8月23日、今シーズン最後の『エリザベート』をマチソワしてきました。
★マチネのキャスト
・お花さまシシィの少女感は相変わらず健在😊
また、上からトート閣下を見下ろす際の、「あなたなんか眼中にないわ」という表情の神々しいこと❗️なので、「♪私が踊るとき」はお互いに主張し合っている感じ。トート閣下はシシィの気を惹きたくて、いろいろアプローチするのだけどね。
・執務室。平方フランツ陛下は、何とかして自分の意見を通したくて、涼風ゾフィと顔を見合わせているのだけれど、悉く封じられている。「僕の気持ちもわかってほしい」というフランツの気持ちがありあり。
・木村達成ルドルフ殿下。『テニミュ』出身で『ロミジュリ』で小池御大の演出は経験済の若手なのですね。スタンダードなルドルフでこれからが楽しみ。
・古川トート閣下、ラスト。すぐにお花さまシシィを抱き寄せ、口づけし全て終わったあとに、一瞬にっこり😍シシィの愛を得た喜び?今日も無事に公演が終わったよ、という安堵だったりして?😁
・涼風ゾフィ、厳しいお顔だけでなく、表情豊かになりました、特に後半。ゾフィを楽しんでいるのね☺️
★ソワレのキャスト
・「♪私が踊るとき」。愛希シシィは自分の自信満々をトート閣下に誇示したいので、はからずも、このナンバーはちゃんとシシィとトート閣下の対話になっている。
・体操室で倒れたシシィがドクトル(トート閣下)に〈フランス病💦〉を告げられ、「いっそ死にます」と口走ったときの、芳雄トート閣下の一瞬の不敵な笑み。ぞくぞく。マデレーネをフランツ陛下に近づけたのも、トート閣下の仕業かな⁉️と思ってしまう。
・トート閣下のラスト。芳雄閣下はシシィを抱き寄せるのは、やっと手に入った宝物を慈しむように、おずおずと。毎度感じますが、芳雄閣下の指の動きのきれいなこと❇️
・万里央フランツ陛下。老年期がさまになってきました。「悪夢」の場面が自然になってきた。
3ヶ月に渡って上演されてきた『エリザベート』は、本日8月26日に千秋楽を迎えます。
来年に地方公演を含んだ再演があるならば、今回のキャストの多くが続投だと思います。(2015~16年みたいに。)
でも、次の上演が何年か先だったら・・・愛希シシィは続投すると思いますが、微妙なのが花總シシィ。ご本人も「いつまでもやれる役ではない」と意識しているようですし。
🎵〈追記〉
東宝版20周年、2020年、『エリザベート』四大都市ツアー公演、決定しました❗️❗️
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2006年に一路真輝さんがシシィを降板したあとに、退団後(2006年に宝塚を退団)すぐにも舞台に立つという選択を花總さんがしていたら、たぶん一路さんの次が花總シシィだったと思います。
でもまあいろいろありまして💦遅くなってしまいましたが、伝説の初演のシシィが、場所を変えてまた戻ってきて、臆することなく帝国劇場のセンターに立った姿を見れたのは僥倖でした😆
花總シシィの東宝デビューから、主要キャストが一新され若返りました。
と同時に、舞台装置や演出も一新されました。
ハプスブルクの不安感を強調するためか、柱も巨大な3個のセットの床も全て斜め。
セット同士には隙間が出来ていることもあり、足元が見えないドレスでそこを跨いだり。
何よりもアクロバティックなのは「♪私だけに」のシシィの演出。足を踏み外して床に落ちたらどうしようと毎回ハラハラしていました😵
かなり高い台上でのシーンが多いので、客席から見やすいといえばそうなのですが・・・演出は再考してほしい箇所がいくつかあります。
それと、演出を一新しても音楽や効果音はそのままのことが多く、例えば「どうしてトートがここで鞭を持ってるの❔」と初見の観客が感じるかもしれない場面があったり(トートは戴冠式のパレードの馬車の馭者というのが元々の設定。)、「どうしてゾフィは重臣たちをステッキで小突くの❔」という場面があったり(重臣たちがひとりずつ出てくるドアをゾフィがステッキでノックしているのが元々の設定。)しますね。
効果音や打楽器の音に合わせた動作を残しているために、見た目不自然という箇所が出来てしまっていると思いました😵
宝塚版と違って東宝版は、ハプスブルク帝国の政治的・精神的危うさを強調したい、シシィのエゴイズムも表現したい、トートのシシィへの愛は純愛ではなく手段を選ばない部分だってある等々、けっこうリアルです。
版を重ねるごとに、何事も一筋縄ではいかない、表の光の裏の影の部分がじわじわと多くなっているような気がします。
だからこその舞台装置と演出なのでしょうが、以前の東宝版の方が分かりやすくかったし、親しめました。(←個人的見解🙇)
たぶん芳雄トート閣下は、かつての祐一郎さんのように、相方(笑)を変えながら長期間トート閣下であり続けるのだろうな😉
愛希シシィは、〈東宝エリザベート2019年に再演❗️〉のニュースが出たときから予想されていたし、「ちゃぴならばちゃんと演じられる✌️」と期待され、期待通りに結果を残したので、おそらくこちらも長期になるだろうと思います😉
いろいろ言いましたが、概して、ほぼ満足の今シーズンの『エリザベート』でございました。
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ここからは、全くの個人的戯れ言です😁
龍真咲さんにシシィをやってほしいです。『1789』のマリー・アントワネットがとてもコケティッシュだったので、そういう個性でシシィを演じたら、新しいシシィが誕生するのではないかな~と。
でも、まさおくんは現在、休業中なのですよね・・・
一路さんにゾフィを、と思ったこともありましたが・・・606回シングルでシシィを演じた一路さんは、やはり、トート(雪組)とシシィの記憶だけで充分と思うようになりました😌
もし、新しいゾフィがキャスティングされるとしたら、春野寿美礼さん、壮一帆さんだとすごく嬉しい😉
そして、絶対にあり得ないことですが、帝国劇場の舞台上で、美穂圭子さんのマダム・ヴォルフが見てみたいと思ったのでした。
未来優希さんに不満があるとか、全然そういうことはないのです💦
さてはて、次に『エリザベート』を観劇できるのは、いつになるでしょう。