チェルシーのトゥヘル監督が解任された。後任はまだ発表されていない。このトゥヘルという監督は、名将なのかどうか。マインツで５シーズン。弱小クラブを中位以上にした功績はあるものの、その後はドルトムント、PSG, チェルシーとステップアップを続けた。しかしどこも２シーズンばかりだった。PSGは勝って当たり前の戦力だが、クラブ史上初のCL決勝進出を果たしたし、チェルシーではCLを制覇している。
結果だけをみれば名将と言える。しかし今季のチェルシーは不振でCL第１節のザグレブ戦に負けて解任された。リーグ戦開幕からたったの５試合だからずいぶんと解任が早いが。この人の場合は２シーズン周期だからこんなもんだろう。
岡崎によれば「変人」だが、戦術を柔軟に変化させて試合中でもころころと変えるから、日本代表監督にはもってこいと思うが、トゥヘルに見合う年俸をJFAは負担できないだろう。昨季のチェルシーでのトゥヘルの年俸は１０億円くらいと言われているので、とてもではないが不可能。それにトゥヘルは代表監督をしたことがないので不向きかも知れない。
トゥヘルはいつも解任されているが、最近の名将といわれている監督の中でクラブから解任されたことがない監督がいる。それはペップだ。バルサ、バイエルン、マンCITYとビッグクラブを渡り歩くも解任されたことはない。
他の名将監督、モウリーニョ、アンチェロッティ、コンテ、ポチェッテイーノなどはよく解任されている。長期政権をしたファーガソンとかヴェンゲルは別として、名将といえども成績が悪ければ解任される。解任されないペップはやはり偉大だ。
玉突き人事でセルティックのポステコがブライトンの監督に引き抜きされるという噂が出ているが、シーズン序盤でそんな大技を使うとは思えない。
マインツ時代のトウヘル。まだ髪の毛が残っている。