1963年(昭和37)10月~翌1964年2月までの半年間に、
SEYEI 社(大阪市東住吉区)で製造されて毎月1枚ずつ発売されたジャン・コクトーの皿。
パンフレットによるとA~Cコースまであり
Cコースのみ10か月の配布だったという。
したがってお皿のデザインは全部で10通りあったようだ。
昭和37年といえばまだ畳の部屋が多かった時代。
コクトーのモダンで簡潔なデッサンは新風を吹き込んだことと思う。
我が家はドアの横に縦3枚に飾り、時々デザインの違うものに取り替えている。
お皿の裏にはコクトーの詩句がそれぞれ書かれていて、
いかにも詩人のエスプリがきいているプレートだ。
展覧会などで記念に発売されるプレートはあるが
1960年代、SEYEI 社はシリーズでコクトーの様々な陶器を製造していた。
コクトーの絵皿(SEIEI社)に関する過去の記事
http://blog.goo.ne.jp/runcocteau/e/3b4b91c58fec17a00d456f8077f1c0a7