映画「美女と野獣」で美術を担当したのはジャン・コクトーが厚い信頼を寄せていたクリスチャン・ベラール(1902年~49年)であり、
ジャン・マレーの野獣のメークをはじめ各場面のシーンはベラールの才能によって中世紀の耽美な世界を具現化した。
又コクトーの細かい指示に応え、理想的な映像に仕上げたカメラマン、アンリ・アルカンの存在も大きい。
クリスチャン・ベラールは画家であり、美術、衣装なども手がける一流デザイナーであった。
コクトーとは1925年、南フランスのホテルウェルカムで出会いコクトーが高く評価していた人物である。
パリのペール・ラシェーズ墓地にラディゲの隣に眠っている。
(本作品の時の衣装はマルセル・エスコフィエ)
エディット・ピアフ右の髭の男性がクリスチャン・ベラール。