全くの個人的備忘録です。
定期講読の「宝塚GRAPH」の4月号は定形外郵便という形で、4月1日に届きました。
本誌は、宛名シールが貼ってあるいつもの紫色のビニール封筒に入り、それがそっくりそのままTCAの白封筒に入り、地震のお見舞いの言葉や、遅配のお詫びが書かれたA4の紙が同封されていました。
同日に、劇団四季の機関誌「La Harpe」(ラ・アルプ)も届きました。
こちらは“第三種郵便”扱いです。
編集作業中に東日本大震災が起きたらしく、本誌の中にページを割いて、関連記事が載せてありました。
お見舞いの言葉の他に、3月11日の首都圏の各劇場のドキュメントとか、劇団四季の3月末~5月に予定した被災地での公演の中止のお知らせとかが掲載されていました。
仙台市の文化事業団(仙台市民ではないのですが、会員になっているのです。)からは、機関誌の発行だけでなく、事業団の活動そのものの一時中止を知らせる手紙がきました。
仙台市内の公共施設はすべて被害を受けているとのこと。
宝塚の全国ツアーの会場や演劇公演によく使われるイズミティ21の辺りは、確かまだ、ライフラインも地下鉄(といってもこの辺りはすでに地上を走っています。)も復旧していないのです。
先週、仙台市から来た知人は、「家はライフラインが復旧しているので、まだ水が出ない所の知り合いがお風呂に入りに来ている。」と話していました。
宮城県の隣県の当地は、穏やかです。
スーパーの棚はまだまだ隙間だらけですが、ガソリンも灯油も出回るようになりましたし、野菜も水も空気もきれいです。
ガソリン不足で“燃やせるゴミ”以外は収集していなかったのですが、来週からは通常に戻ります。
でも、仙台空港も東北新幹線も使えないため、そのぶん旅客機が大増便されて、本県の小さな空港が大忙しになったので、上空をひっきりなしに飛んでいく飛行機の音で、今までの日常との違いを感じます。
また、バスターミナルには県外から来られた被災者の方のために、避難所までの交通ルートが示されています。
市内の避難所のボランティアも募集していたのですが、予定数を大きく上回って応募があったそうで、今は一旦、募集を中止しているとか…
今回の大震災を機に、いろいろ考えたこともありました。
そういう思いを自分の中で、風化させずに持ち続けていけたら…と思います。