多くは、接種を受けていない人か、１回しか受けていない人です。現在、ＩＣＵにいる患者の５０％は未接種で、３９％は、２回の接種は受けているが３回目を省いている高齢の人です。接種を１度しか受けていない人がＩＣＵの患者の１０％を占めています。

この９０日間で、少なくとも１６,０００人がパンデミックでなくなっています。

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