Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

サウジアラビア3日目

2012-06-19 15:56:27 | サウジアラビア
いまだ開催されないフェスティバル。
3日目は私たちの休日にするべくホテルでのんびり過ごす。

夜になって、知り合ったばかりの現地ファシリテーターの女の子とそのお兄さんとみんなでビーチへ。サウジアラビアでのビーチ、といっても女性は水着になって泳げるわけもなく、ビーチでもアバヤ着用。車を降りると、外はまるでサウナのような湿気。肌が喜んでるのがわかるけど、とにかく蒸し暑い。海水は温かく、数人泳いでいる人を見かけたけどもちろん男性のみ。


サウジアラビアに来てびっくりすることの連続。
女性の行動はずいぶん制限されてるなぁと感じる(それはイスラム教徒でない私が言っても単なるおせっかいなのだろうけど)。レストランは女性の入り口と男性の入り口が分かれているし(通常レストランには女性用に家族ルームという部屋がある、つまり家族同伴でないなら女性はレストランに出入りできないということ)、カフェでコーヒー買うときも女性用、男性用と分かれている。当然、女性は車の運転もできないから、現地ファシリテーターの女性達はみな運転手の車で出勤する。頭も顔も、目も隠して、体全体からつま先まですべてを真っ黒におおった女性達がふつうにそこらじゅうを歩いているのを最初に見たときはやはり驚いたものだ。


浜辺でライトペインティングをして遊ぶ。
アバヤの中を汗がツトーッと落ちていくのがわかる。ここサウジアラビアに来てから、アバヤを脱げるのはホテルの自分の部屋だけ。部屋から出るときは(例えば朝食をとりに階下のレストランに行くときも)必ずアバヤ。ホテルにはプールやジムもついているのに、これはみんな男性用。女性はそういうものを楽しむことはできない。ここでは女性がプールで水着で泳ぐなんて、、、もってのほか、という感じなのだろう。


夕食に食べたサウジアラビア料理 Mandi(マンディ)。tandoorという特別な巨大釜のなかで炊いた羊のお肉とライス。同席したサウジ人達はみな器用に手でつかんで口の中へ放り込んでいく。

いやぁ、これも実際にやって見るとカルチャーショック。
手で食べる、のは分かるけれど、こんな脂っこい、しかもつかみにくいお料理を手で食べる??やってみるとすごく難しい。手や口のまわりを油でギトギトにしながらも、つかんではパラパラと落ちていくお米の粒を手のひらであてがいながらハグハグと食べてる自分のことがなんだかケモノのように思えるもの(もちろん私が下手なせいだけど)。テーブルもイスもなくて、カーペットの上にビニールシートをしいて、あぐらで車座になって食べる。もちろんパラパラのお米はそこらじゅうに落ちているわけだけど、誰も気にしない。

サウジアラビアは私にとって本当に「異国」!
日本とアメリカ間のカルチャーショックがなんでもないように思えるほど、ここの国は今まで訪れたどの国とも違う。現地ホスト役や、現地ファシリテーター達との交流をとおして、もーっと深く正しくこの国のことを理解したいと思う。

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