サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

海外で活躍した日本人選手

2022-09-26 15:57:36 | 日記

ユーチューブを見ていたら海外で活躍した日本人選手ランキングというサイトを発見した。活躍という定義は難しいし、そもそもリーグが違えば評価も違ってくる。オランダやベルギーで活躍できてもEPL, スペインに行けば何もできないかも知れない。それは置いておいて、このサイトのランキングを紹介しよう。

 

第7位 本田圭佑
本田はWCで通算4ゴールと代表では活躍してきたが、クラブではそうでもない。オランダ、ロシア、低迷期のACミランといまいちビッグクラブで活躍したという印象ではない。今は現役なにかどうか分からないが、まだカンボジアにはかかわっている。

 

第6位 中村俊輔
セルティック時代にスコットランドリーグのMVPを取るなど、クラブのレジェンドになった。しかしその後のエスパニョールではポジションも取れなかった。スコットランドとラリーガの違いに苦しんだ。WCでも大した活躍はしておらず、いまだに現役なのはすごいがもっとフィジカルが強ければどんな選手になっていたのだろうか。

 

第5位 長友佑都
インテルに長く在籍したが、このランキングに入るほどの選手とは思えない。インテル時代の最後のほうがミスが多く、サポから罵声をよく浴びていた。

 

第4位 岡崎慎司
マインツ時代の2シーズン連続二桁得点、レスターシティでの優勝に貢献は目立ったが、その後は都落ちが続く。レスター時代のチームメイトは、マフレズ、カンテなどスーパーな選手が多かった。

 

第3位 中田英寿
海外でのパイオニアとしての中田はこのランキング1位になるべき存在。中田が活躍したからこそ、次の日本人選手たちが移籍できたわけだ。いわばMLBの野茂のような存在だろう。今は何をしているのだろうか。

 

第2位 長谷部誠
ブンデスで長くプレーしているフランクフルトのレジェンドとは思うが、守備の選手はどうしても評価が低めになる。長谷部は将来的に指導者をめざしていて、日本代表の監督になる日も近いか。しかし指導者としての実力は未知数。

 

第1位 香川真司
ドルトムントの最初の2シーズンとマンUでの1シーズン目はスーパーだった。それ以降どんどん劣化していったので、同じ選手でこれほどまでに急激に評価を落とした選手もそうそういない。2011/2012のDFBポーカルのバイエルンとの決勝での1G1Aはすごかった。香川の選手人生のハイライトの試合だった。そろそろ日本に戻ってもいいのでは。

 

このランキングに加えるとすれば何といっても小野伸二だろう。怪我が多かったし、オランダでの活躍ではEPLやブンデスと比べると評価が下がるのかも知れない。中田、中村俊輔、長谷部を除けば他の選手は2010年以降の活躍になるし、彼らより後の選手たちで活躍した、していると言えるのは鎌田、古橋、久保くらいか。

 

 

香川 真司 | サッカーキング

このユニフォームは似合わないよ、


監督は試合中に戦術を変更しないのか

2022-09-25 09:59:29 | 日記

Web Sportivaの浅田真樹さんのコラムに気になった部分があった。アメリカ戦についての森保監督のコメントを紹介しているが、後半からアメリカが4バックから3バックに変更してきて日本のプレスをかわそうとしてきた。その結果、前半ではハマっていた日本のプレスがきかなくなり、アメリカが押し込んできた。

 

それに対して森保監督はつぎのようにコメントしている。「日本も3バックに変更して対応することを考えたというが、「うまく守備でミスマッチに対応しながら攻撃に移れるなら、相手もミスマッチに対応しないといけない。そうなれば、攻撃のメリットがより大きく出るかなと思った」と、すぐに手を打つことなく、しばらく静観。その結果、「多少後手を踏んだが、問題なく修正してくれた」。

 

そして「私が素早く手を打つべきというのもあるが、公式戦では選手の対応力を生かして試合をしていかないといけない。そこはいいトレーニングだと思い、早く(フォーメーションを)変えることは決断しなかった」と続けた。

 

分かったような分からないようなコメントだが、要するに後手を踏んでもいいから選手に自由にやらせるということだ。では後手を踏んでいる間に失点して試合に負けたらどうするのか。普通の監督ならば相手の修正に対して5分後には自分も修正できる。失点したくないからだ。

 

ボランチの守田は試合後のコメントで「「もっと早く対応できると思う。そこは個人戦術の部分になるが、もう少し突き詰めることができる」と話していた。試合途中の戦術修正は監督のもっとも重要な仕事であり、だからこそ監督がいるんだろう。

 

それなのにしばらく静観して、選手に任せるような監督ならば不要である。試合にでている選手の誰かにプレイングマネジャーでもやらせればいい。思い起こすのは2019年方0ルでのアジアカップ決勝である。カタールが3バックで来たのにそれに対応できずに、ズルズルと致命的な2失点をして敗戦。

 

あの時一部の選手は相手の3バックに対応するための修正の必要性をすぐに感じていた。選手が分かるのだから監督だってわかるはず。しかし森保監督は何も手を打たなかった。そして負けた。なんという無能な監督。

 

守田英正「試合に出てなんぼ」 W杯予選12日オーストラリア戦へ ...

