花組東京公演千秋楽のライブビューイングを見てきました。
とてもいい千秋楽でした。
みりおくん本人は、とてもさびしいだろうし、感極まる状態でもあったと思うのですが、最後までしっかり〈花組のトップスター〉としての責任感や包容力といったものを感じられ、かつ自然体の舞台だったと思います。(実際に劇場で観るとまた感じ方は違うのかもしれませんが・・・)
舞台の様子やご挨拶等については、いろいろなメディアが伝えていますし、CSでも放送されているので、そちらにお任せするとして・・・(←丸投げ💦)
私が感じたことをつらつら書き記してみたいと思います。
以下、あくまで個人の見解ですので、感じかたが違ってもゆうるりと見守ってください🙏
みりおくんの階段降りは、大劇場の千秋楽後のインタビューで言っていたとおり、緑の袴姿ででした。
お花渡しの同期生は月組でいっしょだった羽桜しずく(中島亜梨沙)さん。清楚な美人さん。(私は夢咲ねねちゃんかな~?と思っていました。ちょうどお向かいで公演中なので。)
みりおくんの好きな紫陽花をあしらった花束💐なのですね。
同時に卒業するのは娘役さん4人なのですが、5人が並ぶとみりおくんの身長は娘役さんたちとほとんど変わりません。
常々、みりおくんのヒールが高過ぎて、あれで踊れるのはすごい😆⤴️と感心し、踊っている最中に転けないかと心配をしていたのでしたが(いらぬ心配でしたか?)、かなり頑張っていたのですね👏
トップスターの大羽根を下ろしたみりおくんの表情は清々しかったです。
(大羽根については、最後におろしたときに「もう背負うことがないんだなと思った。重いんですが寂しかったけれど安心した」(意訳)と言ったそうで、胸がつまりました😢)
銀橋渡りは「🎵さよなら皆さま」で。
みりおくんの気持ちとしては勿論「フォーエバー宝塚」なのでしょうが、タカラジェンヌとしては最後❗️という決心の気持ちが、きっと強かったのでしょう。
娘役さんたちも、みなさん、とても輝いた表情をしていました✨
で、娘役さんたちが一様に「明日海りおさん率いる花組に居れて幸せでした😆🍀」と言っているのを聞いて、ああ、みりおくんは正真正銘の花組のトップとして卒業していくのだわね、と胸が熱くなりました。
自身の退団公演であると同時に、華ちゃん(華 優希さん)のお披露目公演であったことにも触れて、柚香光くん共々、次のトップコンビにエールを送ったり、星組に異動する綺城ひか理くんにも改めてエールに送ったり、最後までトップスターとして為すべきことはきっちりと果たしていたと思います。
というか、残る人たちへのみりおくんの優しさですね🙂
みりおくんが下級生の頃から、無理してるな~と思ったことが何度もありました。
花組に異動になってからも、トップになってからも、感じることもありました。
それは、「フェアリータイプの男役」と言われてきたみりおくんの反発心と向上心が現れたものだったのですね。
と、記者会見の記事を見て納得しました。
「持ち味に頼るのは悔しい。フェアリータイプだけに収まらない男役になりたい思いがとても強かった」からだったのですね。
こうやって、最後に公に思いを語ってくれて、みりおくんの今までの役作りがストンと胸に落ちた気がしました。
みりおくんが目指した骨太の男役のひとつの完成形が、『金色の砂漠』のギイでしょうか?
その次からのみりおくんの舞台は、力が入った感じがあまりしなくて、なんだかとても楽に観られたのです。
舞台全体を包み込む空気が、テンションは高いのだけれど、自然に舞台だけでなく客席のすみずみまでうまい具合に循環しているというか・・・そんな感じ。
それを単に相手役が代わったから、と思っていたのでしたが・・・
(まあ、そういう面も否定できないでしょうが💦)
何かみりおくんの中でひとつ掴めたものがあったのかな?
