トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

3人の親友が鉱山爆発で亡くなった

2022年10月17日 | 国内
10月18日 黒海地方バルトゥン県の炭坑爆発で亡くなった3人の坑夫は親友であり、3年前の同じ日、炭坑で働きはじめたと、ヒュリエット紙が報じました。

 Hurriyet

爆発で41人の坑夫が亡くなりましたが、シャバン・ユルドゥルムさん(27)、オカン・アクギュルさん(27)、メフメト・ブルトさん(31)も、同じシフトで働いていて、亡くなりました。爆発後、救助チームは同じ場所で3人の親友を発見しました。同じ村に住んでいた3人の坑夫は、村の共同墓地に隣り合って埋葬されました。

「私は2009年に炭坑で働きはじめました。アハトゥラ村出身の坑夫は私だけでした。2019年に、私の村出身の3人が働きはじめたのです。同じ村の者が4人になって、私は大喜びでした」と、坑夫ビュレント・アルチュンさんはヒュリエット紙に語りました。

午前のシフトで働いた坑夫たちは、爆発の知らせを聞くとただちに現場に駆けつけたと、アルチュンさんは言い、坑夫たちは救助作業に参加したと付言しました。「私たちは寄り添った彼らの遺体を発見しました。いま、私たちは彼らを寄り添ったまま埋葬しました。とても耐えられない、ことばに尽くせない悲しみです」

「私たちはみんな農家の子供で、近くに住んでいました。アナトリアの百姓の子供たちが死んだのです」と、もう1人の坑夫セダト・アクギュンさんは言いました。

2人の少女の父親であるアクギュルさんの葬儀中、娘の1人が「これが私のお父さん」と父親の写真を見せて言い、人々はみな悲しみを深くしました。メフメト・ブルトさんは11か月の女の赤ちゃんの父親であり、シャバン・ユルドゥルムさんとその妻は、双子の女の子の誕生を待っていました。


「負傷した坑夫の5人はまだ危険な状態にある」コジャ保健相

バルトゥン県の炭鉱爆発で負傷した5人の坑夫は、まだ危険な状態にあると、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。

 Hurriyet

6人の負傷者が、イスタンブル・バシャクシェヒル地区の病院に空輸され、火傷治療部に入院したと、コジャ保健相は言いました。「5人の患者はまだ危険な状態にあります。彼らは自給式呼吸器で呼吸しています」

患者たちの火傷率は60から80%だと、保健相は指摘し、病院に運ばれた患者の1人は心臓が止まっていたが、ありがたいことに、その後復活したと言いました。モノサイド・ガス中毒にかかった患者の1人は、酸素吸入をしていますが、うまくすれば、3日か4日でよくなるだろうと、保健相は言いました。

患者たちにとって、最初の4日間が重要だと、コジャ保健相は言いました。「集中治療室の全医療チームが、綿密に経過をフォローしています。エルドアン大統領も、それぞれの患者の回復経過を詳しくフォローしています」

「今後の3日か4日、状況を見る必要があります。患者たちができるだけ早く退院できるよう祈っています」とコジャ保健相は付言しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ

   

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ディヤルバクル刑務所が博物... | トップ | カッパドキアの気球の墜落で... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国内」カテゴリの最新記事