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ディヤルバクル刑務所が博物館になる

2022年10月17日 | 国内
10月17日 ディヤルバクルの刑務所が閉鎖され、博物館に変えられます。この刑務所は1980年9月12日の軍事クーデター後、長い間、虐待、拷問、非人間的な行為に関与してきました。

 Hurriyet

法務省から文化観光省への移譲に関する協定に、両省が署名しました。かつて人権侵害で知られたアンカラのウルジャンラル刑務所が博物館に変えられましたが、ディヤルバクル刑務所も同様に、博物館になります。ベキル・ボズダー法務相は、象徴的なカギを、メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相に手渡しました。

エルドアン大統領もディヤルバクルの人々とともに、この決定を共有すると思われます。エルドアン大統領は、昨年、刑務所を文化センターに変えると発表しました。

ディヤルバクルの刑務所の建設は1972年に始まり、1980年9月12日のクーデター直前の7月にオープンしました。クーデター後、刑務所は軍の管理下に入り、軍の刑務所になりました。

1981年から1984年の間に、34人が刑務所内で命を落としています。英国のデイリータイムスによると、「この刑務所は世界で最悪の刑務所10に入る」ということです。多くのドキュメンタリーや本でも取り上げられたこの刑務所は、1988年、法務省に移譲され、E-タイプ刑務所として使われてきました。


トルコとウクライナが穀物協定の延長を話し合った

トルコとウクライナの高官が、穀物協定をさらに4か月延長することを話し合いました。協定はウクライナの小麦その他の産物を世界市場に輸出することを認めるものです。

 Hurriyet
ウクライナのクブラコフ・インフラ相(左)とトルコのアカル国防相


トルコのフルシ・アカル国防相とウクライナのオレクサンデル・クブラコフ・インフラ相が、10月16日、イスタンブルで会い、共同調整センターを訪れました。センターは黒海とトルコの海峡を通る穀物輸出の実施を管理しています。

「この3か月間で、345隻の船が770万トンの小麦をウクライナの港から運びだしました。「これは満足すべき成果です」とアカル国防相は、センター訪問後、記者団に話しました。

世界の大食糧危機を避けるために、戦争中の両国からの小麦の輸出を再開するロシアとウクライナの協定は、トルコと国連の主導で、7月22日、締結されました。協定は11月22日に期限切れになりますが、両国が拒否しなければ、延長できます。

ウクライナのインフラ相はエルドアン大統領とアカル国防相に対し、この協定を実現させたことに感謝し、「穀物輸出の総量はほぼ800万トンになった。この協定は続けられるべきだと思う」と言いました。

協定はロシアからの輸出の再開も規定されていますが、ロシアからの出荷は、技術的な理由で行われていません。トルコとロシアは、ロシアが輸出を始められる方法を模索しています。協定の延長にはロシアの同意も必要です。


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