日々遊行

天と地の間のどこかで美と感じたもの、記憶に残したいものを書いています

をかし愛らし 宇野亞喜良展  新宿伊勢丹

2016-03-12 | 宇野亜喜良

今月の15日(火)まで伊勢丹5階のアート&フレームコーナーで
宇野さんの個展が開かれている。



今回の個展はテーマがあり、日本文学で使われる言葉「をかし」に
インスパイアされた少女たちが飾られている。

「をかし」とは、美しい、趣がある、風情がある、優れている、など
情緒的なことに使う言葉だが
宇野さんの少女には、儚きもの、妖しい、危うい、など
もっと多くの言葉が「をかし」の中に秘められているような気がする。

どの少女も、どこからか姿を現し、そっと額の中に入ったようにはかなげ。