Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

いつもの朝+音

2010-04-14 01:31:04 | サンフランシスコ
朝、地下鉄を降りたら、軽快なバンジョーが聞こえてきて急に嬉しくなる。よく見かける路上パフォーマー。朝聴くとまた違うね。5回に1回は壊れているアメリカのエスカレータにももう慣れた。地下三階から地上まで階段でかけあがる。エクスプロラトリアム行きのシャトルを待っていると、今度はトランペットの音色。また別の黒人パフォーマーさん。2日続いた雨もあがって、またカリフォルニアの空が戻ってきた。

さー、今日もがんばろうって思います。
いつもの朝に素敵な音色をありがとう、という気分(で携帯から投稿)。

平和な日々

2010-04-10 09:01:47 | サンフランシスコ
今週、月曜日から本当にいいお天気がつづいています。

この写真は水曜日に撮ったもの(クリックで拡大)。
エクスプロラトリアムの庭にこども達がたくさん。
サンフランシスコには空が本当に「青!」という日があって、何度もここで写真を撮っているからもういいというのに(笑)、この青さは見たことがないような気がしてやっぱりカメラをかまえてしまう。この素晴らしいお天気と景色を人々は「ゴージャス!」と形容していた。Gorgeous: (形容詞)華やかな、きらびやかな、極めて美しい -- うんうん、本当にそう思う。

それから、先週末に散策したサンフランシスコ。
先週土曜日はちょっとうす曇り(そして日曜日は大雨でした)。

ブロードウェイストリート(Broadway street)の終点は、エクスプロラトリアムへとつながるリオンストリート(Lyon street)。思いがけず桜並木と、この見晴らしに遭遇。その先がどうなっているやら分からない坂道をのぼってきて、目の前にこんな風景がひらけると、毎日見ている海であっても「わぁ!」と歓声をあげてしまう。

どこへ行くというわけでもなくあてもなく車で散策(風が強くて寒かったので)。例えばブロードウェイの終点てこうだったんだー!みたいな発見がいちいち楽しい。京都のように街が完全な碁盤の目で縦と横さえ考えていれば迷うことはなかった街から来たものにとって、サンフランシスコの街は、一見したところ縦線と横線で形成されているように見えるのだけど、時々斜め線がいやおうなしに入ってくるからややこしい。歩いていると、それまでの東西南北感覚がまるっきりリセットされてしまうわけで、この街の地図は私の頭の中にいつまでたっても形成されない。でもその分かりにくさは楽しさでもある。

それでも楽しい通りは覚えてしまう。サンフランシスコらしいアップダウンが楽しい坂道はジョーンズ通り(Jones street)、休日にゆっくり歩きたいのはフィルモア通り(Filmore street)、バークレーからエクスプロラトリアムに車で行く時に通りたいのはディビサデロ(Divisadero Street)、見晴らしが素敵なのはブロードウェイ(Broadway street)。今はそんなところ。


この前日本の友達と行ったばかりだけど、再びサウサリートにも足をのばして、海沿いのカフェであたたかい紅茶を飲んだ。海からの強い風にジャスミンティーの湯気が舞うのをぼーっと見ながら、「あ、コストコ行こうか」と。

そうそう、ふつうの、平和な土曜日。

ガイコクジンへのお弁当

2010-04-09 23:45:27 | ガイコクジン弁当
4月8日のおべんとう

ほんとうは、梅干しをどーんとのせて日の丸べんとう!とするのがラクチンなのだけどなぁ。ガイコクジンには白いごはんより、なにかまざっているほうが食べやすいらしい。

・牛ひき肉グリンピースまぜごはん
・ほくほくかぼちゃ
・レンコンのきんぴら
・ゆでたまご(今日は色がちゃんとやまぶき色!)
・ラディッシュ
・しゅうまい

こうして見ると、味が濃そうだなぁ。

4月9日のおべんとう

薄切り豚肉はこちらではアジア系スーパーに行かないと買えないのだけど、エクスプロラトリアムの帰りにサンフランシスコのNijiya(にじやスーパー)に寄れるので時々そこで買います。そして今日も白ごはんはためらわれたゆえ、ごはんの上にどーんとのせてみた。しょうが焼きべんとう。

・白ごはんポークしょうが焼きのせ
・3日つづけてほくほくかぼちゃ
・3日つづけてゆでたまご
・グリーンビーンズのハム巻き
・ポテトサラダ

今日はすべてうすあじ。これでも。

イームズに今さら出会う

2010-04-09 01:22:58 | エクスプロラトリアム
最近エクスプロラトリアムのラーニングスタジオにイームズのご家族(イームズ夫妻の唯一の娘さん(80歳!)とお孫さん)がいらっしゃり、それがきっかけで私はイームズについてよりよく知りたいと思うようになりました。それまでは世界的に有名なイスのデザイナー、という知識ぐらいしかなかったのに、なんだ、、、この人の考え方すごい!人となりが素敵。どうしてもっと早く知らなかったんだろうと言う気持ちになりました。

彼らのデザインした家具は非常に有名ですが、ガツンときたのは「何を」デザインしたかではなく、「どう」デザインしたかということ。仕事のやりかたがプレイフル、かつ非常に丹念で精巧、情熱的かつシンプル。いつも何かをつくっていた、つねに何かを試作していた、というライフスタイルにとてもひかれます。私はデザイナーではないけれど、イームズの考え方のひとつで最近アタマから離れないのが「生活の質がその人のデザインの質」だということ。彼が残した言葉のなかに、

テーブルに食器を並べるたびに、私は何かをデザインしている。
Every time I lay a table I am designing something.

