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ユネスコの世界遺産になったアニの遺跡が旅行者の興味を呼んでいる

2017年08月06日 | 文化
8月7日 トルコ=アルメニア国境に位置する古代都市アニは、多くの古代文明の故郷であるため、“文明の揺籃”と呼ばれています。ユネスコの世界遺産に登録されてから、訪れる人の数も倍増しました。

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アニ大聖堂。989~1001年の建立


東部カルス県アルパチャイ地区に近いアニは、パクラドゥニ王朝時代のAD961~1045年、アルメニア王国の首都でした。11世紀から12世紀のイスラム建築の宝庫でもあるアニは、2012年、ユネスコの世界遺産の候補になり、2016年7月15日、リスト入りしました。

アニが居住地として開かれたのはBC3000年代にさかのぼります。アニはその後、サカ・トルコ族、ササーン朝、バグラトゥニ朝、ビザンティン朝、セルジュク朝、オスマン朝、ロシアに支配されました。古代都市アニには、アメナプルジチ教会、アニ大聖堂、ディクラン・ボネンツ教会、アブガミル・パフラヴニ教会などの歴史的建物があります。

ユネスコの世界遺産になる前年の2015年には、アニ遺跡を訪れた人は21,780人でしたが、登録後の2016年には42,635人に倍増しました。カルス博物館のネジメッティン・アルプ館長は、世界遺産に登録されてから、この遺跡に人々の関心が集まってきたと言っています。「ユネスコのチームがアニに来て、2016年7月15日、イスタンブルのユネスコ会議で、アニはトルコで16番目の文化遺産として、ユネスコの世界遺産に登録されました」


携帯電話の普及で、ネット加入者が4年間で126%アップした

情報・通信技術局(BTK)によると、トルコのインタネット加入者数は、この4年間で126%増え、携帯電話の使用者も急速に増加しています。

 Hurriyet

BTKはアイリン・ナズルアカ議員の質問に答えて、「ネット加入者数は、2012年の2700万人から、2016年には6200万人に増え、2017年の第1・4半期には200万人の新たな加入者があった」と言いました。固定インタネット加入者数は2012年790万人でしたが、33%増え、1090万人になったそうです。

2016年、携帯インタネットのユーザー数は、2012年の1970万人から5170万人に増加しました。2016年の加入者の約90%は法人クライアントで、10%が個人でした。ナズルアカ議員は、メディアから情報を得て、「インタネット加入者の急速な増加にもかかわらず、サイバー攻撃やネット詐欺に対する対策はじゅうぶんでない」と言いました。

「個人と、携帯電話と、法人インタネット加入者数は急速に増えているが、これはリスクを伴っている。サイバー攻撃が深刻な脅威になりはじめている。個人的な詐欺事件、とくに携帯インタネットのネットワークは、信じられないひろがりに達している」と議員は言っています。

インターネット・テレコム連合(ITU)による7月のレポートは、「トルコはサイバー・セキュリティのためにじゅうぶんな対策をとっていない77か国に入っていると言っています。サイバーの安全保障ができている国は22か国に過ぎないそうです。

「政府はこの懸念すべきデータに目を閉じてはならない。政府は急ぎ対策をとるべきだ」とナズルアカ議員は言っています。


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