サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

9月の代表2試合と大迫

2022-09-21 09:12:27 | 日記

アメリカ戦、エクアドル戦とWC本大会前の最後の親善試合が行われる。直前に1試合あるがそれは調整用だから、今回の2試合で選手起用を確定させるというのが常識的な考え方だ。というか、もうWC初戦のスタメンは決めていて、今回の大会は過密日程だから選手をどのようにローテーションさせるのか、3試合ともメンバーを固定して途中交代でタイムシェアさせるのかという確認のための2試合だろう。

 

ただし今回は30人も呼んだ。板倉、浅野が間に合わない可能性もある。コンデイションの上がらない大迫を待っているなどなど、不確定要素があるからだろう。大迫が間に合えば最初から先発起用するというのであれば、他のFWの選手のモチベーションは一気に下がる可能性も出てくる。これまでの強化試合、練習はなんだったのかという疑問が出てくる。

 

前節の神戸対G大阪戦で大迫は2ゴールをあげた。1点目はPK、2点目は後方からのパスを1トラップして、トーキックでシュート。なかなか絶品のゴールだった。しかし神戸では5月以降の先発フル出場はないし、先発に復帰したのは8月の2試合だけ。9月に入ってからは前節のG大阪戦で途中出場での45分だけ。とてもコンデイションが上向いているとは思えないし、フィットネスもまだまだ。

 

仮に大迫をWCに召集できるとしても、途中交代からの起用、スーパーサブがいいところだろう。大迫に依存することはあきらめて、好調な久保をクラブと同じ2トップで起用してそのためにフォーメーションを変更したほうがいい。4-4-2にすれば、2トップに久保と鎌田(または伊東)、右サイドに堂安、左サイドに三苫とするのも悪くない。

三苫はブライトンでほとんど試合に出ていないので、コンデイションが悪いかも知れないが、好調な選手を起用すべき。でも森保監督はこんなことはしないだろうなあ。

 

 

大迫勇也、復活の圧巻2発! 神戸13位浮上、G大阪17位転落 エースFWに絶賛「半端ないって!」「エグい」(FOOTBALL ZONE) -  Yahoo!ニュース

G大阪戦では圧巻のゴールだったが。


中村憲剛インタビュー

2022-09-20 09:07:20 | 日記

今日の東京新聞に中村憲剛のインタビューが出ている。Jリーグの特任理事として母校の中大でゼミの学生とどのようにサッカーを盛り上げるかを格闘している。WCでの日本の活躍がサッカー人気を左右するなどなど。言っていることは分かるが、ヨーロッパのようにサッカーが文化、生活の一部になるのは、日本では不可能だと思う。

 

まずヨーロッパでは100年以上の歴史を持つクラブがごろごろしている。スポーツといえばサッカーしかないような国に憧れるのは自由だが、そこに追いつこうというのは無理だ。日本ではまず野球がある。プロ野球はもちろんのこと、高校野球、学生野球などカテゴリーも多い。そして歴史も長い。Jリーグはまだ30年。80年以上の歴史があるプロ野球に追いつくのは無理。

 

先日等々力スタジアムでフロンターレの試合を観戦して感じたのは、スタジアムに来る2万人は非常に盛り上がっている。多くのスタジアム周辺の住人は自転車で来ていた。自転車置き場は自転車だらけで、駅前の自転車置き場の様相である。まさしく地域密着型だ。

 

対戦相手の鹿島のサポも声出しはできないが、拍手、手拍子でほぼ全員がリズムを美しく合わせる。だれも間違えない。かなり練習しなければあの手拍子はできない。彼らの盛り上がりもすごい。しかしこれらの盛り上がりはあくまでも局地的で、地域限定である。

 

Jリーグサポの熱気をサッカー素人に伝播させるのはどうすればいいか。一朝一夕にはできないし、20年、30年かけるしかない。それにはまずJリーグ選手の年俸を上げて、日本でも2億、3億円を簡単にかせげるようにして、若手の選手が海外に流出しないようにする。流出しても現役バリバリの時にJリーグに戻ってきてもらう環境を作る。日本代表で活躍する選手がその半数がJリーグでプレーしていればそれらの選手を見ようとJリーグが盛り上がる。

 

事は簡単ではないが、選手の年俸を上げることがJリーグを盛り上げる一歩だと思う。

 

選手や指導者などサッカーに関わる人以外の層をどうサッカーに巻き込んでいくかについて語る中村憲剛さん

頑張れ憲剛さん。


ラリーガ 第6節 レアルソシエダ対エスパニョール 2-1

2022-09-19 10:25:51 | 日記

久保は2トップで先発。ただしトップというよりも左の大外に張って、時々中に入る。これまでは左右に動き回るフリーマンだったが、この試合では左ウイングのような張り方だった。本来はもっと自由に動き回るほうがいいのだが、今後も左に固定されるかどうかは監督の戦術次第。