最後のお役のエリュにしても、シャーロットとの関係をフェアリー寄りに作って「美しいおとぎ話の世界」に仕上げてはいませんでした。
妖精と人間の関わりから、私たちが生きる現実社会での他者との関わりに置きかえて気づかせてくれるという、おとぎ話には収まらないレベルまで引き上げていたと思います。(もちろん、脚本の力も否定はしません。)
月組では、準トップという肩書きをもらい、龍真咲さんとの役替わりも多く、当時はまさおくんに同情したものでした。
このまま月組をどうするのでしょう⁉️と思っていたら、花組への異動。
トップ候補だった朝夏まなとさんは宙組に異動になっていたものの、まだトップ候補の同期生の望海風斗さんがいます。
明らかにのぞ様がみりおくんの下になるという構図にやきもき😔💨したのでした。
トップの蘭寿とむさんとは学年差もあって、花組では「準トップ」はあまり前面には出なかったものの、みりおくんの居心地は決していいものではなかったと思います。
トップになってからも、みりおくんが事あるごとに「花組ポーズ❗️」を連発したのも、花組になじまなくては❗️という焦燥感があったのではないでしょうか?
そのような状態から、今回だけでなく、昨今の退団者たちに「明日海さん率いる花組の一員で良かった♥️」と言われる信頼を得たのは、みりおくんの努力の賜物だったのだろうな~、みりおくんは他者に対してものすごく頑張っていたのだろうな~とひしひしと感じたのでした。
お披露目公演の『エリザベート』はともかく、『ミーマイ』『新源氏物語』『アーネスト~』と手堅い再演ものが多く、劇団はみりおくんをどうしたいのかしら?と思った時期もありましたが・・・トップ時代の後半は、オリジナル作品にも恵まれて、みりおくんの本領を発揮できたのではないでしょうか?
みりおくんの舞台を全部観ているはずもなく、選択肢はかなり狭いのですが💦
私が観た舞台のなかでは、『春の雪』の松枝清顕と『ハンナのお花屋さん』のクリス・ヨハンソンが好きでした。
この先、どのような道に進むのかわかりませんが、まずはゆっくり休んで英気を養ってくださいね☺️
どうぞお幸せに❣️
とてもいい千秋楽でした。
みりおくん本人は、とてもさびしいだろうし、感極まる状態でもあったと思うのですが、最後までしっかり〈花組のトップスター〉としての責任感や包容力といったものを感じられ、かつ自然体の舞台だったと思います。(実際に劇場で観るとまた感じ方は違うのかもしれませんが・・・)
舞台の様子やご挨拶等については、いろいろなメディアが伝えていますし、CSでも放送されているので、そちらにお任せするとして・・・(←丸投げ💦)
私が感じたことをつらつら書き記してみたいと思います。
以下、あくまで個人の見解ですので、感じかたが違ってもゆうるりと見守ってください🙏
みりおくんの階段降りは、大劇場の千秋楽後のインタビューで言っていたとおり、緑の袴姿ででした。
お花渡しの同期生は月組でいっしょだった羽桜しずく(中島亜梨沙)さん。清楚な美人さん。(私は夢咲ねねちゃんかな~?と思っていました。ちょうどお向かいで公演中なので。)
みりおくんの好きな紫陽花をあしらった花束💐なのですね。
同時に卒業するのは娘役さん4人なのですが、5人が並ぶとみりおくんの身長は娘役さんたちとほとんど変わりません。
常々、みりおくんのヒールが高過ぎて、あれで踊れるのはすごい😆⤴️と感心し、踊っている最中に転けないかと心配をしていたのでしたが(いらぬ心配でしたか?)、かなり頑張っていたのですね👏
トップスターの大羽根を下ろしたみりおくんの表情は清々しかったです。
(大羽根については、最後におろしたときに「もう背負うことがないんだなと思った。重いんですが寂しかったけれど安心した」(意訳)と言ったそうで、胸がつまりました😢)
銀橋渡りは「🎵さよなら皆さま」で。
みりおくんの気持ちとしては勿論「フォーエバー宝塚」なのでしょうが、タカラジェンヌとしては最後❗️という決心の気持ちが、きっと強かったのでしょう。
