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トルコ災害局はイラクのクルド自治政府とともに難民流入対策を討議

2016年10月28日 | 国際
10月28日 トルコはイラクからの難民の大量流入を期待してはいないが、モスルからの難民が北イラクとトルコに流入してくる場合を考慮して、北イラクのクルド自治政府(KRG)とともに必要な準備をしていると、10月27日、ヴェイシ・カイナク副首相が言いました。

 Hurriyet

トルコの災害・緊急管理局(AFAD)の代表団が、先週、アルビルを訪れ、KRGの閣僚と、難民流入が起こった場合の対策を話し合ったと、カイナク副首相がテレビ・インタビューで言いました。副首相はとくに、トルコ国境へ向かってくる難民を収容するために、トルコの「ユーフラテスの盾」作戦が設置した300キロ平方の安全なエリアについて語りました。

“プランA”は住民を彼らの村で保護することだが、難民が出た場合は、トルコ国境とイラクの町テルアファルの間のエリアに難民を収容することを考えていると、カイナク副首相は言いました。トルコは以前、シリア難民を保護するために、この地域に3つのキャンプを用意しましたが、テントや設備はまだ整っていないと、副首相は付言しました。

副首相はまた、2011年、シリア危機が最初に起こったとき、トルコが直面したような大量の難民がモスルから流れてくることは考えていないと強調しました。


トルコは1年中、夏時間で行くことに決めた

ヨーロッパ諸国は10月30日、時計の針を1時間戻しますが、トルコは夏時間のままで行くことになりました。

 Hurriyet

トルコはこれまでは、夏時間の始まりと終わりの日をヨーロッパ諸国に合わせて、10月30日に、時計の針を1時間戻していましたが、先月、政府は、今年の10月末は時計を戻さないことに決めました。

この決定によって、トルコは冬も夏も、グリニッチ標準時(GMT)より3時間早くなり、冬は、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、イタリア、スエーデン、スイス、デンマークのようなヨーロッパ大陸諸国より2時間早くなります。

エネルギー省の通達に応じたこの閣議決定によって、トルコは一年中、デイライト・セーヴィング・タイム(サマータイム)になり、冬時間は実施されなくなります。変更の目的は日照をもっと有効利用することにあります。トルコは今年は、現地時間の3月27日午前3時に夏時間にし、時計を1時間進めました。

2015年は、11月1日に行われた総選挙を混乱させないために、冬時間への変更を1週間遅らせ、11月1日でなく、11月8日に、時計の針を戻しました。


トルコ東部・東南部で、PKKの攻撃で兵士4人死亡

10月27日、南東部ディヤルバクル県で、PKK(非合法組織クルド労働者党)の攻撃で兵士2人が死亡したと、アナドル通信が報じました。

 Hurriyet

ディヤルバクルのハニ地区では、PKK戦闘員による爆発で兵士2人が負傷しました。東部ビンギョル県ギーウ地区では、軍の車両が走行中、PKKの手づくり爆弾によって爆破され、兵士1人が死亡しました。

治安部隊はPKKの戦闘員を捕らえるための作戦を始めています。東部ハッカリ県チュクルジャ地区では、PKKによる迫撃砲弾で、兵士1人が死亡しました。また、チュクルジャで行われた作戦中に、地雷が爆発し、兵士1人が負傷し、病院に運ばれました。

南東部シールト県では、シェルターで歩哨に立っていた兵士1人が落雷で死亡し、1人が負傷しました。


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