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ラクダ・レスリングが伝統文化として復活

2022年02月02日 | 文化
2月2日 地中海岸のアンタリヤで、29年ぶりにラクダ・レスリング祭りが行われ、大勢の人々が集まりました。

 Hurriyet

寒い季節にもかかわらず、100頭以上のラクダと、そのオーナーたち、近隣からの観客がイベントに集まりました。ラクダたちは短時間、かみつきあって闘いましたが、2頭がケガをしそうなほど近づくと、そのたびに調教者が長い棒を使って2頭を引き離しました。

レスリングを嫌がって、フィールドから逃げ出すラクダもいました。イベントは勝敗を決める競技としてではなく、文化のひとつとして催されました。

アンタリヤ・エルマンルのハリル・オズテュルク区長はデミルオレン・ニュースに、ラクダ・レスリングは遊牧のトルコ人の文化のひとつだと話しました。

「私たちは29年ぶりに、忘れられ、消えてゆこうとしているこの文化活動を、人々に見せることができました」と、オズテュルクさんは言い、もっと暖かい季節に、またこのイベントを催すと明言しました。

何百年も昔から、ラクダはトルコ人にとって非常に重要な存在でしたが、いまはレスリングか観光用しか使われなくなりました。当局はラクダにケガをさせないことを条件に、ラクダ・レスリングの開催を文化的催事として許可しています。


「12人の移民の遺体がギリシア国境で見つかった」内相

トルコのスレイマン・ソイル内相が、2月2日、「トルコとギリシアの国境近くで、12人の遺体が発見された。遺体はトルコに押し返されて凍死した移民と思われる」と言いました。

  Hurriyet

ソイル内相はツイッターで、「遺体は、ギリシアの国境警備隊によってトルコに押し返された不法移民22人のうちの12人だろう。彼らはトルコ=ギリシア間のウプサラ国境ゲート近くで、服と靴をはぎ取られた状態で発見された」と書いています。

内相はそれ以上の詳細は記していませんが、ギリシア国境警備隊の“残酷な”ふるまいを非難しています。トルコはこれまでにもしばしば、ヨーロッパへ潜入しようとする不法移民を不法に押し戻す隣国ギリシアを非難してきました。ギリシアはこの非難を否定しています。

トルコは中東やアジアやアフリカから、よい生活を求めてをEU諸国に潜り込もうとする不法移民たちの中継地になってきました。不法移民のほとんどは、トルコから陸路、国境を越えてギリシアに入るか、人間運び屋の船に詰まって東エーゲ海の島々に渡ろうと試みます。


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