というのがありました。
これ~!この日常を生きる姿勢。
生活のなかにかくれている美しさに気がつくこと。他人に対する思いやりをこめること。背筋がすっと伸びるような気持ちにさせられます。「こんなもんでいいでしょ」では、ダメなのです。これは、食卓でのふるまいだけでなく、日常すべてに通じる話だよね。

エクスプロラトリアムでは日々たくさんの素敵なことが起こり、私はときに圧倒され(時に無力にもさせられるけど)、でも生きてゆくパワーをもらっています。ラーニングスタジオの仲間達も、こういうことを大事にする人達なのだということがわかってとても嬉しい。あぁ、もっと言葉にしていかないと。

An Eames Primer



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お弁当をつくってみたら

2010-04-08 01:02:13 | ガイコクジン弁当
フィリップは職業柄、一日中研究室にこもり誰ともしゃべらないで黙々とパソコンに向かう毎日。彼にとっては、お昼時にランチのために同僚と外へ出ることが唯一の気分転換タイムだったようで、私はこれまでお弁当をつくったことがありませんでした。けれど最近は外へ食べに出る時間もないらしく、ラボの売店でなにか買ってきて昼食もパソコンの前で食べているのだとか。

それで今日はじめてお弁当をつくってあげました。こちらには日本のような素敵なお弁当箱がないので(持ってくればよかったなぁ)、入れ物は家にあったタッパーだけど。。出来上がってテーブルの上に並べておいたら、まず「ビューティフル!」という反応がかえってきて安心(こんなふつうのお弁当でもビューティフルなのです)。あぁ、よかった。食文化や育ってきた背景がお互いに違うので、なにか新しいことをするときは今でもドキドキです。



そして2つを見比べながら、
「どっちが僕のだい?」だって(日本人だったらこれどう見ても「セット」と見るけどなぁ)。「両方ともだよ」というとまたさらに「ほんと!?」と喜んでいる様子。そして、日本から持ってきたけれど今まで使っていなかった渋めのお箸箱をつけてあげると、またそれも初めて見たようで「なにこれ!クール!箸を持ち歩けるの?」と感動。そして、お弁当をハンカチにつつんでキュッと結びあげると、「わぉ!サムライみたいだ」という。


・・・おかしすぎる。
私はこのガイコクジンのためにおべんとうをつくることをしばらく日課にしようと思いました。

<メニュー>
・(昨日の)まぜごはん
・チーズハンバーグ
・ゆでたまごとブロッコリ
・ほくほくかぼちゃ 

St. Stupid's Day Parade

2010-04-03 23:46:00 | サンフランシスコ
そういえば4月1日、エイプリルフールの日。
いつものようにEmbarcaderoの地下鉄を降り、地上に出たところで、サンフランシスコではエイプリルフール恒例らしいSt. Stupid's Day Paradeというパレードの一行に出くわしました。出くわした時は「あ、これかー!」とすぐにピンと来た。だっていい大人達が「Stupid バンザーイ!」みたいなノリで叫んでるのよ。みんな思い思いのおもしろい格好で。



しかしよく見てみるとと~んでもない人もいたりして、目がテンになってしまいました。例えば、全裸のひととか。スーツにネクタイなんだけど、下はなにも身につけてないおじさんとか(写真にはいませんよ、あしからず)。楽しそうに闊歩してるのね。

なんていうか、、、自由~。
さすがサンフランシスコ。

Sakura

2010-04-02 14:58:36 | サンフランシスコ
去年、4月に初めてカリフォルニアに来たときと同じ匂いが、私をつつむ今日この頃です。春の匂い。不思議と嗅覚は覚えているものなのだね。こちらにはあまりはっきりとした四季はないといえども、やっぱりこの春の匂いは特別。

エクスプロラトリアムに行く途中、いつも通るプレジディオ(Presidio)に寄り道。Chesnut Gateから入ったところにスターバックスと、桜のお庭があります。考えごとするのにいい場所です。やっぱり日本人にとって桜は独特な存在。こちらで見る桜は、ヤシの木がバックだなんてカリフォルニアっぽいね。


去年の4月は京都で母と愛でていた桜(ブログに書かないまま一年過ぎちゃった)。今年は抜けるような青空と、ヤシの木と、エクスプロラトリアムがバックに見えています。あぁ、あれから。いろんなことがあったけれど、ぐるりと季節がめぐったのだと思いました。