お前がプレイングマネジャーをやれよ、守田君。


アメリカ戦 2-0

2022-09-24 09:22:36 | 日記

アメリカは予想外に弱かった。前半は日本のプレスに苦しみ、後半はかなり押し込んできたがそれでも決定機は少ない。プリシッチが欠場、これがベストメンバーかどうか知らないが、これから戦術を落とし込むとか監督のやることは多いのだろうが難しそうだ。まあアメリカの心配をしても意味ないか。

 

日本は好調の鎌田を起用するために4-2-3-1に変更したのか、4-3-3からの変更は唐突に見えたが森保監督はやっとまともな采配ができるようになったのか。しかし後半に押し込まれる時間帯が多かったにもかかわらず、それを対応するための戦術の変更もなかった。ああいう臨機応変にできないところが不安である。

 

攻撃は鎌田がキレキレだったがもっとゴールを決められたはず。伊東純也はもっとできるはず。これに左に置いた久保が攻撃に絡めば鬼に金棒かも知れない。交代要員あるいは先発の他のオプションを誰にするのかなど、攻撃陣は豊富だから面白い選択になりそうだ。

 

懸念材料はやはりCBの吉田だ。後半に吉田のクリアミスからピンチを招いたし、相手のシュートに体の寄せ方が甘いシーンもあった。アメリカ相手だから失点しなかったが、ドイツ、スペインだったら確実に失点である。板倉の負傷は本当に痛い。

 

エクアドル戦はメンバーを大幅に変更するのだろうが、遠藤と守田のボランチ、鎌田のトップ下は鉄板になったのだろうなあ。

 

さすがの飛び道具のゴール。


最初で最後のワールドカップ

2022-09-23 08:59:56 | 日記

スポナビに出ている田中碧のインタビューに、面白い発言がある。それは彼にとって「カタール大会は、最初で最後のワールドカップ」であるということだ。これは32チームで開催される大会は、カタール大会が最後になる。32か国出場の中でベスト8以上を狙う最後の大会と位置付けている。

 

なるほどね、2026年大会は48チーム参加になるし、全く別物と考えているわけだ。違った視点から見れば、2026年大会のフォーマットでは日本が決勝T, ベスト8以上に進めるのは不可能と考えているのだろう。

 

2026年大会は48チームを3チームずつ16グループに分ける。各グループのうち、上位2チームが決勝T, つまりラウンド32、ラウンド16と進んでいく。仮にグループの中にブラジルと他の強豪がいれば、上位2チームに入るのは限りなく不可能である。そして決勝Tもラウンド32,ラウンド16とハードルが高くなる。ベスト8以上なんて雲の上だろう。

 

選手も同じ認識であるわけで、田中碧にとってのカタール大会は、最初で最後のワールドカップという発言になったわけだ。しかしドイツとスペインと一緒であることは、2026年大会の前哨戦であるようにも思える。

 

最初で最後のワールドカップ。


カタールWC日程を考える

2022-09-22 15:34:34 | 日記

残り2ケ月を切っているカタールWCだが、普通の大会は6月開催だから11月まで待たされるとWCという気分にならないし、世間一般の関心も薄いように思える。これはヨーロッパのシーズンが始まっていて、中断をしてそこから1週間くらいで大会が開幕するという尋常ではない日程も関係する。

 

いつもは合宿に入り、2-3週間の準備期間がありその間で2-3試合の調整試合がある。前回もスイスとパラグアイと試合をした。今回は直前にカナダと試合をするが、それは気候への順応、選手のフィットネスの状況などをチェックするという意味合いのほうが強い。従って選手起用、戦術の確認などは今回のアメリカ戦、エクアドル戦しかないし、これでうまくいかないとぶっつけ本番となる。まあこれはどの国も同じかも知れない。

 

このようにカタール大会は問題は多いが、最大の問題は普通6週間程度の日程なのに、それを4週間にぶち込んだことだ。開幕は11月21日、決勝は12月18日であるから正味4週間もない。ユースの大会じゃないんだからこんな日程は論外である。

 

このために1次リーグは中3日で試合をこなす。ユースの大会よりはましだし、カタール国内の移動はないに等しいからいいようなものの、第1戦の次の日はクールダウン、その次は戦術練習、その次は移動日といったところか。メンバーを固定すれば選手は疲弊すること間違いなし。ドイツ戦とスペイン戦は同じメンツにして、コスタリカ戦はメンバーを大幅に変更するくらいの大胆さが必要。

 

どうせ勝てないのは分かっているんだから、みんなで大会をエンジョイするつもりで選手をローテーションすべき。みんなでWCを楽しもうではないか。他の国も似たようなことをしてくるはずである。