娘役さんたちも、みなさん、とても輝いた表情をしていました✨
で、娘役さんたちが一様に「明日海りおさん率いる花組に居れて幸せでした😆🍀」と言っているのを聞いて、ああ、みりおくんは正真正銘の花組のトップとして卒業していくのだわね、と胸が熱くなりました。
自身の退団公演であると同時に、華ちゃん(華 優希さん)のお披露目公演であったことにも触れて、柚香光くん共々、次のトップコンビにエールを送ったり、星組に異動する綺城ひか理くんにも改めてエールに送ったり、最後までトップスターとして為すべきことはきっちりと果たしていたと思います。
というか、残る人たちへのみりおくんの優しさですね🙂
みりおくんが下級生の頃から、無理してるな~と思ったことが何度もありました。
花組に異動になってからも、トップになってからも、感じることもありました。
それは、「フェアリータイプの男役」と言われてきたみりおくんの反発心と向上心が現れたものだったのですね。
と、記者会見の記事を見て納得しました。
「持ち味に頼るのは悔しい。フェアリータイプだけに収まらない男役になりたい思いがとても強かった」からだったのですね。
こうやって、最後に公に思いを語ってくれて、みりおくんの今までの役作りがストンと胸に落ちた気がしました。
みりおくんが目指した骨太の男役のひとつの完成形が、『金色の砂漠』のギイでしょうか?
その次からのみりおくんの舞台は、力が入った感じがあまりしなくて、なんだかとても楽に観られたのです。
舞台全体を包み込む空気が、テンションは高いのだけれど、自然に舞台だけでなく客席のすみずみまでうまい具合に循環しているというか・・・そんな感じ。
それを単に相手役が代わったから、と思っていたのでしたが・・・
(まあ、そういう面も否定できないでしょうが💦)
何かみりおくんの中でひとつ掴めたものがあったのかな?
最後のお役のエリュにしても、シャーロットとの関係をフェアリー寄りに作って「美しいおとぎ話の世界」に仕上げてはいませんでした。
妖精と人間の関わりから、私たちが生きる現実社会での他者との関わりに置きかえて気づかせてくれるという、おとぎ話には収まらないレベルまで引き上げていたと思います。(もちろん、脚本の力も否定はしません。)
月組では、準トップという肩書きをもらい、龍真咲さんとの役替わりも多く、当時はまさおくんに同情したものでした。
このまま月組をどうするのでしょう⁉️と思っていたら、花組への異動。
トップ候補だった朝夏まなとさんは宙組に異動になっていたものの、まだトップ候補の同期生の望海風斗さんがいます。
明らかにのぞ様がみりおくんの下になるという構図にやきもき😔💨したのでした。
トップの蘭寿とむさんとは学年差もあって、花組では「準トップ」はあまり前面には出なかったものの、みりおくんの居心地は決していいものではなかったと思います。
トップになってからも、みりおくんが事あるごとに「花組ポーズ❗️」を連発したのも、花組になじまなくては❗️という焦燥感があったのではないでしょうか?
そのような状態から、今回だけでなく、昨今の退団者たちに「明日海さん率いる花組の一員で良かった♥️」と言われる信頼を得たのは、みりおくんの努力の賜物だったのだろうな~、みりおくんは他者に対してものすごく頑張っていたのだろうな~とひしひしと感じたのでした。
お披露目公演の『エリザベート』はともかく、『ミーマイ』『新源氏物語』『アーネスト~』と手堅い再演ものが多く、劇団はみりおくんをどうしたいのかしら?と思った時期もありましたが・・・トップ時代の後半は、オリジナル作品にも恵まれて、みりおくんの本領を発揮できたのではないでしょうか?
みりおくんの舞台を全部観ているはずもなく、選択肢はかなり狭いのですが💦
私が観た舞台のなかでは、『春の雪』の松枝清顕と『ハンナのお花屋さん』のクリス・ヨハンソンが好きでした。
この先、どのような道に進むのかわかりませんが、まずはゆっくり休んで英気を養ってくださいね☺️
どうぞお幸せに❣️