 

トップのセルロートというノルウエー人のFWは、あまり動かない真ん中にいるタイプ。背も高くてフィジカルも強い。かといってポストをするわけでもないし、空中戦をするわけでもない。ソシエダはボールをつないでいくので、もっと動き回る偽9番のようなFWのほうがいい。

 

何よりもセルロートは足元にボールをもらってもつなげないし、ボールロストも多い。この試合ではたまたま自分の前にボールがころがってきて、それを決めてのごっつあんゴールだっただけ。チーム戦術と合っていない。しかしFWは怪我人が多いから他にいないのだろう。

 

試合後の久保のインタビューを見たが、チームも自分も楽しいというようなことを言っていた。この試合で勝ち点3を得てやっと10位に浮上。EL圏内までもう少しだが、この戦力でCL圏内にいくのはしんどいか。監督はバルサやレアルマドリードは2チーム分の選手がいるが、ソシエダはローテーションで回していくしかないと理解している。

 

レアルマドリードとバルサがいて、アトレチコ・マドリード、セビージャなどがいるラリーガは厳しい。

 

左サイドに固定されるとゴールチャンスは限定されてしまう。

 


週末雑感、 中島翔也

2022-09-18 16:27:11 | 日記

何といっても衝撃的だったのは、中島翔也のトルコでのデビュー戦での22秒の一発レッドである。ボールにも触れずにレイトタックルに行き、深く入りすぎて相手を倒した。デビュー戦ということで気合が入りすぎたのか。最初はイエローだったのにVARでレッドに変更。まあアンラッキーともいえる。

 

しかしこの試合では中島が出てくる前に両チームに一人ずつレッドが出ていて、主審がレッドを出しやすいことを認識すべきだった。中島の家族がスタンドに来ていたらしく、母親とおぼしき人が涙を流していたそうで、それをしっかりとカメラで拾われていた。これは悪趣味である。

 

一発レッドだから2-3試合の出場停止だろうし、国際マッチウイークもあるので、次に出場できるのは1か月くらい先になるかも知れない。どうこうしているうちにWCに入るだろうし、中島のトルコでの本格デビューは年明けになるだろう。ついていない中島翔也。

 

フランクフルトの鎌田はチームの3ゴールすべてに絡んだ。FKをたたきこみ、CKからのアシストと1G1Aという活躍。とはいえ相手のGKがあまりにも下手だったせいもある。まあそれでもゴールはゴール。

 

長谷部はCLマルセイユ戦に続いて先発フル出場。大活躍である。板倉の代わりとして代表に復帰してもらうほうがいいのではないか。

 

出場15秒で一発レッド。


代表メンバー30人発表

2022-09-17 10:15:10 | 日記

アメリカ戦、エクアドル戦のメンバーはいつ発表されるのだろうかと待っていたが、なんと15日にすでに発表されていた。スポーツメディアは毎日チェックしていたのだが、そういう記事を見落としていた。ラージグループの召集ということで緊迫感が不足しているから、メディアの興味も薄いのか。

 

さて板倉はもうWCには間に合わないだろう。本大会に呼ばれる可能性もあるが、あくまでもバックアッパーだろう。堂安も負傷したがまだいつ復帰できるかなどは発表されていない。2か月前での負傷者の続出は痛い。

 

スポーツメディアにもいろいろ記事がでているが、この時期に及んで攻撃陣の骨格ができていない。大迫ありきで何年も費やし、大迫が間に合わないかもしれないとなって、その代役あるいはBプランがない。クラブで調子のいい選手を適材適所で起用すれば何とかなるだろう。問題はクラブで出番がない南野と三苫に依存しているなど、すべてがちぐはぐである。

 

この際、4-3-3でも4-4-2でもいいが、2トップ(あるいは1トップにインサイドハーフの片方をセカンドストライカーにする)に古橋と久保、右に伊東、左に鎌田か三苫。試してほしい起用方法はいくらでもある。しかし試せるのは2試合のみ。このまま時間切れになるんじゃないか。

 

最悪は大迫を無理に引っ張り出してきて、左に南野を起用すること。全く機能しないことは容易に予想できる。ほとんどプレーしていない選手を出して、戦術もなく試合には惨敗。大迫不在に対する戦術の修正など、どうして準備してこなかったのだろうか。不思議で仕方がない。

 

町野 修斗

大迫の代役になれるのか町野君。