日々遊行

天と地の間のどこかで美と感じたもの、記憶に残したいものを書いています

デスノスをさがして

2010-06-04 | 
フランスの詩人ロベール・デスノスの詩を探していてたどり着いたYouTube。
ルイ・アラゴンの詩をジャン・フェラが歌っている。

ロベール・デスノス(1900年~1945年)
フランスの詩人、ジャーナリスト。アンドレ・ブルトン率いるシュルレアリスム運動に加わったが後に脱退。
占領下時代にレジスタンスに参加するがゲシュタボに逮捕され収容所へ。
翌1945年、テレジン収容所にてチフスにより死去。

ルイ・アラゴン(1897年~1982年)
フランスの小説家、詩人。医学の道を歩むがアンドレ・ブルトンとの出会いがきっかけで
シュルレアリスム運動に参加し、雑誌「文学」をアラゴンらと発行する。
後に共産党員となり、文学もその傾向を深めてゆく。1957年レーニン平和賞受賞。

ジャン・フェラ(1930年~2010年)
フランスのシンガー・ソングライター。ユダヤ人家庭に生まれ、父親をナチ収容所で亡くしている。
50年代にパリの酒場で歌い初め、ルイ・アラゴンの詩を歌ってもいる。
今年の3月に79歳で逝去したがサルコジ大統領が哀悼のメッセージを送った。

アラゴンとデスノスは、初期のシュルレアリスムメンバーの中で、生粋のパリっ子だったことで共通していたという。

YouTubeの画像は削除いたしました。